2014年のリーク音声が再び注目
あらためてお断りしておきますが、このブログはロシアおよびプーチン大統領を正当化するものではありません。あくまで情報として取り上げさせてもらってます。
さてウクライナに関して、またキナ臭い話が掘り起こされています。
2014年にリークされた音声データで、当時のバラク・オバマ政権下のジョー・バイデン副大統領らが、ウクライナにクーデターを画策していたことが示唆されていると報じられています。
2014年2月に起こったウクライナ騒乱(マイダン革命)で、ヴィクトル・ヤヌコヴィッチ政権が崩壊し、代わってオレクサンドル・トゥルチノフ政権が誕生し、アルセニー・ヤツェニュク氏が首相の座に着きました。
このときの人事にオバマ政権の国務省スタッフが介入していことが音声データによって示されています。
In case you're one of the many people thinking "something stinks about this whole situation"… here you go.https://t.co/kAsLQ5ffrc
— LawEnforcementToday (@LawEnforceToday) March 6, 2022
ビクトリア・ヌーランド国務次官補の暗躍
そのころ国務次官補だったビクトリア・ヌーランド氏は、ヒラリー・クリントン支持派であり反トランプだと言われています。記事ではヌーランド氏はロシアゲートの元となった「スティール文書」を拡散することに貢献したと伝えています。
ちなみに現在ヌーランド氏はバイデン政権下で国務次官になっています。
2014年当時、ヌーランド氏は欧州・ユーラシア担当次官補を務めていました。ウクライナ騒乱で反乱デモ隊にケーキを配っていた姿が目撃されていたようです。
つまり「反乱軍を支援していた」ということになるのかと。言い方を変えればクーデター支援ということになってしまいますがどうなんでしょう。
常識的に見て、なぜに他国の政府関係者がそのようなことをするのか?――まあ、いかにも民主党のやり方ですけど。(マキシン・ウォーターズ民主党議員、ミネソタでデモ煽ってませんでしたっけ?)
その後ウクライナのデモ隊は過激になり、暴動で多くの国民が死亡したと言われています。
そして革命後にヤヌコヴィッチ大統領は解任決議され、トゥルチノフ氏が大統領代行に選出されました。このときミコラ・アザロフ首相の後任に選ばれたのがヤツェニュク氏でした。
米国が野党ヤツェニュク氏の首相就任を押し進める
リークされた音声データは、ヌーランド氏とジェフリー・ロース・パイアット在ウクライナ米国大使が会話をしているものです。この会話がいつのものかは不明ですが、2014年2月4日にYoutubeにアップロードされていたとのこと。
会話の中で2人は、ヤヌコヴィッチ大統領の失脚と、野党のヤツェニュク氏の首相就任を押し進めていることが明らかになっています。
ヌーランド: “クリチコは政府に入るべきではないと思う。必要とは思えないし、いい考えとも思えない。”
パイアット: “彼は政府に入れずに、政治的準備や得意なことをやらせておけばいい。”
ヌーランド: “ヤツェニュクは経済と政治の経験を有している人だと思う。クリチコが入ると上手くいかないだろう。国際的に信頼されている人に来てもらい一役買ってもらいたい。”
(※クリチコ=前キエフ市長)
【出典】2014年ウクライナ騒乱 /Wikipedia
バイデンは喜んでいる
またヌーランド氏は当時の国家安全保障顧問だったジェイク・サリバン氏から、ヤツェニュク氏の首相就任を成功させるためには「バイデンが必要」と伝えられたといい、「バイデンは喜んでいる」と述べています。
おまけですが、ヌーランド氏は音声データの中で「f**k The EU」と言っています。
2014年2月22日にヤヌコヴィッチ大統領は解任され、3日後にヌーランド氏が推したヤツェニュク氏が首相に就任しています。つまり米国側の思惑通りに進んだことを意味しています。
この動きを見ていたロシアは、即座にクリミアを併合しました。2014年3月18日のことです。ウクライナのクーデターから実に1ヶ月もしないうちの電光石火でした。
クーデター後:ブリスマ社のあれこれ
ここから先は付録話ですが、興味深いのでよろしければお付き合いください。
