Twitterが児童わいせつ画像の削除を拒否していた――イーロン・マスク「ツイッターは犯罪だ」

ツイッターは児童わいせつ画像の削除を拒否

ニューヨークポストの報道が波紋を広げています。

ある親子が、12月7日にカリフォルニア州北部地区の裁判所に提訴しました。

この訴訟はかつてツイッターが、10代の子供のわいせつ画像や動画の削除を拒否した事に対して訴えたものです。ツイッター社が拒否した理由は「ポリシーに違反しているとは認められない」ためだという。

この投稿には、当時13才だった被害者が性行為に及ぶシーンが映っていました。

訴状ではツイッターはこの投稿を放置しただけでなく、利益を得ていたと主張しています。

画像をばら撒くと脅され、被害に

現在17才の被害者(匿名)は13才の時に、同級生の女性を装った人物とSnapchatでチャットをやり始めたという。この人物は人身売買組織のメンバーだったといわれています。

同級生を装った人物は、被害者とヌード写真を交換したという。ところがそのうちエスカレートし、もっと過激な写真や動画をよこさなければ、両親、コーチ、牧師などにばら撒くと脅したようです。

ビビった被害者は、最初はそれに応じて自分が性行為をしている動画を送りましたが、別の子供も登場させるように要求されたという。

被害者はその後相手をブロックしましたが、2019年にツイッターの2つのアカウントにその動画が投稿されていたという。

動画はその後1カ月間に少なくとも3回、Twitterに違反報告されましたが、なにも対応されなかったと主張しています。

被害者が投稿に気付いたのは2020年1月でしたが、すでにクラスメートに拡散されていたたため、からかわれ、嫌がらせや悪質なイジメに遭い、自殺願望を持つようになったと主張しています。

同時期に被害者の母親もツイッターに苦情を申し立てていましたが、1週間経っても何の反応もなかったという。

1月28日にツイッターから返事が来たときには、投稿はすでに16万7000ビューと2,223リツイートを記録していたとのこと。

当社のポリシーに違反するものは見つかりませんでした

ツイッターのサポートは「ご連絡ありがとうございます。内容を確認したところ、当社のポリシーに違反するものは見つかりませんでしたので、現時点では何の措置もとられません」との回答だったという。

被害者はショックを受け、

「問題が見当たらないとはどういうことですか?私たち2人はいま未成年で、これらの動画が撮影された時も未成年でした。私たち2人は13才でした。私たちは誘惑され、嫌がらせを受け、脅されて、今掲載されているこれらの動画を許可なく撮らされたのです。私たちはこれらのビデオをまったく許可していないので、削除する必要があります。」と地元警察の事件番号を添えて主張しました。

その2日後に、母親が国土安全保障省の捜査官と連絡が取れ、1月30日に動画が削除されました。

また投稿していたアカウントは停止され、全米行方不明・被搾取児センター(NCMEC)に報告されました。

イーロン・マスク「犯罪だ」

保守派コメンテーターのマイク・セルノヴィッチ氏はこのニューヨークポストの記事を引用して、「児童性的搾取(CSE)防止諮問グループ」のアン・コリアー氏、エイルリアニ・アブドゥル・ラーマン氏、レスリー・ポデスタ氏(ジョン・ポデスタの姪)に対して

「お前らは全員刑務所行きだ」とツイートしました。

これにイーロン・マスク氏も「何年も彼らが児童搾取の対策を拒否していたのは犯罪だ!」と返信しています。

これに対してツイッターの元CEOだったジャック・ドーシー氏は「これはウソだ」と返しました。

セルノヴィッチ氏は「どうやってこれをスルーしたんだ?ヨエル(ロス氏)らは説明責任を果たすために社内で何かしたのか?誰か解雇でもされたか?」と怒りの返信をしています。

ヨエル・ロス氏は元ツイッターの信頼・安全責任者であり、未成年ポ○ノに対して当然対処するべき立場でした。

ジャック・ドーシー、偽証罪で調査か

ところでジャック・ドーシー氏は別の件で詰められるかもしれません。

というのも公開されたツイッターファイルで、シャドウBANが行われていたことが判明しました。しかしドーシー氏は2018年9月に議会で、保守派を検閲しているのかとマイク・ドイル議員から質問され、「いいえ」と答えています。

さらに「著名な共和党員をシャドウBANしているのは本当か」と問われ「いいえ」と答えました。

当然これは宣誓証言の下で行われたものであり、ウソが発覚したら偽証罪に問われます。

12月10日にアンディ・ビッグス下院議員(アリゾナ州)は、ドーシー氏に対して調査の可能性を示唆しました。

「ジャック・ドーシー元CEOが偽証罪を犯した可能性があることがツイッターファイルで明らかになった。彼は議会でシャドウBANしていないと宣誓しています。ツイッターはやっていた。彼は調査されるべきである。」

ただ検閲やシャドウBANはドーシー氏が知らないところで行われた可能性もあり、ドーシー氏はすべてのメールを公開するようマスク氏に求めています。

「この1年で何が起こったかは知らない。しかし、我々が何年も行動を起こさなかったというのは事実ではない。あなたは私の電子メールをすべて公開し、検証することができます。会社は私の電子メールへのアクセス権を取り上げた。」

マスクの暴露はまだ続く・・・

いずれにしてもマスク氏は「ツイッターはソーシャルメディア会社でもあり、犯罪現場でもある」とツイートしています。確かにこれまでのツイッターファイルを見れば、なかなかエゲつないことをやっている印象ですが。

その上でツイッターの闇の秘密について、掘り起こす事をマンガ風に示しました。

次はコロナ&ファウチ博士がターゲットになるみたいです。

「私の代名詞はファウチ/起訴だ」

これも公開されたらすぐに取り上げたいと思います。
ところで引き続きマスク氏は身の安全に注意を。


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