で災害つながりっていうと非常に不謹慎になるが、東日本大震災のことを題材にした小説「美しい顔」のパクリ疑惑騒動で、著者の北条裕子氏がコメントというか謝罪を発表した件。
講談社は逆ギレ?
実際、作品を読んでいないので内容についてはさておくが、この「美しい顔」は当初非常に評価の高かった作品らしく、講談社の第61回群像新人文学賞を受賞し、第159回芥川賞の候補に選ばれていた。
だが報じられているように、この作品には他作品との類似点が何箇所もあったのと、それに対して参考文献の明記がしていない、いわゆる無断パクリが指摘されていた。にもかかわらず新人文学賞に選んじゃった講談社は、群像2018年8月号に謝罪文と参考文献を掲載したが、他の出版社からそれで済む問題じゃないだろ、っていう批判。
そうした批判に対し講談社は、作品の根幹には関わらない、著作権法にも抵触してない、と「美しい顔」をWeb上で無料公開したって流れらしいけど、そもそも新人文学賞を選ぶ時に、主催である講談社は作品の盗作チェックはしないものなのだろうか。普通に考えてやるべきことのような気がするのだが・・・それを怠った上に逆ギレ?
いずれにしても擁護派・批判派入り乱れてけっこう大きな問題になってる。中には「文学にもサンプリングっていう分野ができてもいい」ってなかなかエッジの効いたツイートもあったりして笑えるが。
少年Aに似た流れ
思い出すにこの流れって、以前に少年Aが「絶歌」っていう作品を書いた時、「なかなか文才あるじゃん」っていう派と、そもそも被害者のことを思ったら出版なんて許せない派っていうのがあったのとちょっと似ているのかな、って思えなくもなくて。つまり論点が双方違ってて、片や作品そのものに言及しているのに対して、もう一方はそれ以前の問題で叩いてる構図。
この場合も、読んでいないくせに批判するな、とばかりに作品の内容自体を重視してる派と、内容がどうであれそもそもパクリ自体がいけないことだ、っていう派の対立構造みたいな。確かにこの作品を絶賛している人は識者含めけっこういるし。
ただ講談社も「美人作家」っていう話題性的な付加価値に囚われてはいないのかな。作者が青学出身才媛っていうのもあるだろうけど、それよりググると出てくる北条氏のあのモデルの宣材写真みたいなの、純粋な文学作家っていうイメージにプラス効果あるのかどうか。いや美人なのはけっこうなことだけど、いかにも「私を見て~」が強すぎ要素みたいな。
こんな写真SNSみたいなのもあるみたいだし(本人のものかは不明)
→北条裕子 model (@hojoyuko)
講談社と北条裕子氏のホロスコープの関係
そんなわけで講談社のホロスコープを見ると、天秤座の火星にトランジットの冥王星が90度で、今はタイミング的にいかにも逆ギレはありって感じで、しかも北条氏の海王星が講談社の水星に乗ったりして、理論が破綻しそうな印象。
北条氏のホロスコープは太陽が木星と120度なんだけど、その木星が冥王星と90度なわけ。これは先程の過度な「私を見て~」に通じると感じてる。それとちょっとルール度外視してやりすぎっていう暗示もあって、まあでもこれくらいはよくあるっていえばよくある。
ただけっこう大きなポイントだと思うのは、この人は火星が乙女座の中央なので、どこかで一度ガクンと落ちる暗示はあるんだよね。今ハードだし。
まあ純粋な才能ならば評価されてしかるべきだし、ならば一切パクリ無しの作品で正々堂々と勝負してもらいたいものだけど。
詳しくは→こちら