ジョージア州ブライアン・ケンプ知事、共和党の選挙法改正案に署名――抗議の民主党議員が逮捕

ジョージア州で選挙改革法案が可決

さて2020年大統領選で疑惑の州のひとつに挙げられたジョージア州だが、このたび共和党から立案されていた選挙制度の改革法案「SB 202」が州議会で可決され、ブライアン・ケンプ知事が署名をした。

ジョージア州では、有名になったフルトン郡(アトランタがある地区)のステートファーム・アリーナ集計所の開票当日の監視カメラ映像が公開され、映っていたスーツケースの疑惑などが物議になっていた。

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抗議の民主党議員が逮捕

この法案は郵便投票の制限や、州議会の選挙管理の強化などが盛り込まれているという。特に郵便による不在者投票に関しては、写真付きの身分証明書の提示が義務付けられるとのこと。

また投票用紙にはセキュリティの高い用紙が使用されることや、投票箱の数や利用法などにも制限が設けられることなどが含まれているようだ。(肝心の投票機に関してはどうなんだろ)

この法案が可決しケンプ知事が署名した後、騒動が起こった。約10名の民主党議員らがケンプ知事のオフィスの前に集まり、抗議の声をあげたようだ。

その中でアフリカ系アメリカ人の民主党議員パーク・キャノン氏が、直接抗議しようとして知事室に入ろうとドアをノックしたところ、議事堂警察に逮捕されている。

※実際の動画↓

一緒にいた民主党のエリカ・トーマス議員らが大声で抗議している様子がうかがえる。

2つの軽犯罪で起訴

キヤノン議員はフルトン郡刑務所に連行され、2種類の軽犯罪(法の執行妨害・議会の妨害)で起訴されたとのこと。まもなく釈放されている。

当局によるとキヤノン議員は、部屋の中で行われている業務を邪魔していたため、「止めなければ逮捕される」とその場で警告を受けていたとのこと。しかしふたたびドアを叩き始めたため、「妨害行為で逮捕される」と二度目の警告を受けたという。

まあ、現在の選挙システムが疑惑を招いたのは明白なんだけどね。

その改革案なのに抗議っていうのは・・・

疑惑のジョージア州知事ケンプ氏

ただケンプ知事が、今回すんなりと法案に署名したのはどうなんだろうね。というのもケンプ知事と、先ごろ再任の可能性が消滅したブラッド・ラフェンスペルガー州務長官の二人は、共和党裏切りの代表格なので。

しかも疑惑の最中に、ケンプ知事の娘の彼氏ハリソン・ディール氏(選挙スタッフだった)の乗っていた車が爆発し、死亡するという事故が起こった。

さらに、その事故を調査していた担当の捜査官が、謎の自殺を遂げるというカオスな事態が起きている。

最後に

もちろん上の事件はトランプ陣営の報復ではないはず。なぜならメディアが騒いでないので。

もし仮にそうだとしたら、壮大なトランプ叩き祭りが始まってたはず。むしろ一斉に沈黙してるのが逆に怪しいわけだが。(SNSでもほとんど出てこない)

いずれにせよトランプ氏は、このジョージア州の法案成立、それとケンプ知事にどんな思いがあるのか。

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