バイデン記事規制で公聴会、巨大IT企業トップが招聘――SNS誹謗中傷にも影響か?

セクション230公聴会

米現地10月28日にセクション230(通信品位法230条)の公聴会が行われ、巨大IT企業の経営者Facebookのマーク・ザッカーバーグCEO・Twitterのジャック・ドーシーCEO・Googleのサンダー・ピチャイCEOが出席した。

これは10月14日に、ニューヨーク・ポストが報じたジョー・バイデン氏の息子ハンター・バイデン氏のハードディスクから、ウクライナのブリスマ・ホールディング社との疑惑を示す証拠メールが出てきたことを報じた記事を、TwitterとFacebookが制限をかけて拡散防止を図った事に対して開かれたもの。

以前当ブログでも書ている↓

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セクション230とは

セクション230というのは、投稿された内容に関してプラットフォームの責任を免責することが定義されたもので、プラットフォーム側は場所を与えているだけであってそこで起こった内容に関しての責任は追求されない、というもの。

つまり「うちの家で裁判になってもうちは関係ねーし」という事が許されてる。責任を追求されるのはもっぱら当人であって、そこで起こったことでTwitterやFacebook側が責任を問われることはない。

当てはめて言うなら、女子プロレスの木村花氏がSNSで誹謗中傷を受けて自殺したが、誹謗中傷をした人は訴えられても仕方がないが、SNS側は訴えられないということ。

当たり前に聞こえるけど、今回の件は問題になった。

言論の自由を阻害

なぜかというと、自らプラットフォーム側つまりTwitterやFacebookがニューヨーク・ポストの記事に制限を掛けたからだ。これは言論・報道の自由を阻害し、主観的判断によって行われたとみなされている。

プラットフォーム側の判断でそれをやるのはおかしいだろ、という議論になっている。セクション230を盾にして自分らは責任を問われないことをいいことに、この記事は良し、こっちの記事はダメ、と好き勝手やるのなら、何でもかんでもプラットフォーム次第になってしまうじゃないか、という感じかと。

だったらセクション230なんて廃止してしまえ、とトランプ氏は言ってる。

”アメリカには報道の自由がない。内容の抑圧や、ただのフェイクニュースもある。この2週間で、いかにメディアが腐敗してるか、そしてビッグテック(巨大IT企業)がことさら悪いことをしているかについて、多くのことを学んだ。セクション230を廃止せよ!”

ただ、この件で逆にNYPの記事が注目されたかもしれないけどね。

セクション230が廃止されたら・・・

もし仮にトランプ氏の言うようにセクション230が廃止されたとしたら、当然プラットフォーム側の責任が追求されるようにになるんだろう。

つまり訴えられるケースも出てくるということ。極端なことを言うなら、個人同士で裁判やるより巨大IT企業を相手にした方が、賠償金額も大きくなる。そうなるとあちこちで裁判になる可能性があり、プラットフォーム側にとって厄介なことになる。

たしかに今回の件を報道の自由という観点からすると、FacebookとTwitterがやった事は疑問が残る。あたかもこの記事が拡散されるのはまずいぞ、という裏の意図みたいなものを勘ぐられても仕方がない。しかも大統領選期日が目前に迫っているタイミングなので、さまざまな思惑が絡むだろう。

まあもともと両方とも反トランプっぽいし、あの国が絡んでいるという説もあるし。

ホロスコープ

ここで問題になったニューヨーク・ポストの記事が出た日のホロスコープを見た。当ブログでは折から太陽冥王星スクエアについて言及してきたが、この日はそれがかなりタイトになってきたタイミングだった。

一方で報道という観点から見ると、水星が天王星と180度になっていて興味深い。蠍座と牡牛座の間で起こっていて、裏にあるものに物的な証拠が出てきたことを暗示してる。そしてそれは衝撃的に現れる。

水星はジュノーと合で独自の主張を意味していて、さらにこの日の水星は人々を巻き込む暗示があった。

いずれにしてもこのタイミングで起こったことは、後に問題になる事を意味してる。それはバイデン親子にとってもそうだろうし、社会にとっても。

最後に

この公聴会でFBのザッカーバーグ氏は、セクション230の改定を支持したものの、SNS企業の保護はそのままにするべきだと述べたもよう。

Twitterのドーシー氏は、もしセクション230が廃止された場合、小さな会社やベンチャーは締め出され、資金力のある巨大企業だけが生き残る事になりかねず、さらに独占状態を加速させると主張したという。

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