【エプスタイン事件】ギレーヌ・マックスウェル、再審請求も無罪主張も却下――6月28日に判決

Ghislaine Maxwell, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

ギレーヌ・マックスウェル、無罪の主張が却下

久々にギレーヌ・マックスウェルさんの話題です。

性犯罪者ジェフリー・エプスタインと共謀したとして、マックスウェル氏は未成年に対する人身売買など5つの罪で2021年12月29日に有罪評決を受けていました。

評決後に陪審員を務めた人物がメディアのインタビューで性的虐待経験があると語った事に対し、マックスウェル弁護団は公正な裁判を受けられなかったとして裁判のやり直しを要求しました。

しかし4月1日に裁判長のアリソン・ネイサン判事は再審の要求を却下しています。

弁護団は引き続きマックスウェル氏の無罪を訴えていましたが、これも4月29日に却下されました。

5つの罪のうち3つが統合

ただ、5つの罪のうち3つは重複するとして、1つに統合されました。つまり最終的には全部で3つの罪で刑を受ける事になったということです。

【有罪となった5つの罪】

  • 1.違法性行為を目的として17才未満の個人を誘惑し、州を超えて移動させることに共謀した罪(最高5年)
  • 2.違法性行為を目的として17才未満の個人を、州を超えて移送することを幇助した罪(最高5年)
  • 3.違法性行為を目的として17才未満の個人を移送した罪(最高10年)
  • 4.18才未満の性的人身売買を行うことに共謀した罪(最高5年)
  • 5.18才未満の性的人身売買、およびその幇助(最高40年)

マックスウェル氏が有罪判決を受けた上の5つの罪の中で、1と2は重複すると判断されました。また2は4とも重複するとしてこれら3つが統合されました。なお、統合された刑が何年になるかは不明のようです。

統合は合衆国憲法にある「二重禁止条項」(同一の罪で二度裁かれる事を禁止している)によるものです。

ネイサン判事は「この法的結論は、決して陪審員の事実認定を疑問視したものではない。むしろ被告はエプスタインと共謀して、性的虐待のために少女を誘惑し、移送し、人身売買した罪で有罪であると陪審員が全員一致で3回以上認定したことを強調するものです」と述べています。

量刑判決は6月28日に予定されています。

独房から雑居房に

そんな中、マックスウェル氏がようやく独房から解放されたと報じられています。

2020年7月に潜伏先のニューハンプシャー州で逮捕されて以来、約1年10ヶ月も閉じ込められていたブルックリンのメトロポリタン拘置所の独房から、他の受刑者と同室の雑居房に移ったとのことです。

これにより面会が許されるようになったといいます。

兄のイアン・マックスウェル氏によると、独房では非人道的な環境だったという。エプスタインが刑務所内で自殺したとされているため、同じような事態を避けるためにできる限り厳しい監視下に置かれていたとのこと。

家族によると、15分ごとに懐中電灯を持った看守に起こされ、常に監視され、身体的虐待も受けていたと主張していました。