ファイザーのコロナ治療薬「パクスロビド」服用後に再発する事例が増加――ファイザーは申請の段階で認識していた

ファイザー, Public domain, via Wikimedia Commons

「パキロビド」使用後にコロナが再発

日本でも承認されているファイザー社の新型コロナウィルス治療薬「パクスロビド(=パキロビド)」(一般名ニルマトレルビル, リトナビル)ですが、コロナの症状が再発する事例が報告されています。

パキロビドは、家庭用のコロナ治療薬として2021年12月に米国で初めて緊急認可されました。軽度~中程度の感染者に有効だとされています。

当初の発表によると、死亡率が88%改善したと言われていました。

バイデン政権は最近パキロビドの取り扱いを倍増させると発表しています。

ファイザーは再発を認識していた

事例によると、医師から処方されて48時間後には問題なしの状態になったものの、最後の服用から1週間後に再び体調を崩したという。

本人は何も指針が示されていないため、隔離するべきか悩んだという。医師、コロナ相談窓口、看護師などに問い合わせても、皆が異なるアドバイスをしたと困惑しています。

もともとこの薬による再発例はファイザー社の記録にあったようです。

ファイザーがFDAに提出した緊急使用許可申請書によると、臨床試験において治療開始後10日目または14日目にリバウンドが見られる被験者がいたことが記載されているといいます。

同居人には予防効果がない

ファイザー社は4月29日に、同社製品「パクスロビド」が感染者と同居する人の予防には効果がないことを発表しています。

陽性者と同居する人3,000人に、5日または10日間パクスロビドを与えるグループと、プラセボを与えるグループに分けて投与する試験を行ったところ、パクスロビドを5日間与えたグループは32%、10日間与えたグループは37%効果があったとしています。

しかしこの程度の差では偶発的な産物の可能性もあるため、優位性が認められないとしています。

ファイザー社のアルバート・ブーラCEOは「この試験の結果に失望している」と述べています。