FDAにファイザーワクチンの承認文書の公開を要求していた裁判で、新たな裁判所命令

ファイザーワクチンの承認文書、新たに裁判所命令

以前お伝えした、FDA(米食品医薬品局)にファイザー社ワクチンの承認書類を公開するよう請求していた裁判で進展がありました。

現地2月2日に新たに連邦裁判所のマーク・ピットマン判事が命令を下しています。

それによるとFDAは以下のスケジュールで書類を公開するよう命令されています。

  • 2022年3月1日と4月1日に1万ページづつを公開
  • 5月2日、6月1日、7月1日までに8万ページづつ
  • 8月1日までに7万ページ
  • その後、毎月第1営業日までに5万5千ページづつ

なお多く提出した月がある場合は、翌月分にバンクできるとしています。

これまでの経緯

これは医師や科学者のグループPHMPT(Public Health Medical Professionals for Transparency)がFDAに対して情報公開請求をしていたものです。

FDAは最初、黒塗りなどの編集作業に時間がかかるため月500ページの公開が限度で、全部公開するのに55年かかると主張していました。その後さらに追加し、75年かかるとしています。

しかしFDAがファイザー社のワクチン承認のためにかかった日数はたったの108日であり、明らかにこの主張は整合性を欠くものでした。

これに対して裁判所は1月6日に回答を出し、月に5万5千ページづつ公開するよう命令を出しました。

するとFDAはファイザー社の支援を要求し、編集作業をファイザーに手伝ってもらえるよう裁判所に訴えました。それによって迅速に作業が進むと主張しました。

裁判所命令「FDAはファイザーの承認書類をひと月あたり55,000ページ公開せよ」――画期的な判断

2022年1月8日

FDAがファイザーワクチンの情報公開に「55年かかる」と回答――第1段階の文書が公開、その驚きの内容とは

2021年11月22日

ファイザー社の介入は?

この命令ではファイザー社の介入については言及されていないのでわかりません。

一応PHMPTの代理人アーロン・シリ弁護士は、ファイザー側の要求を却下するよう申し立てているようなので、続報を待ちたいと思います。

FDAは文書の何を編集したいのか分かりませんが、世界中に配られたワクチンなので、少なくとも透明性は保証されて然りかなと思ったりますが。

『衝撃』ファイザーワクチンの副作用のリストが公開!――ファイザー社はこれを2097年まで隠そうとしていた

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