2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会が始まり、これからの1ヶ月はメディアもW杯の話題で持ち切りになる事が予想される。まあそんな情勢に便乗しようと思ってか笑、極めて気まぐれ的ではあるが、天才と言われるリオネル・メッシのホロスコープでも考察してみようと思ったので書く。
ふいにそう思い立った経緯には、メッシ好きを自称する小柳ルミ子氏が最近やたらサッカーヲタぶりを発揮していて、中でも「メッシ、メッシ」を連呼するので気になった、というのがある。ただ個人的にはサッカー事情にあまり詳しくないので、せいぜいwikipediaに載っている程度のニワカ知識しかないのは我ながら残念ではあるが笑。
メッシを阻んだ身体的ハンデ――ホルモン異常による成長ストップ
1987年6月24日、アルゼンチンのロサリオで生まれたメッシは、割とサクセスストーリーには定番の、いわゆる貧しい家庭環境で育ったらしい。父親はイタリアからの移民だったという。
ここからは有名な話なのでかいつまむが、メッシは11才の頃にホルモン異常が発覚し、成長が止まるという病気になった。今でこそメッシの身長は治療を経てようやく170cmあるかないかまでになった。しかし、いわゆる大型フォワードがゴール前で有利なのは言うまでもない。ちなみに同じくサッカー界のスーパースター、クリロナ(=クリスティアーノ・ロナウド)の身長は187cmある。クリロナもメッシもポジションはフォワードだが、メッシはそうした身長のハンデをモノともせず、無類の天才ぶりを発揮しているわけだ。
メッシの1ハウスには月と金星があって、これらはホルモンを司る。なぜならホルモンは腎臓に関連するからだろう。この月と金星が射手座の土星と180度でアスペクトしている。射手座は高身長と関連付けられることがあるが、これはルーラーが木星であることや、火のサインであることなどが由来と思うが、土星はそれを制限する天体である。つまりメッシの月や金星は土星からの制限を受け、ホルモン異常を起こし、それが身長に現れたのではないか。
ちなみに11才といえば水星の年齢だが、メッシの水星はこの射手座の土星とタイトな150度である。150度はダイレクトに現象が出るわけではないが、そこでの内部調整を余儀なくされるというアスペクトだ。
運命のターニングポイント――FCバルセロナ
いずれにしてもこのホルモン異常のため、アルゼンチンの地元のサッカークラブは若きメッシの才能を認めながらも、契約を見送ったのだった。
ところが13才のときに運命の扉が突如開く。
スペインリーグのFCバルセロナのテストを受け、その才能を見出されたのが、結果的に彼のターニングポイントになった。
FCバルセロナはメッシとその家族に対してスペイン・バルセロナへの移住、そしてその後の治療費の全額負担を受け入れた。現在のメッシの活躍を考えれば、FCバルセロナにとって安い買い物だったかもしれない。いずれにせよ、これによって天才メッシが始動したと言っていい。
13才といえばまだ水星の年齢、日本ならまだ中学生だ。
メッシの水星はMCと120度なのである。つまり13才にしてすでに後の社会的立場を明確にし、水星=技能を使って身を立てる、という暗示どおりの人生ラインとなった。ちなみにメッシの水星の近くには火星がある。火星はスピードの早い性質だ。これはとっさの判断のスピードに関わる。
ちなみにこのFCバルセロナに見出された頃、トランジットの冥王星が射手座に入っており、ちょうどメッシの土星に重なる形になっていた。土星における冥王星は、プレッシャーを乗り越えるという意味もある。つまり生まれ持ったハンデを乗り越えた形となった。
メッシの太陽――復活力、そして到達しうるキャパのデカさ
それもそうだが、メッシの太陽は冥王星と120度なのである。
つまりメッシの太陽には「復活力」がある。
ついでなのでこの太陽に関して言うと、2ハウスなので生まれ持ったセンスがある。しかもそれは蟹座2度なので、直感的に答えを導き出すことができる、というセンスではないか。これが8ハウスの海王星と180度なので、メッシにはなにか不思議な世界からのホットラインがあるように感じる――本人が自覚しているかどうかは別にして。
さらに、この海王星は「預言者」の度数なので、なおさらそれは確信的に思える。
すでに述べたように、メッシの太陽は6ハウスの冥王星から120度だ。これは6ハウスの事柄が常識を超える事を暗示している。6ハウスは大抵の場合、仕事や勤務を表すが、彼の仕事はサッカー選手である。
そこでの仕事っぷりは常識を超えて、時に支配的(カリスマ)なのである。
メッシの太陽は、本人の目標が大きければ大きいほど、それに応える可能性を持っている。こじんまりした人生目標で、この太陽を満足させてはならないと思う。(そういう人は実に多いが)
ホロスコープは究極、自分の生き方の選択肢の幅なのだ。
シェアト、マルカブ、そしてシリウス
メッシが生まれた瞬間、ペガサス座のシェアトとマルカブが天頂にあった。シェアトは恵まれた身体的能力をもたらし、マルカブは身体やメンタルの安定性をもたらす。
そしてメッシの若い頃に身体的なストレスをもたらした月・金星・土星には、ライジングでおおいぬ座の一等星シリウスがパランをしている。
シリウスは地球から見える恒星の中で一番明るく輝く(※太陽除く)。シリウスは古代エジプトでは女神ソプデトとして崇拝されており、シリウスがヘライアカル・ライジングになるタイミングを元にして、エジプト暦が作られたとされる。
シリウスのパランはダイアナ妃やリンカーンにもあったことで知られ、民衆にもたらす影響力は絶大であり、それは後に伝説的存在とさえなるほどのものだ。
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