武漢ウィルス研究所の内部告発者が現れる――COVID-19は中国が生物兵器として開発した

DNIの機密文書が公開も、期待外れ

6月18日までに設定されていた、新型コロナウイルスの発生起源に関する米国家情報長官(DNI)の機密文書公開は、けっきょく23日にずれ込みました。

おそらく18日あたりといえば、ブリンケン国務長官の中国訪問と重なっていたと思うので、中国を刺激したくなかったのかもしれません。

しかし今回機密解除された文書は期待されたような内容ではなく、コロナは自然起源かもしれないという説を残したままでした。

DNIは9ページの報告書の中で、「すべての機関は、自然由来と実験室関連由来の両方が、最初のヒトへの感染を説明するもっともらしい仮説として残っていると評価し続けている」と、どっちつかずの報告をしています。

【公開された文書】
https://www.dni.gov/files/ODNI/documents/assessments/Report-on-Potential-Links-Between-the-Wuhan-Institute-of-Virology-and-the-Origins-of-COVID-19-20230623.pdf

内部告発者「COVID-19は生物兵器として開発された」

そんな中、武漢ウィルス研究所の内部告発者が現れました。

アジアン・ニュース・インターナショナル(ANI)の報道によれば、武漢ウイルス研究所の中国人研究者が、「COVID-19は中国が生物兵器として開発したものである」と暴露したという。

武漢ウィルス研究所の研究者チャオ・シャオ氏は、26分間のインタビューの中で、彼のチームはどのウィルス株が最も効果的に拡散するかを調べるため、同僚のシャン・チャオ氏が4つの株を与えられたという。そして、できるだけ多くの生物でテストするよう言われたとのこと。

また彼らは、人間のような他の種にウイルスを感染させるのがどれだけ簡単かを調べるよう上司から言われていたという。

このインタビューの中で、チャオ・シャオ氏はCOVID-19を「生物兵器」と呼んでいます。

ウィルス学者が派遣された謎

シャオ氏はさらに、2019年に武漢で開催された軍事世界大会の期間中に、数人の同僚が行方不明になったことにも言及しました。

行方不明になった研究者の1人は、後に「健康と衛生状態を検査するため」に各国の選手が宿泊するホテルに派遣されたと明かしたという。

シャオ氏は、通常このような衛生状態のチェックにはウイルス学者は必要ないことから、彼らの本当の目的はウイルスを広めることだったのではないかと疑っているという。

さらに2020年4月、再教育キャンプに収容されたウイグル人の健康状態を検査するために、同僚チャオ・シャン氏が新疆ウイグル自治区に派遣されたと主張しました。

「もう一度言うが、健康診断の実施にはウイルス学者は必要ないため、彼(同僚)はウイルスを拡散させるためか、あるいはウイルスが人間にどのように作用するかを観察するために派遣された」と主張しました。

これは2020年3月から4月にかけてチャオ・シャン自身が答えたものだという。

裏に中国軍の影

以前当ブログで取り上げましたが、サンデータイムズが報じたところによると、武漢ウィルス研究所の研究者たちは中国軍と協力して、新型コロナウイルスの変異株を作り出していたと報じました。

その中で、SARSウィルスと洞窟から採取したコウモリのウィルスを混ぜ合わせ、ヒトに感染する致命的なウィルスを作り上げたという。

情報は徐々に出てきています。

【衝撃】コロナウィルスが出現する前、武漢ウィルス研究所で何が起きた?そこに中国軍の影

2023年6月14日
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2023年4月1日
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