エディ・ヴァン・ヘイレンが癌で死去、ギタリストとして多大な影響をもたらす

ロックのレジェンドが逝去

エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなったというので、とても残念だ。癌で闘病していると聞いていたが、最後はいろいな所へ転移してしまったらしい。

現地10月6日、カリフォルニア州ロサンゼルスのサンタモニカにあるセントジョンズ病院で息を引き取った。65才だった。

亡くなる3日ほど前から、急激に体調が悪化していったと言われている。癌細胞が脳やその他の臓器に転移していたとのこと。

エディといえばこのギター「フランケンシュタイン」だよなあ・・・かっこよかったわまじで。

革新的バンドの出現

ともかくヴァン・ヘイレン(バンド名)が出てきた時はインパクト十分だった。デビューシングル『You Really Got Me』(キンクスのカバー)のMVを初めて見た時の衝撃を覚えてる。

またデビューアルバム『Van Halen(邦題:炎の導火線)』も期待を裏切らなかったどころか、見事に当時のロック小僧たちの心を揺さぶったと思う。

ライトハンド奏法(タッピング)も革命的だったし、後世のギタリストに多大な影響を与えたのは誰もが認めるのではないか。

癌と闘っていた

エディ・ヴァン・ヘイレンは12才から飲酒と喫煙を始め、ステージではタバコを吸いながらプレイし、ギターソロの時はヘッドに吸いかけのタバコを挟んで弾いていた。

さらにアルコールはスイッチを入れるために必要不可欠になっていたといい、2007年にはリハビリ施設に入所しなければならなくなった。

2000年に舌がんが発症したが、これには使用していた金属製のギターピックを口でくわえる癖のせいではないかと物議になった。けっきょく手術で舌の約3分の1を切除した後、2002年には完治したと言われている。

しかしここ数年は咽頭がんと闘っていると報じられていた。TMZによると、放射線治療を受けるために5年間アメリカとドイツを往復していたという。

生い立ち

エディ・ヴァン・ヘイレンは1955年にオランダで生まれている。
父親はオランダ人のクラシック音楽家で、インドネシアツアー中に母親と出会ったという。母親がインドネシア人だったため、偏見から逃れてアメリカのカリフォルニア州に移っている。

6才のときから兄のアレックス(ヴァン・ヘイレンのドラマー)と一緒にピアノを習い始めたが、後に語っているところによると、当時楽譜が読めず、目と耳で覚えていたようだ。

次第にロックに目覚め、最初の頃は反対にエディがドラムを叩き、兄アレックスはギターを弾いていたというから運命の歯車というのは奇妙なものだ。

デビュー~成功

1972年にバンドを組み、2年後にマイケル・アンソニー(ベース)が加入しバンド名が「ヴァン・ヘイレン」になった。

ヴァン・ヘイレンはロサンゼルスのパサデナやハリウッドのクラブで演奏し、徐々に人気が出ていったという。

そんな頃、人気ロックバンドKISSのジーン・シモンズが彼らに注目し始めた。ジーン・シモンズはヴァン・ヘイレンをなんとかデビューさせようと思いレコード会社に売り込んだが、けっきょく徒労に終わっている。

しかし評判が評判を呼んで、ワーナー・ブラザース・レコードの社長モー・オースティン氏の目に止まり契約を果たしている。

1978年1月にシングル『You Really Got Me』でデビュー、翌2月に1stアルバム『Van Halen』がリリースされビルボードチャートで19位になった。

以後、全世界でアルバム8000万枚を売り上げており、2007年にロックの殿堂入りを果たしている。

ホロスコープ

エディ・ヴァン・ヘイレン氏

まず、生まれ持った感覚によって自分の個性を発揮するという配置になっているのが、彼がギタリストとしてあれだけの才能を発揮できた所以ではないか。

生まれた時東の地平線には海王星が上昇していて、この海王星は5ハウス由来だからちょっと過剰なくらいのクリエイティブな感覚を持っていたと思う。

また、やっぱりという感じで水星が目立ってて、従来の技法にとらわれずベーシックな中にタッピングなど革新的な技術を率先して取り入れたのはこれが示している。

ちなみにこのホロスコープはアメリカ西海岸に移るとチャンスに恵まれることになり、さらに常識を破るインパクトを与える暗示になる。

最後に

飲酒や喫煙が直接の原因になったかはわからないが、このホロスコープからすると、少なくとも体は変調を来たしやすかったと思うので、ほどほどに控えるべきだったのでは。

タバコで癌になる人とならない人は、こういうもともとの資質というか天体暗示が影響あると思う。もちろん後天的な要因もあるので100%ではないけど。

日本でも話題になったがマイケル・ジャクソンのヒット曲『Beat it』でリードギターを弾いたのがエディ・ヴァン・ヘイレンだった。当時ブラックミュージックとロックという全くジャンルの違う垣根を超えてコラボが果たせたのは、他でもないプロデューサーのクインシー・ジョーンズ氏の力だった。

しかし二人とももうこの世にいないとは・・・。

後世に残る偉大なミュージシャンを失ったと思う。

R.I.P.

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