FDAの弁護士、コロナ治療にイベルメクチンを処方できると法廷で証言

The U.S. Food and Drug Administration, Public domain, via Wikimedia Commons

FDA弁護士「イベルメクチンはコロナ治療に使用できる」

先ごろ開かれた法廷で、FDA(米食品医薬品局)の代理人弁護士が、新型コロナウイルス(COVID-19)の治療にイベルメクチンを処方することは自由である、と述べました。

これは3人の医師らがFDAを訴えていた裁判で、8月8日に行われた口頭弁論でFDA側の弁護士が証言したものです。

FDAの代理人アシュリー・チャン・ホノルド弁護士は、「FDAは、医師がCOVID-19を治療するためにイベルメクチンを処方する権限を持っていることを明確に認めている」と述べました。

この裁判はポール・マリク医師、メアリー・ボーデン医師、ロバート・アプター医師の3名が訴えていたもので、HHS(米保健福祉省)とFDAが、COVID-19の治療にイベルメクチンを使用することを違法に阻止したとして提訴したものです。

医師らは、イベルメクチンを患者に処方する努力をめぐって解雇されるなど、FDAの声明によって職業上損害を被ったと主張しています。

この裁判は一審では棄却されましたが、医師たちが第5巡回区控訴裁判所に控訴していました。

禁止されていなかった?

以前このブログで書きましたが、NIH(米国立衛生研究所)の公式サイトでは、2022年秋頃からコロナ治療薬としてイベルメクチンが普通に掲載されていました。

米国立衛生研究所(NIH)、とうとうイベルメクチンを「コロナ治療薬として評価中」と公式サイトに掲載してしまう

2022年10月22日

またこれも以前に書いていますが、イベルメクチンをめぐる別のテキサス州の裁判で、2022年11月にFDAの代理人アイザック・ベルファー弁護士は以下のように証言しています。

「(イベルメクチンの禁止は)強制的なものではない。それは”推奨”です。」「やってはいけないとは言っていない。禁止とか違法とかも言っていない。」

FDA、反イベルメクチンキャンペーンは「単なる推奨に過ぎない」と開き直り

2022年11月22日

「家畜用だから使うのやめろ」

上の記事でも言及しましたが、FDAは2021年8月21日にツイッター(現X)で、イベルメクチンについて「あなたは馬じゃないし、牛でもない。マジでみなさんやめろ。」と若干強めの口調で圧力をかけたのです。

つまり「家畜用なので人間は使うな」って言いたいのでしょうが、イベルメクチンは1987年に人間用としても承認されているので、この主張はおかしい。

まあ思うに、イベルメクチンがコロナ治療にそれなりに効果があったため、どうしてもワクチンを使わせたかったFDAとしては、あえて強めに圧力をかけたって感じでは。

というのも、イベルメクチンはインド・ブラジル・アフリカなどでは早くからコロナ治療薬として承認されており、普通に使われているようです。

「命令でしょ?」→「いや命令じゃない」

今回、控訴裁判を審理したのはジョージ・W・ブッシュ大統領が任命したジェニファー・エルロッド判事、トランプ大統領が任命したエディス・クレメント判事、ドン・ウィレット判事の3人です。

原告の医師3名の代理人ジャレッド・ケルソン弁護士は、「FDAが人々に”やめろ”と言ったということは、政府の保健機関がイベルメクチンの処方、使用、販売を”やめろ”と要求したに等しい」と述べ、「多くの医師、病院、薬局がそう受け取った」と主張しました。

エルロッド判事
「FDAが”やめろ”と言うのは命令ですか?」

FDAのホノルド弁護士
「単なる皮肉です」

エルロッド判事
「質問に答えていただけますか?それは”やめろ”という命令なのですか?」

ホノルド弁護士
「命令と解釈されるかもしれないが、ツイートの文脈でこのワードを使っただけであり、命令というレベルではありません」

エルロッド判事
「なぜ命令ではないのですか?英語の授業なら、あれは命令だと言うでしょう」

確かにFDAのツイートの「Stop it.」は間違いなく命令形だと思いますが。しかもFDAのような国家機関が使うと、余計にその意味が強まるのでは。

またウィレット判事は、FDAの管轄権の限界を明確にするようホノルド弁護士に確認しました。

ウィレット判事
「FDAには医学的アドバイスをする権限がないことを認めますか?それは議論の余地がありませんね?FDAは医学的助言を出すことはできないのです」

ホノルド弁護士
「いいえ、裁判長。政府はこの件では譲歩していません」「FDAが薬剤の安全な使用法に関する科学的見解を一般大衆に知らせることは許されるだけでなく、不可欠なものです」

「FDAはこのような公的な安全性に関する声明を出すことができなければなりません。原告の理論では、FDAはこのような形で公衆に伝えることはできないでしょう」と反論しました。

オーストラリアでは承認された

ちなみにイベルメクチンは、5月にオーストラリアでもコロナ治療薬として承認されました。

オーストラリアでは2021年9月に、医師によるイベルメクチンの処方が禁止されていました。

しかし先ごろTGA(保健省薬品・医薬品行政局)はこの制限を撤廃し、2023年6月1日から実施されているという。

ちなみに2020年4月に発表されたオーストラリアのモナシュ大学による査読付き研究によると、イベルメクチンが細胞内のSARS-COVID-19-2を48時間で死滅させることが実証されたとのこと。

それによると、イベルメクチンの研究を10年以上にわたってさまざまなウイルスで行ってきた研究チームが、イベルメクチンを1回投与するだけで、SARS-CoV-2ウイルスが細胞内で増殖するのを阻止できることを発見したという。

この研究に携わったカイリー・ワグスタッフ上級研究員は「我々は1回の投与で、48時間後までに全てのウイルスRNAを実質的に除去できることを発見した」と述べました。

「イベルメクチンは非常に広く使用されており、安全な薬と考えられている」と付け加えています。

情報検閲の胡散臭さ

「Stop it.」と命令形でツイートしておきながら「いやーあれは命令に見えるけど、実は命令じゃないんですよ」って、ずいぶん自分勝手な理論に思えてしまいますが。

いずれにしてもイベルメクチンはパンデミック当初から一部で効果があると言われてきましたし、私もかなり目にしてきましたが、そうした情報は検閲されてしまうので、なかなか一般の目に触れる機会がなかったのではと思います。

むしろそれを否定する情報工作の方が多かったりするので、それを鵜呑みにして未だにイベルメクチンに懐疑的な人がいるかもしれません。

ましてや情報収集の方法がTVや主流メディアだけだったりすると、ますますその傾向は強くなります。TVや主流メディアはこれまでジャニー喜多川氏の性加害を報じてきたでしょうか?

またネットで情報を集めるにしても、大手検索エンジンではブロックされてヒットしなかったりするので、なかなか難しくなっています。まあこのブログもそうですけど笑。

Youtubeでは2022年8月にCOVIDポリシーを一部緩和しましたが、それでもイベルメクチンやヒドロキシクロロキンについてはNGのままでした。

まあ何度も書いてますように、個人個人が情報には敏感にならないと、うっかり貧乏くじを引かされることになるのが今の時代の特徴ですのでお気を付けください。

最後に、イベルメクチンその他の薬品の使用に関しては、専門家なり医師のアドバイスをよく聞いて判断するようにしてください。

※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。

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