ますます暴かれていく――最初にコロナ感染したのは武漢ウィルス研究所の科学者だった

最初に感染したのは武漢ウィルス研究所の科学者だった

先日の記事で書きましたが、COVID-19(新型コロナウイルス)が自然発生したものではなく、武漢ウィルス研究所から流出したとする証拠が明かされました。

サンデータイムズは、武漢ウィルス研究所が異なる病原体を混合させ、人に感染する変異型ウィルスを作ったと報じました。それがCOVID-19だったという。

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2023年6月14日

上とは別に、これを裏付ける新たな調査結果も出てきています。

ジャーナリストのマイケル・シェレンバーガー氏、マット・タイビ氏、アレックス・グーテンターグ氏の3名は、長期にわたって新型コロナウイルスを調査してきたとのことです。

調査の中で、インタビューに応じた米国政府の関係者によると、最初にコロナウィルスに感染したのは武漢ウィルス研究所に所属していた=ベン・フー氏、ユ・ピン氏、イェン・ズー氏の3名の科学者だったという。

ベン・フーは次の石正麗だ

サンデータイムズは、2019年11月に正体不明の病気で病院に搬送された人の中に、武漢ウィルス研究所の研究に携わっていた研究者がいた証拠がある、と報じました。

今回のジャーナリスト達による調査は、それを裏付けるものとなりました。

2019年11月にコロナに似た病気を発症した3人の科学者が、上の3人であることをどれだけ確信しているかについて、米政府の関係者は「100%だ」と答えたという。

中でもベン・フー氏は、武漢ウィルス研究所の機能獲得研究(ウィルスの感染力を高める)を主導した科学者だったと報告しています。

MIT(マサチューセッツ工科大学)とハーバード大学研究所の分子生物学者アリーナ・チャン博士によれば、「ベン・フーは実質的に次の石正麗だ」と説明しています。

「バット・ウーマン(コウモリ女)」こと石正麗博士は、武漢ウィルス研究所でコウモリのコロナウィルスを研究していた第一人者でした。

「彼(フー)は、彼女の一番弟子でした。彼はキメラのSARSに似たウィルスを作り、それをヒト化したマウスで実験していました。この危険なウィルス研究をして、誤って感染する危険性が高いのは誰かと考えれば、彼でしょう」

来週、米国家情報院が機密文書を公開

石博士とフー博士は、2019年にSARS系ウィルスの系統を説明した論文を共著しているという。

フー博士は、石博士の研究室の実質的な筆頭格だったといい、「もしフーがいち早くCOVID-19で病気になったことが証明できれば、ゲームチェンジャー(形勢大逆転)になる」とWHO諮問委員会の元メンバー、ジェイミー・ミッチェル氏は述べています。

実はこの情報は、他のメディアも追っているという。

来週、米国家情報院は、最初にコロナ感染した3人の科学者の名前を含む、これまで機密扱いだった資料を公開する予定だそう。

こここからどのような情報が出てくるか注目です。

コロナ発生起源

これまで新型コロナウイルスの発生起源については、WHOが専門家のチームを中国に派遣して調査していました。

しかし調査団の中にエコヘルス・アライアンスのピーター・ダザック代表が含まれていたことで、この調査が茶番だという疑念を抱かせました。なぜならダザック氏は、武漢ウィルス研究所に助成金を流していた張本人であり、利益相反が疑われていたからです。

けっきょくこの調査では、新型コロナウイルスの起源は、コウモリのウイルスから別の動物キャリアを介して人に感染した可能性が高いと報告し、研究所から流出した可能性は低いと結論づけていました。

その後WHOは、中国にデータのアクセスなどを求める要請をしましたが、中国は拒否しています。

一方、NIAID(米国立アレルギー感染病研究所)の元所長で、バイデン政権の首席医療顧問だったアンソニー・ファウチ博士は、2020年2月1日に複数の科学者たちを集めて秘密の電話会議を行っていたことがわかっています。

その後、電話会議に参加した科学者らが「プリキシマル・オリジン(近位起源=自然発生)」の論文をネイチャー誌に発表しました。

この電話会議でファウチ博士は、研究所流出説を否定する論文を書くよう働きかけたと言われています。

研究所流出説に傾く流れ

しかし今年2月に米エネルギー省(DOE)が、COVID-19が武漢ウィルス研究所から流出した可能性が高いとする報告書を提出しました。

FBI長官やCIA長官も研究所流出説を支持しています。

以後、それを裏付ける文書や証言が出てきているわけですが、このまま真実が明らかになるのか注目です。

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2023年4月1日
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