『続2・敗因』なぜトランプ氏が負けたのか、パトリック・バーン氏の手記がすべてを物語っていた(第4章)

感じるチグハグさ

パトリック・バーン氏の手記の第4章がアップされた。
12月23日-1月6日正午までのタイムライン。

うーんなんだろう、読んで感じるチグハグ感。

間違いなくフリン将軍とバーン氏らのチームは志が高く、前に進もうとしていた。

しかしその一方で、カカトを踏んでいるような、どうにもできないものがいたと思わざるを得ない。

大晦日

バーン氏は大晦日でさえジョージア州フルトン郡の倉庫に飛んでいき、ジョヴァン・ピュリッツァー氏と会っている。

ピュリッツァー氏はこの直前に行われたジョージア州公聴会で証人に立ち、その場で機器がネット接続できることを証明した専門家だった。

そしてバーン氏らはセキュリティ専門家らとともに、機器の脆弱性について真夜中まで資料を作っていたという。

年明け

フリン将軍は元日も働いていたようだ。

バーン氏は元日、投票用紙の印刷の分析などをし、また別のメンバーは投票用紙が保管されていたアトランタの倉庫を監視していた。

しかし一方で、フリン将軍からバーン氏に送られてきたメールには、パーティーに興じている身内の姿が写っていた。そこにはシャンパンを飲んで踊っている姿があったという。

温度差を感じざるを得ない。

そんな時、アトランタの倉庫にトラックが現れ、投票用紙を運び出した。そしてシュレッダーにかけられた。それは最終的にF○Iに引き継がれ、処理が完了したという。

一縷の望み

そのような事があった後でさえ、バーン氏はまだ大統領に策を伝えようとした。

1月6日まで、まだ数日の猶予があった。

そこで大統領の決断さえあれば、可能性は残った。

1月6日、ワシントンDC集会

そして1月6日の集会。

この日フリン将軍もバーン氏も、ホワイトハウスの南広場でスピーチをする機会が与えられていたという。

そこで世界中で見ている視聴者たちに、選挙で起こったことについてアピールができれば、と考えていた。

しかし現実にそれは起こらなかった。

バーン氏の言葉を借りて言うなら、それはただの「激励会」でしかなかったという。

最後のチャンスの場だったのに、単なる激励会に使われた。

フリン将軍とバーン氏らは怒りをこらえながらホテルに戻り、荷物をまとめたという――。

最後に

最後に疑問が残ってしまった。

大統領は、本気で勝とうと思っていたのか。

夫人は戦わないよう、懇願していたようだ。
二期目を務めれば、J○○の二の舞になると忠告されていたからだという・・・

さらに続編は続く(と思う)。

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