うつ病はセロトニン濃度の低下によるものではない
ニューヨークでポリオ(急性灰白髄炎)が報告されているみたいです。ポリオウィルスによる性感染症です。1950年代には神経症状や麻痺、死亡を引き起こすとして恐れられていましたが、1979年以降は根絶されていました。
サル痘やらいろいろなウィルスが出てます。ビル・ゲイツさんの予言が当たるのか?笑。
さて鬱(うつ)に関して最新の研究結果が報告されています。それによると抗うつ剤は解決策にならない、と結論づけています。
現在抗うつ剤の市場規模は年間150億ドル(約2兆円)と言われており、今後10年で210億ドルに成長すると言われています。
英ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究によると、うつ病はセロトニン濃度の低下によって引き起こされる明確な証拠はない、としています。
ちなみにUCLは世界大学ランキングの上位常連校だそうで、30人のノーベル賞受賞者を輩出しているイギリス屈指の名門校とのこと。
A new comprehensive review disputes the serotonin theory of depression, reporting there remains no clear evidence that serotonin levels or serotonin activity is responsible for depression.#depression #neuroscience #sciencehttps://t.co/L9gYPRDZjz
— Neuroscience News (@NeuroscienceNew) July 20, 2022
現在も医療現場で支持されている
現在うつ病の原因はセロトニン仮説が有力だそうで、この研究ではセロトニン濃度や活性の低下がうつ病と関連しているかどうかを包括的に研究したという。
“The serotonin theory of depression: a systematic umbrella review of the evidence” by Joanna Moncrieff et al. Molecular Psychiatryhttps://t.co/uAjsMjpvAv
— Neuroscience News (@NeuroscienceNew) July 20, 2022
セロトニンの低下とうつ病の関係は1960年代に初めて示され、1990年代には選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が抗うつ薬として幅広く知られるようになりました。
最近ではSSRIは疑問視されているものの、依然としてうつ病のセロトニン理論は根強く、多くの医療現場で支持されているのだという。
セロトニン説は思い込みであり、証拠に基づいていない
このたびMolecular Psychiatry誌に掲載された報告によると、うつ病は化学物質の不均衡が原因ではない可能性を示しており、抗うつ剤の作用に疑問を投げかけています。
研究の主催者であるUCLの精神医学教授ジョアンナ・モンクリフ博士は「数十年にわたる膨大な研究の結果、うつ病がセロトニン異常、特にセロトニンのレベル低下や活性低下によって引き起こされるという説得力のある証拠は存在しない、と断言できると思う。」としています。
現在ではイギリスの成人の6人に1人、そして10代では2%の人がある時期に抗うつ剤を処方されているという。
「多くの人が、自分のうつ病には科学的な原因があると信じられて抗うつ剤を服用していますが、この新しい研究では、この思い込みが証拠に基づいていないことを示しています。」
この研究は数万人を対象として包括的な調査をしており、それによるとうつ病と診断された人と健常者との間に、血液や脳液中のセロトニンおよびその分泌の濃度を比較しても、差は見つからなかったという。
また2007年に行われた調査で、数百人を対象としてセロトニン濃度を人工的に低下させた実験でも、健康状態の人からうつ病は発生しなかったという。
人々に知らせるべき時が来ている
モンクリフ博士は「抗うつ剤を止めた時に起こる深刻な離脱症状など、抗うつ剤の副作用に苦しんでいる人が何千人もいるのに、処方率は上がり続けている。」といい、これは「うつ病は化学物質の不均衡によるものだという誤った思い込みが一因となっていると考えている」と述べています。
「うつ病のセロトニン理論は依然として影響力があり、80%以上の人々がそう考えている。多くの医師もこの理論に賛成しており、人気のあるウェブサイトでもこの理論がよく用いられている。」
そしてこの思い込みが、抗うつ剤の服用または継続するかどうかの決定に影響を与え、治療を中止することを思い止まらせ、こうした薬物の長期的な依存につながる可能性がある、としています。
「この思い込みには科学的根拠がないことを、人々に知らせるべき時が来ている」
鬱について
占星術的に鬱はいろいろなパターンがあり、またその人の生まれ持った性質にも関連するため、ホロスコープのどこがどうなれば鬱、という決定的な形はないのでは。
亡くなった勝谷誠彦氏は「(鬱が)ドスンとやってきた」と言っていましたが、まさにそんな感じのホロスコープでした。
人によってはジワジワ来る人もいるでしょうし、勝谷氏のようにドスンと来る人もいるかもしれません。また人によって期間が長かったり短くて済んだりすると思います。まあ状況や天体・サインの性質にもよるのでは。
早く鬱の効果的な解決策が見つかると良いですけどね。
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