エプスタイン文書第4弾が公開
さらに松本人志氏に告発者が出たようで。
最初の文春砲が出た時、私は彼のホロスコープに「少なくとも5つくらい暗示がある」と書いたんだけど、それだけあるとやっぱりこうなるよねって話。
さて現地1月8日にエプスタイン文書の第4弾が公開されました。
いろいろとややこしくなってますので、整理して説明させていただきます。
まず2日前の記事【エプスタイン文書:番外編1】で、2022年10月に公開されたエプスタイン被害者のサラ・ランサム氏の裁判文書について書きました。
それによるとランサム氏は、エプスタインがVIPと少女とのSEXを撮影していて、その「証拠動画を持っている」と、2016年10月に当時ニューヨークポストの記者だったモーリン・キャラハン氏宛のメールで書いていた。↓
これについて、新しく8日に公開された文書では、前回伏せ字で隠されていたVIPの名前が明らかになっています。その名前は、「ビル・クリントン」「アンドルー王子」「リチャード・ブランソン」でした。
リチャード・ブランソンって誰?って思うかもしれませんが、イギリスの実業家でヴァージン・グループの創立者です。
上の記事で書いたように、ランサム氏はこのSEX動画を友人から入手し、USBメモリにバックアップして、ヨーロッパのいろいろなところに隠したとメールで書いている。
さらに、この友人は乱暴されて脅迫され、口止めされている、とも書いていました。
今回の文書ではその詳細も明らかになっており、「口止め料として、クリントン財団から直接多額の支払いを受けていた」と主張しています。
「私の友人がクリントン、アンドリュー王子、リチャード・ブランソンと性交渉を持ったとき、セックステープが実際にジェフリーによってそれぞれの機会に撮影された」↓
Richard Branson and Bill Clinton named in the latest Jeffrey Epstein documents –
Allegedly there are tapes. Allegedly.
"When my friend had sexual intercourse with Clinton, Prince Andrew and Richard Branson, sex tapes were in fact filed on each separate occasion by Jeffery." pic.twitter.com/gv4kpJsat3
— Techno Fog (@Techno_Fog) January 8, 2024
SEX動画はランサム氏の捏造だった
ところがランサム氏は奇妙なことに、最終的にそのSEX動画の暴露を撤回しました。家族に相談し、撤回することにしたという。
これについて判明したことがあります。
2019年7月29日のニューヨーカーの記事で、このSEX動画はランサム氏が「捏造した嘘」だったことが明かされていました。
For five years, Alan Dershowitz has been working to refute allegations made against him by one of Jeffrey Epstein’s victims. He is doing so in what one former colleague called “typical Dershowitz fashion: Attack! Attack! Attack!” https://t.co/o5uXFxlmXa
— The New Yorker (@NewYorker) July 30, 2019
ニューヨーカーの記事によれば、ランサム氏は、要求されてもSEXテープを提出することが出来なかったという。
ランサム氏はさらに、ドナルド・トランプ氏が「多くの女の子とセックスした」と主張しており、その中には彼女の友人も含まれていると言っていました。
そしてランサム氏は、トランプ氏のSEXテープも持っている事を示唆したものの、結局それも提出することができなかったようです。
トランプ氏の報道官スティーブン・チャン氏は1月8日、「これらの根拠のない非難は、単なる虚偽であり、何のメリットもないため、完全に撤回されました」と述べています。
またブランソン氏のヴァージン社の報道官も「サラ・ランサムの主張には根拠がなく、事実無根であることを確認できる」と述べています。
Donald Trump named in latest Epstein documents https://t.co/8s8Nz6k4yT pic.twitter.com/a4EfAYo263
— Daily Mail Online (@MailOnline) January 8, 2024
Google創立者セルゲイ・ブリンが島に行った
エプスタイン文書で新たに出てきた名前としては、Googleの共同創業者セルゲイ・ブリン氏と、その元妻アン・ウォジツキ氏です。当時2人はまだ婚約中でした。
ちなみにブリン氏は2023年7月現在、世界で9番目に裕福な人物で、推定純資産は1110億ドルと言われています。
#JeffreyEpstein list: #Google co-founder #SergeyBrin, his ex-wife vacationed on ‘paedophile island’https://t.co/j9ALVQR2C3 pic.twitter.com/hxhUzpfQEC
— Hindustan Times (@htTweets) January 9, 2024
