ツイッターファイル第9弾――FBIは監視と検閲のドアマンだった

FBIは「監視と検閲のドアマン」

ツイッターファイルの第9弾が、マット・タイビ氏のアカウント(@mtaibbi)で公開されました

第9弾では、ツイッターに対して想像以上に多くの政府機関が干渉しており、その中でFBIが窓口のようになっていた事を示すものとなっています。

ツイッターは国務省、国防総省、CIAなど非常に多くの機関と接触しており、これらの政府機関を「OGA」(Other Government Agencies=他の政府機関)と呼んでいました。

あまりに多かったために把握できなくなり、目眩がするほどだったという。

タイビ氏によると、その中でFBIは「監視と検閲のドアマン」の役割を果たしていたと言っています。

FBIの反論を受けて

ツイッターファイル第7弾が公開された後、FBIは12月21日に声明を出し、「陰謀論者が誤報を発表し、その唯一の目的は信用を落とすこと」だと述べました。

一方で否定はしませんでした。

340万ドルの支払いについても、対価を支払っただけだといい、「お金を使っているのはツイッターだけじゃない」と、他にも同じ事をしていると自らバラしたのです。

今回のはそのFBIの反論を受けてもので、タイビ氏は、FBIがSNSの監視と検閲するプログラムのドアマンとして、国務省、ペンタゴン、CIAなど連邦政府内の機関を包含していると述べ、陰謀論という言いがかりをはねつけるかのように証拠を提示しました。

振り回されていた

ツイッターの幹部は、今日は国防総省、明日はFBI、毎週の電話、毎月の会議、と目眩がするほどで、追跡不能だったという。

数千の報告が、海外影響力タスクフォース(FITF)やFBIサンフランシスコ支局を通じて流れ込んでいたとのこと。

政府はツイッターだけでなく、主要なハイテク企業と常に連絡を取り合い、その中にはFacebook、Microsoft、Verizon、Reddit、Pinterestなどが含まれており、定期的に会合が開かれていたという。

FBIからの要請がひっきりなしに送られてくる

その一般的な議題は「海外からの干渉」だったが、実際はFBIは検閲要求のパイプ役になっていたという。ツイッターにはFBIから問題アカウントに関する要請が殺到していたとのこと。

特に2020年大統領選挙が近づくと、何百ものアカウントのリストが送られてきました。FBIサンフランシスコ支局から次々にメールが届き、時にはエクセルファイルが送られてきたという。

あまりに多くの要請があったため、ツイッター社員は優先順位・選別するシステムを作らなければならなかった。

そのうちツイッターの幹部は、FBIが違反行為を探すためにツイッターに人員を派遣しているように見えてきたという。

証拠は見つけられなかった

「海外からの干渉」は、検閲の表向きのテーマでしたが、舞台裏ではそれを裏付ける証拠が見つけられず、政府の主張と闘っていた。幹部は常に圧力を受けていたが、証拠は見つけることができなかった。

この後も続きますが、結局のところツイッターは政府機関に振り回されていたという印象です。

おそらくイーロン・マスク氏はこれを正常運転に戻そうとしているんですよね。その手段において、すべて情報公開しちゃう事が一番手っ取り早くて効果的だと判断したかもしれないです。

もちろんその分反発は大きくなるでしょうが。

最後にタイビ氏は、コロナや議会とツイッターの関係についての情報公開を予告していますので、引き続き注目したいと思います。


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