ディズニー、フロリダ州デサンティス知事を提訴――それでもディズニーが失敗したワケとは?

ディズニー、フロリダ州知事を提訴

Woke企業のディズニーがフロリダ州のロン・デサンティス知事を提訴しました。

しかし、いかにも「ディズニーは邪魔されたー、デサンティスが邪魔したー」みたいなメディアの論調はいただけません。これはディズニーが主張しているだけであり、誤解を招く理論誘導です。

そもそもの経緯は、小さな子供に性自認教育を押しつけようとしているWoke左派のやり方に対して、フロリダ州がNoを突きつけ、「幼稚園~小学3年生までの性自認教育を禁ずる」とした法案を可決したことから始まってます。

けっきょく左派の狙いはトランスジェンダーを増やしたいのが見え見えであり、バドライトやNIKEのトランスジェンダー起用もその最たるものです。日本でもLGBTQ法案が急がれているんでしたっけ?急ぐ必要あります?

左派はまだ幼い子供から、性自認に興味を持たせるような教育を押しつけようとしています。怖いのはその背後に何があるの?って事で、何か企みがなければこういう動きはしないでしょう。

完全にそれに乗っかっているWokeディズニーは、このフロリダ州の法案を批判し、「ゲイと呼ぶな法案を支持しない」として取り消しを求めました。ちなみにこの法案に「ゲイ」というワードはただの一言も出てきません。

フロリダ州は変な性教育から、子供や親を守りたかっただけでしょう。

左派メディアの偏向報道

こうした左派の押しつけに乗っかっているのがメディアであり、常に左派に味方した論調になるわけです。このブルームバーグの記事も、フロリダ州側の意見にはまるで触れていません。つまり片方の主張だけを報じています。

相変わらず左派メディアは左派メディアってことです。
メディアは偏向せず事実を報じるべきなのでは。

ジャニーズ事務所に偏向した報道しかしない日本のメディアも一緒です。

いすれにしても、本来子供に夢を与えるはずのディズニーは、今、子供の性別を変える教育をすることに必死なようです。ただ、

性別を変えれば子供を作れなくなる

将来的に子供が減る

ディズニーの顧客が減る

という構図が見えていない想像力の無さはいかがなものか。

フロリダ州の仕返し

ディズニーの反発に、フロリダ州が手をくわえて見ていたわけではありません。

法案に半旗を翻されたデサンティス知事は、永らく認められてきたディズニー・ワールドの特権を廃止しました。

「ディズニー・ワールド」があるフロリダ州オレンジ郡とオセオラ郡には、1967年に制定された「リディ・クリーク改善地区法」というのがありました。

これは税制や土地利用などに関して、ディズニーの自治権を認めるというもので、いわばディズニーによる治外法権だったのです。これがあったからこそ、建築基準を外れたアトラクションも建設することが出来ました。

デサンティス知事はこの「リディ・クリーク改善地区法」を廃止する法案に署名し、今年6月に施行されることになりました。

ディズニーは誰も欲しがる特権を、自らの悪手のせいで手放すことになりました。

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの特権廃止が決定、ディズニーの株価下落、世論調査で人気に陰り

2022年4月23日

ディズニーが狙った逆転の手口とは

それでもディズニーは逆転を狙います。

ディズニーの首脳陣は、特権の効力が失効する寸前の土壇場で、地元当局とフライング合意し、デサンティス知事を出し抜こうとしたのです。

地元当局は、ディズニーの27,000エーカーにおよぶ土地に対して30年間の契約延長をし、最大限の権限を与えるという決議に署名したのです。この合意には11時間かかったとか。

まさに9回裏2アウトからの「逆転満塁ホームラン」というべきものでした。

2月27日の会合で、新理事会のメンバーの一人ロン・ペリ氏は、「これは本質的にディズニーを政府にするものである」と述べました。

ディズニーにしてみれば大勝利であり、さぞ「デサンティスざまあ」という思いだったでしょう。

そして一部の左派メディアは、喜々としてこの事実を報じたのです――まさか再逆転されるとは知らずに。しかもディズニー自らの墓穴で。

「ディズニーはいかにしてデサンティスを打ち負かしたか」↓

墓穴を掘ったディズニー

この合意には「落とし穴」がありました。

ディズニーの弁護団は、フロリダ州法の致命的な見落としをしていたか、あえて無視したようです――契約を修正する際に、重要な手順を省略してしまいました。

フロリダ州法によると、地方自治体が特別区の協定を変更する際、3つのステップを踏むことが義務づけられていました。

それは協定を変更する際

・公聴会を2回開催する
・地元の新聞で公聴会の告知をする
・最初の公聴会の前にすべての不動産所有者に郵便で通知しなければならない

という3つでした。

このうち3番目の「すべての不動産所有者に郵便で通知しなければならない」という項目を、ディズニーは無視したのです。

これによりセントラル・フロリダ観光監視地区(CFTOD)は、合意を無効としました。

なぜディズニーはこの手続きを無視したか――おそらく不動産所有者の多くはフロリダ州民であり、その地元民の意向を無視しようとしたからでは、と言われているのです。

急進左派は、自分たちのアジェンダを進めるためにはルール無視も厭いません。

そんな中でディズニーが出してきた次の手が、デサンティス提訴なのでしょう。まあ「腹いせ」にやったと見えてしまいますよね。

ディズニーはリストラまっしぐら

結局ディズニーのやったことは、今のところ自らの破綻を招いているようです。つまり米国民はそんなに多様性を支持していなかったって事なのでは。

自分の子供が、生まれ持った性を捨ててトランスジェンダーになることを願う親がどれほどいるのか?

ディズニーの株価は急落し、本社前ではボイコット運動が起こりました。

そして今、Wokeディズニーに何が起こっているのか?

第2ラウンドの人員削減が始まるようです。業績が悪化し、大幅リストラの必要に迫られているということでしょう。

レイオフは3回に分けて行われ、全部で7000人規模だと言われています。

従業員の中には、ディズニーを愛して、子供達に夢を与えたいと思って入社した人もいたのでは。そんな人たちの夢や理想は打ち砕かれ、首を切られることになります。

この人員削減は、傘下のESPNやABCニュースにも及んでいるという。

スター・ウォーズの世界観を見事にぶち壊してくれたWokeディズニーは、自らもぶっ壊すかのようです。


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