【自殺者も】韓国が震撼、ネット性犯罪「n番部屋事件」26万人が関与、容疑者が逮捕され身元が公開

自殺者まで出ることに

2020年3月27日未明、韓国の漢江で40代の男性が飛び込み自殺をした。

遺書が残されており、こう書かれていたという。

「“博士の部屋”に入金したのだが、それがこんなにも大事になるとは思わなかった。被害者たちと家族、知人に申し訳ない」

【出典元】“n番の部屋”事件に加担した40代男性が自殺…「こんなにも大事になるとは」と遺書に綴る/スポーツソウル

「n番部屋」事件

日本の主要メディアはあまり取り上げていないが、いま韓国を震撼させる前代未聞のネット事件が問題になっている。

「n番部屋事件」あるいは「n番ルーム事件」と呼ばれ、のべ26万人以上が関係していたと言われる大規模なデジタル性犯罪事件である。

この事件のスタートは2018年後半からと言われ、「Telegram」というチャットアプリを利用して女性の性的画像・動画などが共有された。Telegram内に会員制の鍵付きチャットルームを開設し、フォロワーから料金を徴収して女性の性的画像などが共有されていたという。

これらのチャットルームはそれぞれ「1番目の部屋」「2番目の部屋」・・・などに分けられ、課金額ごとにより過激な画像が見られるようになっていたようだ。これが「n番部屋」と呼ばれている理由。

自殺した男性は、料金を支払ってこれらのチャットルームを利用していたようだ。事件が公になるにつれて、良心の呵責に耐えられなくなり自らの命を絶ってしまったのだろうか?

なお遺書にある”博士”というのは、これらのチャットルームを最近まで管理運営していたのが「博士(パクサ)」というハンドルネームの人物だったという。

会費別

上に書いたように、チャットルームはそれぞれランクによって課金額が違っていたという。料金はランクの低い順から

・レベル1 → 20万ウォン(約1.7万円)
・レベル2 → 60万ウォン(約5.3万円)
・レベル3 → 150万ウォン(約13.3万円)
※2020年3月31日現在のレート
と相当な額だったようだ。

なお支払いには、足がつかないようにビットコインなどの仮想通貨が使われていた。さらにプラットフォームになったTelegramは、セキュリティの高さがウリだったために利用されたと思われる。

女性を脅す手口

この事件が社会的問題になった理由は、このチャットルームで配信されていた画像などが、女性たちを脅して撮影させたものだったということ、そしてそれらがかなり過激な内容だったことだ。

手口としてはまず、ツイッターなどにアカウントを持っている女性に「高額アルバイト募集」などの謳い文句で誘い、採用のために個人情報や口座情報などを出させた上で、画像などを提供させた。

――ここから地獄が始まる。

その後、要求されるレベルが上っていくという。これを元に「家族や友達に見せるぞ」などと脅して、さらに過激な画像を強要していた。女性が拒否すると、本当に画像を家族や友人にばら撒かれたという。脅された女性の中には中学生などもいたとのこと。

さらに「もっとひどい目に遭いたくなければ他の女を連れてこい」などと脅迫し、知人などを勧誘させていたとも。

被害に遭った女性は少なくとも74人に上り、そのうち16人が未成年だったという。また中には身体に「奴隷」という文字を彫らされた被害者もいるようだ。

相当過激な内容

n番部屋で共有されていた画像などの内容は、かなりエスカレートしたエグいものだったという。

※過激な表現があるため閲覧注意

また、こうした手口が成功したことでビジネスモデルとなり、同じようなチャットルームが乱立したという。

引き継がれて現在に

もともと「n番部屋」のチャットルームを創設したのは、「ガッガッ」というハンドルネームの人物だったようだ(高校生だったという噂もある)。このガッガッは2019年2月頃に姿を消したと言われている。

これを引き継いだのが「ウォッチマン」というハンドルネームの人物で、2019年9月頃まで活動していたもよう。ウォッチマンは8つの部屋を運営していたという。

そして2019年9月頃から台頭してきたのが「博士」のハンドルネームを持つ人物。この頃にウォッチマンは突然姿を消したと言われる。博士は3つの部屋を運営し、そこに料金を払って入室したのが、上記の自殺した男性だったのだろう。

これらの部屋に料金を払って入室していた人数は、各部屋で数千人~数万人ほどいたそう。重複なども含め、のべにして26万人あまりが関わっていたという。

そして被害に遭った女性は、画像だけでなくチャットルーム内で電話番号などの個人情報を晒されるという、悪夢のような仕打ちに遭った。

「博士」逮捕

2019年9月にElectronic Timesが「n番部屋」について報じ、大きな問題となる。

2020年3月17日、韓国の警察は「博士」とそのグループ14名の計15名を逮捕したと発表。

翌18日、韓国大統領府の国民請願掲示板に、「博士」の身元開示を求める嘆願が上がった。20万人以上のオンライン署名が集まると、大統領府は何らかの回答をしなければならないのだが、数日間で200万人以上の署名が集まった。

これを受けて3月23日、「博士」=チョ・ジュビン容疑者(現在25才)の写真が公開された。

ボランティアに積極的だった

チョ・ジュビン容疑者は1995年生まれで、仁川にある専門大学で情報通信を専攻し、成績優秀だったという。学校新聞の編集長などもやっており、校内暴力や性暴力について書いたこともあったとのこと。

ボランティア活動にも積極的に参加していたといい、以前に児童養護施設や障害者施設でボランティアをしていた写真などが出回っている。ただ同級生などによると、交友関係は円滑ではなかったという意見もあるようだ。

また新たに出てきた疑惑として、チョ容疑者が韓国の民放TV局「JTBC」の孫石熙社長や、光州広域市の元市長の尹壮鉉氏、キム・ウン記者などを脅して金を取っていた事実が判明したという。(n番部屋とは関係ない)

チョ・ジュビン容疑者

チョ・ジュビン容疑者のホロスコープを見た。

1995年生まれなので山羊座の後半に天王星・海王星がある世代。そこに個人天体がハードにアスペクトしてるという、いかにもありがちな図。

いうまでもなくここ数年、山羊座天体にはトランジットの冥王星が重なっており、暴走したのが容易に想像つく。

また他にもハードな個人天体があり、女性絡みが暗示されている。

被害者の女性がケアされることを願ってやまない。