支持率低下のバイデン民主党、中間選挙に向けて抱える憂鬱とは

民主党の憂鬱

最近日本のメディアでも、ようやくバイデン政権の支持率低下が報じられるようになってきた気がします。

そんな状況で11月に中間選挙を控える中、民主党はこのままではまずい、なんとか支持率を回復させようと2020年1月6日の米国会議事堂乱入の調査をぶり返して追求しており、なんとか「トランプ=悪」という構図を確立させようと躍起になっている印象です。そもそも弾劾で無罪が確定しているにもかかわらず。

なぜそれをするかというと、もちろんトランプ氏の人気が怖いからでしょう。

また現在のロシア-ウクライナ問題も、支持率回復を狙って作り上げられたストーリーという見方もあります。そういえばウクライナはバイデンファミリーとはただならぬ関係でしたし、左派メディアが過剰に騒ぐ時は一歩引いてみる、というのがここ数年で学習させられたことかもしれません。

そのほか2024年大統領選にバイデン氏が再出馬するとか、いやヒラリー氏が出てくるとかいろいろ話も出ていますが、しかし今のところこうした戦略が功を奏しているとは言い難い印象です。

2022年中間選挙

このままいくと、11月の中間選挙は共和党が票を伸ばす可能性が高いと言われています。現在下院は民主党が多数派を占め、上院は50-50ですが、同数の場合は議長である副大統領が投票することになっているので、すなわち民主党51-共和党50です。

しかし、もし中間選挙で共和党が上下院とも多数派になったとしたら、民主党には打撃です。

さらに民主党にとって頭の痛いことに、現時点で任期終了で議員引退を表明、つまり次の選挙に出馬しないと表明している民主党議員は29人、それに対して共和党はたった6人です。

これは普通に考えて、出馬しても勝つ見込みがないから出ない、と判断していると思われます。なぜ当選しないかといえば、民主党自体が大衆に支持されていないからです。

ちなみに共和党の6名はというと、いわゆる「RINO議員」です。RINOとは「Republican In Name Only」つまり名前だけの共和党員ということ、共和党であって共和党的考えを持たない「なんちゃって共和党員」です。

これらのRINO議員は、トランプ弾劾裁判の時に有罪に投票した人たちです。もちろん結果は無罪でしたから、有罪に投票したRINO議員らは「裏切り者」として叩かれ、一気に支持が低下しました。

そうなると、もはや次の選挙で勝てる見込みなどありません。同じ選挙区内に、強力な共和党のバックアップを得たライバルを擁立されて終わりでしょう。

バイデン氏を見切る議員も?

民主党内の一部議員は、すでにバイデン氏を見切り始めていると言われています。

少し前に、バイデン大統領がジョージア州を訪問して投票改革について演説をした際、同州のステイシー・エイブライムス下院議員は集会に参加しませんでした。

理由はスケジュールの都合でしたが、このときエイブライムス議員の行方はわからなかったと言われています。

また中間選挙に向けてのキャンペーンでバイデン大統領がペンシルベニア州を訪れた際、会談に招待された民主党の議員2名=ジョン・フェッターマン副知事と、州知事選の出馬が見込まれているジョシュ・シャピロ州司法長官の2名がスケジュールの都合で出席しませんでした。

民主党の重要ポストの2名が、わざわざ地元を訪れた大統領の招待に出向かないのは普通に考えにくい事です。

保守系メディアは、これらの議員はバイデン氏から距離を置き始めていると推測しています。

関係ない蛇足の話ですが、ペンシルベニア州裁判所は、2020年大統領選の郵便投票を認めた法律は違憲であると認めました。

左派メディア

メディアにおいても左派の凋落が言われて久しいですが、その中でクリス・ウォレス氏の名前を知っている人がいると思います。

ウォレス氏はFOXニュースの看板キャスターとして日曜の「フォックス・ニュース・サンデー」のホスト役を長年勤めてきました。

この人が日本で注目されたのは、2020年大統領選でバイデン氏とトランプ氏のTV討論の進行役を務めたときでした。このときの討論はカオスになり、進行のウォレス氏も物議になりました。

ウォレス氏はFOXに務める前はNBC→ABCと左派系を渡り歩いており、トランプ氏に対して厳しい態度で知られています。

そのウォレス氏が昨年12月に長年勤めたFOXニュースを辞め、CNNのストリーミングサービス部門に移籍しました。一部のメディア関係者からはこの移籍はFOXの損失だと言われ、一方CNNは視聴者の激減が深刻だと言われている中で、ウォレス氏の移籍は電撃的でした。

ウォレス氏の移籍は、さぞFOXにとって痛手かと思いきや、全然そんなことはなかったようです。彼が担当していた「フォックス・ニュース・サンデー」は、むしろ視聴率が上昇していると報じられています。

ニールセンリサーチによると1月23日の放送は、2021年1月24日以後最も多くの視聴者数を獲得したといいます。これはウォレス氏が最後に担当した12月12日の放送より21%も視聴者数が増加しているとのこと。さらに25才~54才の視聴者が27%伸びたようです。

つまりFOXにとって、左派色のあるウォレス氏の離脱はむしろ好都合に働いたといえます。

民主党の政策

民主党は自分らの政策が支持されていないにもかかわらず、相手を批判することでしか対抗しません。そして何かあると裁判に持ち込みます。

大事なのは国民に支持される政策や法案を作り上げることですが、一向にそれをする気配はなく、自分たちの都合いいように改革しようとしているだけのように見えます。

一部のブルーステートつまり民主党支配州では、警察予算の削減や刑務所の廃止などを押し進めており、犯罪が増加の一途をたどっています。なぜそういうことをするのかさっぱり理解できないのですが。

一説によるとGSさんの思惑通りに進められているという話もありますが、すでに90才以上のおじいちゃんですからそれもどうなんでしょうという感じですが。

これまでメディア・ビッグテックと連合して自分たちのやり方を強行に進めてきましたが、さすがに大衆がそのおかしさに気付き始めています。

それは山羊座が終焉に向かっている流れです。しかし山羊座時代はまだ残っています。

だからと言って、共和党がいいのかは分かりませんが。