エグいオクトーバー・サプライズ
いよいよアメリカ大統領選もあと10日あまりとなったが、エグいオクトーバー・サプライズが続いてる。
民主党ジョー・バイデン候補の息子ハンター・バイデン氏が修理店に持ち込んだラップトップPCから、父親とウクライナとの関係を匂わせる証拠メールが出てきたことを10月14日にニューヨーク・ポスト紙がスクープした。
ラップトップそのものはFBIに差し出されている。修理店が修理完了を連絡したものの、依頼主が取りに来なかったばかりか、犯罪を示唆する危ういデータが入っていたためにFBIに連絡したのだという。
当初データの中には薬物関連のものやハンター氏が女性とわいせつな行為をしているものなどがあった報じられていたが、後に他にも重大なものが出てきていると伝えられている。
また証人なども表れ、新たな事態が展開している。
逃げ切り策
一方、民主党はこの疑惑を「ロシアの工作」だとしてウヤムヤにしようとした。ヒラリー氏のときのロシアゲート疑惑とまた同じパターンかな。
さらにバイデン氏陣営もこの疑惑について発言せず、そして有権者には早く投票しろと促して、なんとか逃げ切ろうと図っているように思える。
また多くの反トランプ系の米大手メディアもこの問題をスルーした。おおむね、バイデン氏優勢を伝えている。そして日本のメディアもそれに倣っている。
ただ2016年大統領選のときに、ヒラリー氏優勢を伝えていたメディアの多くが撃沈したのを、みんな覚えてる。
ジョン・ポール・マック・アイザック氏
ラップトップの修理を担当したのはデラウェア州のコンピューター修理工ジョン・ポール・マック・アイザック氏(44才)という人物で、身を隠すことなく正体を晒してメディアに答えている。おそらくその方が自分にとって安全だと思ったからではないか。
Exclusive: Larry C. Johnson Interviews John Paul Mac Isaac — The American Patriot Who Was Hired to Fix Hunter Biden's Computers and the Rest Is History https://t.co/YehxvVJOub via @gatewaypundit
— Tom Fitton (@TomFitton) October 18, 2020
アイザック氏は実際にラップトップの修理を持ち込んだ人物を見ていないというが、ラップトップに貼られていた「Beau Biden Foundation(ボー・バイデン財団)」のステッカーを見て、ハンター・バイデン氏のものだと分かったという。ハンター氏は3台のラップトップを持ち込んでいた。
この時の修理明細書はHunter Biden氏宛になっており、サインもある。そして期限内に受け取りに来なかった場合「放棄された」ものとして扱うことが明記されている。
「殺されたくない」ためにコピーを
アイザック氏がFBIに連絡したのは、市民としての義務感からだという。実際はラップトップの中身の内容に圧倒され怯えていたと言うが、国を助けたい一心で告発したと語っている。
さらにアイザック氏はあまりの内容に「殺されたくない」と怖がっていたとのこと。それはかつて、ウィキリークスにメールを流出させた疑いのあった元民主党全国委員会スタッフのセス・リッチ氏が殺害された事が頭にあったようだ。リッチ氏は真夜中に背後から何者かに撃たれて死亡している。
そのため、自分の護身用としてハードディスクのコピーをとり、ジュリアーニ氏や友人にも託したとのこと。また「殺されたくない」とFBIに主張したので、FBIはおそらくコピーを持っていることは知っていたはずだと言っている。
FBIに連絡した後も、アイザック氏は保守系のメディアに連絡を取れないか親族のコネを探し、ニューズ・コーポレーションの元社員を通じて元FOXニュース幹部のケン・ラコルテ氏とつながった。
新たな証人
ニューヨーク・ポストが報じるよりも前に、このスキャンダルを報じていたネットメディアがあったことも分かった。それによるとハンター氏のスキャンダルが入ったハードディスク3台が米国司法省、民主党ナンシー・ペロシ下院議長、トランプ大統領の側近に渡されたという。
またトニー・ボブリンスキー氏という新たな証人も出てきている。ボブリンスキー氏は元海軍の軍人で、現在シノホーク・ホールディングス社のCEOを務める。
ボブリンスキー氏は、バイデン家とビジネスのつながりがあり、バイデン家は中国企業から多額の金銭を得ていた事を証明することができると主張している。実際のメール・WhatsAppのチャットや電話の内容などを証拠として提出できると言っている。
2017年のメールでは、ハンター氏は中国企業から年間1,000万ドルを受け取っていることが記されている。また別メールでは10%の株が「Big Guy」に行くと書かれている。この「Big Guy」が父親ジョー・バイデン氏のことではないかと言われている。
ジョー・バイデン氏は副大統領時代に、中国のエネルギー企業CEFCチャイナエナジー社の億万長者イェ・ジャンミン会長と交友があったとのこと。
これに対してバイデン陣営はビジネスに関与したことはないと否定しており、こうした告発を「哀れな茶番劇」だと言っている。
この告発に対してFBIは、ボブリンスキー氏と面談すると発表している。
最後に
以上のようにハンター氏の疑惑が続々と出てきているが、それに一切取り合わない民主党バイデン陣営、そしてそれに肩入れするメディア、加担するツイッターやFacebookという構図になってる。
一説にはこうした作戦が、バイデン陣営にとってはむしろ逆効果だという見方もあるようだが、はたしてどうなるか。
いずれにしてもさすが太陽冥王星がブチ込んできた案件だと思うし、アメリカのホロスコープからしても意味深だと思うんだが。
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