キム・ハンソルの行方
殺害されたキム・ジョンナム(金正男)氏の息子、キム・ハンソル(金漢率)氏がCIAのエージェントに連れて行かれたとの情報が流れた。
Kim Jong Un's nephew Kim Han-sol reportedly taken in by CIA after dad's murder https://t.co/1PiSLRGAud pic.twitter.com/WUgV5L1Sro
— New York Post (@nypost) November 23, 2020
キム・ジョンナム氏は2017年2月13日にマレーシアのクアラルンプール空港で、女性2名にVXガスを顔にかけられ毒殺された。その直後ハンソル氏は自身の身の危険を感じて身を隠したと言われる。
3月8日にネット上にハンソル氏と思われる人物の動画が公開された。自分の名を名乗り、父が殺害されたこと、母と妹と一緒にいること、などを語っていた。
父の殺害後に身を隠したか
報道によると、ハンソル氏は父親が殺害された直後に、北朝鮮の反体制グループ「自由朝鮮」のリーダー、エイドリアン・ホン氏に連絡し、助けを求めたという。
当時自宅のあったマカオから警備の目を逃れて脱出し、台湾の台北の空港ラウンジでグループのメンバーと会ったとのこと。その後亡命するため少なくとも3カ国と交渉し、オランダ行きが決まった。
アムステルダム行きの飛行機に乗ろうとしたが、時間に遅れたとの理由で搭乗できなかったようだ。その後CIAの職員を名乗る2人の男が接触してきて、ハンソル氏の身柄を引き取ったという。
ハンソル氏と家族がどこへ連れて行かれたのかは不明のようだ。CIAもこの件についてコメントを拒否しているとのこと。
ハンソル氏のこれまで
ハンソル氏は、1995年にキム・ジョンナム氏の2番目の妻リ・ヘギョン(李恵慶)氏との間に生まれている。妹はキム・ソルヒ(金率熙)氏。
平壌で生まれ、中国本土やマカオで育ったようだ。2011年に香港のユナイテッド・ワールド・カレッジで勉強しようとするも、ビザが発給されなかったためボスニア・ヘルツェゴビナのユナイテッド・ワールド・カレッジ モスタル校に入学した。
同校を2013年に卒業後パリ政治学院に進学し、2016年に卒業している。その後オックスフォード大学大学院に進学予定だったが、身の危険があったため断念したと後に報じられた。
最後に
キム・ハンソル氏のホロスコープは、たしかに危機回避能力とか防衛能力みたいのが感じられる。
まあ血筋や環境から考えても、常に自分を守る意識は必要だったんだろうが、それに対応できる資質もあったと思う。
ただ唐突にこのタイミングで情報が出てきたのはちょっと意味があるのかもしれないね。この先なにもなければいいのだが。
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