ウィスコンシン州の2020年大統領選挙調査、中間報告
ギレーヌ・マックスウェル氏裁判で、陪審員スコッティ・デイヴィッド氏が自身の児童性的虐待体験を隠していたとされる問題で、3月8日に裁判所で尋問が行われることになっていましたが、デイヴィッド氏は修正第5条(=黙秘権)を発動すると表明しました。マックスウェル氏の判決は6月に行われる予定ですが、はたしてどうなるか。
さてウィスコンシン州で、2020年大統領選挙の選挙疑惑について調査していた特別顧問で元州最高裁判事のマイケル・ゲイブルマン氏がこのたび中間報告書を提出しました。
それによるとゲイブルマン氏は、WEC(ウィスコンシン州選挙管理委員会)の解散や、州の大統領選挙の認定取り消しなどを検討すべきだとしています。
While some Republicans are looking ahead, a report on the 2020 election in Wisconsin, endorsing debunked claims of fraud and false assertions, is likely to fuel those in the party still fixated on overturning the last one. https://t.co/lLwQUARskT
— NYT National News (@NYTNational) March 2, 2022
「これは調査の始まりに過ぎない」
ドナルド・トランプ氏はゲイブルマン氏のことを「非常に尊敬に値する人物」と評し、米国人はこの日の公聴会を見るべきだと支援しました。ゲイブルマン氏は強硬派の保守と言われています。
ただゲイブルマン氏は今回、州が認定取り消しを行ったとしても、現実的に大統領選挙の結果を変えることはないだろうと認めています。またこの報告書が、大統領選挙の再集計・再分析を求めるものではないともしています。
一方で「これは調査の始まりに過ぎない」と述べ、「今の世代や次世代の民主主義を守るための努力、我が州と我が国の全ての市民の義務を果たすための第一歩」とし、州議会にいくつかの提言をしています。
マーク・ザッカーバーグの巨額の補助金に違法性
さらにゲイブルマン氏は、さまざまな疑わしい違法行為に対処するために州議会は多くの仕事をしなければならないといい、その中でウィスコンシン州の5つの郡へ支払われた助成金を「賄賂」だとして、違法性を主張しています。
ウィスコンシン州法では賄賂を禁止しており、投票への参加を誘導するために金品を提供することは違法であるとされています。
報告書によると、Facebook(現Meta)のCEOマーク・ザッカーバーグ氏とその妻プリシラ・チャン氏は、非営利団体「Center for Technology and Civic Life」(CTCL)に多額の資金を提供し、ミルウォーキー群、マディソン群、ラシン群、ケノーシャ群、グリーンベイ郡の5つの群に880万ドルが行き渡ったとしています。
この資金は通称「Zuck Bucks(ザック・バックス)」と呼ばれ、5つの郡は「ザッカーバーグ5」と呼ばれています。ザッカーバーグ5の群は資金を受け取る見返りとして、民主党の票を集める活動をし、また違法なドロップボックス(投票箱)を設置する資金に充てたと報告しています。
州の法律では、代理人による投票が認められている場合を除き、有権者は自らが郵送投票をするか、自治体の職員に届けなけらばならないと規定されており、ドロップボックスによる投票は違法となるもよう。
また5つの群は他の郡との平等性を損なうことになり、合衆国憲法とウィスコンシン州憲法の定める平等保護に違反しているとしています。
このような資金を提供した本人がFacebookの投稿を検閲して弾圧したんですよね、考えてみればこれほど不公平なことはないのでは。以前からザッカーバーグ氏のホロスコープについて疑問を呈してきましたが、こういう面も一つです。
報告書では他にも、老人ホームでの投票でWECが州選挙法を無視するよう指示していたことや、非市民などを有権者名簿から削除することが行われていなかった、などを指摘しています。
調査に妨害も
さらにゲイブルマン氏は、州政府が調査を妨害しようとしたとしています。WECと州司法長官が「調査に協力することを拒否し、積極的に妨害してきた」と報告書で述べています。
WECは「ゲイブルマン特別顧問の報告書は、ウィスコンシン州の選挙法と管理に関して誤った記述に基づいており、ゆえに報告書は最小限度しか使えない」と反論しました。
ただ調査妨害についてはコメントが見つかりません。
ウィスコンシン州の共和党は前週、投票を厳格にするための新たな法案を可決しています。しかしトニー・エヴァース州知事(民主党)は、この法案に拒否権を発動しています。
エヴァース知事は「この騒動は我が州にとって恥であることを超えている」と述べ、「毎日このような試みが続くのはますます危険であり、我々の民主主義に対する恒久的な脅威になる」としています。
いったいどっちが民主主義への脅威なんでしょうね。
真実のためにこの仕事をしている
政府の激しい抵抗に遭っていますが、ゲイブルマン氏はこの調査を続けることを示唆しています。
予算67万6000ドルのうち、約半分の30万ドルほどが残っていると述べました。
「私は真実以外のためにこの仕事をしているのではない」
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