クリス・クオモがCNNを訴える「同じような仕事を見つけるのが困難」――一方ザッカー元CEOはCNNと巨額の和解

クリス・クオモが古巣CNNを訴える

数日前に「不穏なタイミングに入ってきた」と書いたら、福島・宮城でM7以上の地震が起きました。お気をつけください。

さて解雇されたCNNの元アンカー、クリス・クオモ氏が古巣を相手に訴訟を起こしました。

クオモ氏側は不当に解雇された結果、無数の損害を被ったとして損害賠償を要求しています。

「クオモはジャーナリストとしての高潔さを不当に中傷され、今後クオモが同じような仕事を見つけることは不可能ではないにせよ困難になり、1億2500万ドルを上回る損害を受けた。」として、CNNおよびオーナーのテッド・ターナー氏に対して損害賠償を支払う事を求めました。

請求している1億2500万ドルのうち、1500万ドルは元の契約で支払われるべきだったもので、残りの1億1000万ドルは結果として損害を受けたものとしています。

どうでもいいけど1億2500万ドルとはまた・・・

倫理違反で解雇

クリス・クオモ氏はCNNで『クオモ・プライムタイム』という冠番組を持っていた看板アンカーの一人でした。

2021年12月に、実兄のアンドリュー・クオモ元ニューヨーク州知事のセクハラ疑惑の対策に、メディアの一員の立場を利用して加わっていたとして停職処分になりました。

その後、兄の援護に協力していた事が確認できたとして、解雇処分を受けました。また同時期に女性からセクハラ告発もありました。

CNNがこの件を調査している際、クオモ氏は元CNN社長のジェフ・ザッカー氏とマーケティング最高責任者のアリソン・ゴルスト氏の不適切な男女関係について問題を提起したといい、それが元でザッカーCEOとゴルスト氏は辞任しました。

中傷しない条件を無視された

情報によるとクリス・クオモ氏とCNNの契約の中に、CNNおよび親会社のワーナーメディアは、解雇の際にクオモ氏を中傷しないようスタッフに指導しなければならないという条項があったとしています。

しかしザッカーCEOおよびCNNは指導しなかっただけでなく、ジェイク・タッパー氏、ドン・レモン氏、ブライアン・ステルター氏など同じくCNNの看板アンカー達は平然とクオモ氏を中傷したとのことです。

確かに情報を得られるメディアの立場の人間が、兄弟のスキャンダル対策に協力していたというのは倫理違反ですが、ここのところのCNNの不祥事を見るにつけ、どっちもどっちという気がしないでもないですが。

ザッカー元CEOは巨額の和解

一方、女性問題で辞任したジェフ・ザッカー元CEOは、CNNと巨額の和解に合意したと報じられています。

詳細は明らかにされていませんが、ザッカー氏は8ケタの金額を受け取ることを条件に、CNNやワーナーメディアを訴える権利を放棄したと伝えられています。

ザッカー氏は名誉毀損で会社を訴えることを検討していたという。