ツイッターファイル第8弾――ツイッターと米軍との秘密の関係

ツイッターが米軍を支援

木星が牡羊座に入りました。

さて連日ツイッターファイルが公開されています。昨日の第7弾に引き続き、第8弾が公開されました。

今回はリー・ファン(Lee Fang)氏のアカウント(@lhfang)で公開されました。ジャーナリストであるファン氏はThe Interceptの記者などをやっているようです。リベラルっぽいですが。

第8弾ではツイッターが、米軍(国防総省)の心理的影響力作戦を支援していたことを暴露しています。

最初にファン氏は「秘密裏に運営されている国営プロパガンダネットワークを閉鎖するという約束にもかかわらず、ツイッターファイルは、SNSの巨人が米軍の影響力作戦を直接支援したことを示しています」と述べています。

っていうかFBIとか米軍って、ファイルが事実ならツイッターは完全にアメリカ国家の手先じゃんって感じですが。

軍が作ったアカウントをホワイトリストに

議会でのツイッターの証言↓

「国家に支援されたすべての秘密情報操作と欺瞞的プロパガンダを迅速に特定し、停止させる」

しかしその裏では、ツイッターは米軍の心理的影響力作戦を支援していた。ツイッターは国防総省が秘密のアカウントを作っていたのを知っていたにもかかわらず、約2年以上もBANしなかった。そのいくつかは今も稼働している。

2017年に米中央軍(CENTCOM)の関係者が、52のアラビア語のアカウントのリストをツイッターに送り、そのうち6アカウントに優先、1つに認証マーク、その他にはホワイトリスト入りを要求しています。

その日、ツイッターはこれらのアカウントにホワイトリストのタグ付けをしました。ホワイトリストとは、青の本人認証マーク(公式マーク)がないアカウントに対して、スパムまたは不正のフラグを回避し、ハッシュタグで目立ちやすくされ、トレンドになりやすいものだそう。

ホワイトリストになったCENTCOMのアカウントは、反イランメッセージの拡散、サウジアラビアと米国が支援するイエメン戦争の拡散、テロリストのみを攻撃すると主張する「正確な」米国のドローン攻撃など、中東における米国の軍事的優先事項について頻繁にツイートしていました。

CENTCOMはその後、戦略を変更し、ツイッターアカウントの関係の開示を削除した。アカウントのプロフィールは、一見オーガニックなものに変わっています。

スタンフォード大学が米軍アカウントを特定

2020年5月に、ツイッターのリサ・ローマン氏は国防総省に2つのリストをメールで送りました。1つは「以前に提供された」アカウント、もう1つはツイッターが検出したアカウントのリストです。

これらはロシア語やアラビア語のアカウントで、シリアやISISにおける米軍の問題についてツイートしており、多くは国防総省との関係を隠していました。

こうした秘密の米軍プロパガンダアカウントの多くは、2020年末にツイッターによって検出されたにもかかわらず、今年まで投稿を続け、2022年5月以降まで停止しなかったものもあったという。

2022年8月に、スタンフォード・インターネット観測所が、Facebook、テレグラム、ツイッターその他のアプリにおける米軍の秘密プロパガンダネットワークを暴露しました。↓

米国のプロパガンダ・ネットワークは、ロシア、中国、その他の外国に対する物語を執拗に押し出した。イランを「イラクの水の安全を脅かし、クリスタルメス(=メタンフェタミン)で溢れさせた」と非難し、アフガニスタン難民の臓器を摘出したと非難した。

スタンフォード大学の報告書はすべてのアカウントを特定したわけではないが、彼らが挙げたのはCENTCOMが2017年の電子メールでホワイトリスト権限を求めたのとまったく同じアカウントだった。このアカウントはAIが作成したディープフェイクの画像を使用していた。

表では公平に振る舞い、裏で米軍とベッタリ

その後の報道で、ツイッターは親欧米の立場を取るフェイクアカウントを削除したことで、公平だとヒーロー扱いされた。

しかし現実は胡散臭いもので、ツイッターは2017年からCENTCOMを支援し、2020年の終わりにはこれらのアカウントがツイッターのポリシーに違反していた事を知っていたが、何年も停止しなかった。

ツイッターの通信チームは記者達と密接に連絡を取り、ツイッターの役割を最小化するよう努めました。ワシントンポストがスキャンダルを報じたとき、ツイッターの職員はお互いを祝福し合った。なぜなら、その記事はツイッターのスタッフには一切触れず、国防総省に大きく焦点を当てたからである。

ツイッターは2016年以降、タイ、ロシア、ベネズエラなど、国家が支援する影響力作戦に結びついた秘密アカウントを迅速に特定して取り除いていることを自慢していた裏で、米軍と秘密に結びついていた。

国家権力による言論コントロール

以上ですが、ファン氏のスレッド、うまく整理されててわかりやすかったです。

最後にファン氏は、「数日間ツイッターにアクセスすることを許可された」と書いています。ただし何の署名も同意もしておらず、ツイッター側からも何も言われなかったという。つまり「自由に書いていいよ」ってことでしょう。

これで思い出しましたが、日本でも自民党を支援して野党を非難する「Dappi」とかいうアカウントがありました。あれも自民党が裏でつながってると報じられました。

まあDappiの場合はツイッターは絡んでないと思いますけど、プロパガンダをまき散らしていたという意味では、似たり寄ったりな気がします。ちなみに裁判は継続中みたいです。

こういう国家権力による言論コントロール・情報操作みたいなのは、山羊座時代の終わりには出てきてしまいます。何度も言いますがリークの時代がきてます。

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2023年4月1日
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