このクーデターによって失脚したヤヌコヴィッチ元大統領の政権メンバーの一人が、天然資源会社「ブリスマ」社のオーナー、ミコラ・ズロチェフスキー氏でした。
ズロチェフスキー氏はヤヌコヴィッチ失脚後の2014年4月に、ロンドンの銀行に預けていた資産約2,350万ドルを英国当局に差し押さえられました。
ヤヌコヴィッチ元大統領とともにズロチェフスキー氏も地位を失ったことにより、ブリスマ社はある人物を取締役に任命しました。
ある人物とは――ご想像の通りです。
それはジョー・バイデン現大統領の息子ハンター・バイデンちゃんと、その盟友のデボン・アーチャー氏です。ちなみにアーチャー氏は最近、詐欺で有罪になり収監されました。
でましたね、スーパースター。
News analysis🔎Top US officials over the past decade have played important roles in critical events that undermined US relations with #Russia and resulted in the destabilization of #Ukraine. https://t.co/MbaMyWKZw5
— The Epoch Times (@EpochTimes) March 5, 2022
バイデンによるウクライナ検事総長の解任
ハンターちゃんがブリスマ社の取締役に就任した当時、ウクライナの主任検察官だったのはヴィタリー・ヤレマ氏でした。
ところがヤレマ氏は翌2015年2月に辞任します。その後ヴィクトル・ショーキン氏が検事総長に就任しました。ここからのストーリーはこのブログでもさんざん取り上げてきましたので、ご存じの方も多いと思います。
ショーキン氏は、ブリスマ社の汚職について捜査していました。
しかし、ある人物の要請により2016年3月29日に解任されることになるのです。それによって、ブリスマ社の汚職の捜査は頓挫します。
ショーキン氏の解任を要請した人物とは当時のジョー・バイデン副大統領であり、後に米国からの10億ドルの融資保証と引き換えに「ショーキンを解任してやった」と自分の武勇伝を自慢したのです。
運び込まれたMacBook Pro
時は経って2019年4月、デラウェア州のPCリペアショップに水没して故障したMacBook Proが修理のために持ち込まれます。ところが修理が完了しても、持ち主は取りに来ません。
ショップの店主は仕方なくハードディスクの中身を調べたところ、とんでもないデータが入っていました。その中には、ハンターちゃんとブリスマ社幹部ヴァデム・ポザルスキー氏とのメールのやり取りがあったのです。
その内容には、ジョー・バイデン氏がブリスマ社と絡んでいたことが示されていました。
このラップトップは、ハンターちゃんの物でした。
驚いた店主はFBIに連絡し、MacBook Proは回収されました。念のためハードディスクのコピーを取って、ジュリアーニ弁護士などにも渡したのです。
しかしFBIは、現時点までこの内容について一切追求しようとしていません。なぜですか?
物事の糸は複雑に絡む
もちろん武力行使に及んだロシアは擁護できません。
ただ、ウクライナは100%潔白で、100%被害者でしょうか。ゼレンスキー大統領は英雄でしょうか。米国は、いや米民主党は潔白でしょうか。バイデンはどうでしょうか。
物事は複雑に絡んでおり、単純にはわかりません。
怖いのは、プロパガンダによってロシアを追い詰め、経済制裁によって追い詰め、プーチン大統領をもっと怒らせてしまうことです。その先に待っているのは第三次世界大戦かもしれないです。
なにせ山羊座時代は終わりに近づいているのです。
当時日本は、ハル・ノートによって追い詰められました。日本側の要求はことごとくはねのけられたのです。結局それが「日米開戦やむなし」となった事を思い出さなければなりません。
メディアはこのときもプロパガンダして煽りました。
結果、日本には原爆が落とされました。
冷静に見ていかなければいけないのです。メディアは、プロパガンダを止めて事実のみを伝えなければなりません。
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