12月5日はネルソン・マンデラ氏の命日――南アフリカの民衆を救った人物の占星術的背景

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12月5日はネルソン・マンデラ氏の命日だそうである。
マンデラ氏は、南アフリカ共和国でフレデリック・デクラーク氏とともに人種差別政策「アパルトヘイト」と戦い、ついには撤廃へと導き、ノーベル平和賞を受賞した。

アパルトヘイト=非白人への徹底的なディスり

アパルトヘイトは人種隔離政策とも呼ばれ、南ア国民を「白人/混血/アジア人/黒人」と4つの人種に分けて差別化した制度である。このアパルトヘイトにおいて、有色人種は住む場所の分離はもとより、政治参加も認められず、仕事の制限、教育の制限、白人とのSEX禁止、デモさえ弾圧され、徹底的にディスられた。

南アフリカは1910年代(当時南アフリカ連邦)頃から、人種によって職種や賃金を制限する制度が導入された。そして1927年には異人種間の性交渉が禁じられるまでに差別がエスカレートしたのだった。ついに1948年に国民党が政権を握ると、より徹底した人種隔離政策が確立されることになる。

この制度により、非白人は人生の夢にチャレンジすることさえ許されなくなった。

ネルソン・マンデラ氏の投獄

それ以前から「アンチ・アパルトヘイト」に身を投じていたマンデラ氏は、積極的に陣頭に立って体制と戦い、自由民主主義を訴えていた。

しかし「出る杭は打たれる」の通り、1962年にマンデラ氏は逮捕されてしまう。その後1964年の裁判で国家反逆罪により終身刑となり、投獄された。

獄中でマンデラ氏は結核を始めとした病気になるも、勉学を続けた。一方で囚われの身ながら解放運動のカリスマのような存在となり、世界中から釈放を求める声も高まっていった。

27年間におよぶ獄中生活の終焉

1980年代になると、アパルトヘイトのような差別制度はもはや時代遅れとなり、その腐敗臭が世界中から非難を浴びるようになる。各国は南アに対し文化交流を遮断し、経済制裁をする流れになっていた。

しかしその頃の日本はこうした世界の流れに反し、南アの最大貿易相手国になっていたのは残念なことだ。これに対し1988年に、日本は国連から遺憾の意を表明されている(ガルバ声明)。ただ、その後バブル崩壊で撃沈するのだけど。

そんな中でデクラーク氏が大統領になり、1990年にマンデラ氏はようやく無条件釈放された。実に27年に及ぶ獄中生活であった。その後アパルトヘイトは急速に解体され、1991年に終わりを告げたのである。

ノーベル平和賞・大統領就任

1993年にノーベル平和賞を受賞、翌1994年には南アフリカ初の「全人種による選挙」が行われ、マンデラ大統領が誕生した。ようやく全ての子供が夢をみられる国になった。

――そんな国から、イーロン・マスク氏が生まれたのは感慨深い。(まあ白人系だけど)

マンデラ大統領は全人種の融和を重点にした政策を行い、1997年に辞任。
2013年12月5日に死去した。

南アフリカの人民を救った人だった。

ネルソン・マンデラ氏のホロスコープ

ネルソン・マンデラ氏:ホロスコープ

ネルソン・マンデラ氏:ホロスコープ

一応astro.comなどによると出生時間は14:54となっているが、出生証明があるわけではなさそうなのでハウス関係なく見てみる。

このホロスコープは蟹座の木星・冥王星なので、いかにも民衆の代表を示すものである。この木星は「吊るされた男」の度数で、より大きな価値観に従う性質だ。

獅子座に土星と海王星があった世代なので、制限(=アパルトヘイト)をぶち破りたい意志が見えるが、一方で蠍座の月は囚われてしまう。投獄された1964年というのは蠍座に海王星があったので、その頃に体制の犠牲者になることが暗示されていた。

結局1990年という、山羊座に土星・天王星・海王星が集まった時代=つまり東西ドイツ併合とかの、枠組みが変わる時代まで待たなければならなかったのは、生きた時代そして生まれた国の犠牲者だったろう。

マンデラ氏へ影響を与えた恒星たち

しかしこういう大きな事を成し遂げた人には、個人的にどうしても太陽系外の「恒星からの影響」というのに興味が出てしまう。するとやっぱり、というものがいくつかあった。

まず、マンデラ氏の水星にはケンタウルス座α星のトリマンがパランしていた。トリマンは間違えたものを修正するが、そこには犠牲が伴う。というか、そもそもトリマン(や兄弟星のアゲナ)のパラン自体が、あまり他に例を見たことがなく、非常にレアだと思う。ほとんど見たことがない。

また彼の戦う力である火星はアルヘナとパランしており、これも使命のためにいったん逆境に陥る。しかし一方で火星はファシーズやヴェガといったカリスマ・リーダーとしての性質を帯びているのである。こうした恒星らは、彼の成し遂げた事に少なからず影響をもたらしたと思う。

マンデラ氏の土星はロイヤルスターのアンタレスとパランしていた。

アンタレスは100か0か――人類を救うか非業に終わるか。これを持つジャンヌ・ダルクはフランスを救ったが、火あぶりで処刑された。しかしそのカリスマ性は今もって消えない。

南アフリカの人民を救ったネルソン・マンデラ氏に敬意を表したい。