ランサム氏がニューヨークポストのモーリーン・キャラハン記者に送ったメールによると、この2人はエプスタインの島リトル・セント・ジェームス島を訪れていたという。その写真も持っていると書いています。
「エプスタインの少女たちと私が島で撮った写真もあります。セルゲイ・ブリンと彼の財務担当だったアン・ウォジツキと一緒に撮った写真もあります」「サーフィンを始めたばかりで、新しいカイト・サーフィンの道具を私たち女の子と一緒に試したがっていたからです」
エプスタインはブリン氏にJPモルガンを紹介した
ブリン氏とエプスタインの関係は以前も報じられており、エプスタインがJPモルガンにブリン氏を紹介したとされている。
JPモルガンの元幹部だったジェス・ステイリー氏に紹介した1年後の2004年、ブリン氏はJPモルガンのサンフランシスコ・プライベート・バンクの顧客になったとのこと。
提出書類によると、「ブリンとの関係は、プライベート・バンクの中でも最大級のものであり、その額は40億ドル以上である」「我々はセルゲイ・ブリン・ファミリーオフィスと非常に密接に仕事をしており、少なくとも1日に1回は連絡を取り合っている」と書かれているとか。
さらにJPモルガンは、エプスタインの事を”Google創業者のアドバイザー”と呼んでいたという。
Jeffrey Epstein helped JPMorgan land Google co-founder Sergey Brin and his $4B in investments as client: lawsuit https://t.co/o1fMBpOWLZ pic.twitter.com/3abp3Zrx0V
— New York Post (@nypost) July 25, 2023
エプスタイン島の写真が公開
1月8日に公開された文書では、エプスタインの島で撮られた写真が公開されました。これらは2022年に一部公開されたものの、編集されており、今回は編集なしで公開されています。
🚨New Epstein court docs provide images INSIDE Epstein’s Little St. James Island— depicting Epstein, associates, Ghislaine Maxwell, and groups of females pic.twitter.com/bp1sG23cqq
— Benny Johnson (@bennyjohnson) January 8, 2024
また8日に公開された文書から、エプスタイン島のさらなる実態が明らかになりました。
被害者のランサム氏は、エプスタインが所有するカリブ海にある米領ヴァージン諸島のリトル・セント・ジェームス島に連れて行かれた少女たち全員が、「ヴィクトリアズ・シークレット」のビキニとナイトウェアを提供されたと主張しています。
そしてエプスタインのマッサージ・ネットワークの内情を説明しており、被害者の少女達がギレーヌ・マックスウェルのことを「ママ・ベア(母熊?)」と呼んでいたと証言しています。
「bear」には厄介者とか乱暴者みたいな意味があるけど、そういうこと?
Girls taken to Jeffrey Epstein's island were gifted Victoria's Secret outfits – while 'mama bear' Ghislaine Maxwell ran house like a 'brothel' where pedo had sex with girls 'on rotation', court documents say https://t.co/SaiUtwqhHy pic.twitter.com/Tyrvr2V547
— Daily Mail Online (@MailOnline) January 8, 2024
エプスタイン島はまるで売春宿
ランサム氏は証言の中で、エプスタインが少女達に対してセックスと引き換えに金銭的な援助を提供したと語りました。
そしてエプスタイン島の様子について、まるで売春宿のようであり、少女たちはセックスの合言葉「マッサージ」のために、交代でエプスタインの部屋に送り込まれていたと述べました。
「女の子がたくさんいた。マイアミにもいた。客も来ていたし…」
「売春宿に行って、どうやって仕事をしているか見ればわかると思うけど、つまり日常的に、誰が誰とセックスするのか話して、毎日交代でセックスするだけなのに、何を話すの?」
ランサム氏によれば、マックスウェルはマネージャーのようであり、エプスタインのところに連れて行く少女を常に待機させていたという。
「少女達はみな、ギレーヌ(マックスウェル)に報告していた。ギレーヌはママ・ベアのようであり、彼女が指示を出して、私たちはギレーヌの言うことを聞かなければならなかった。」
「私が終わると、別の女の子がギレーヌに呼ばれた。そしてそれが終わると、また別の女の子が呼ばれた。」
「マッサージ」とは「セックス」の事
ランサム氏の証言によると「マッサージ」=「セックス」の事だという。
「はっきりさせておきたいのですが、ボディマッサージとは”セックス”のことです。セックスのキーワードみたいなものです。」
「ジェフリー(エプスタイン)や彼の友達、少女たちとのセックスをやめたら、すぐに退室します。そうでなければジェフリーと関わる理由がないから。ジェフリーとセックスするためだけにいるのだから。」
ランサム氏は、少女達がエプスタインに呼ばれない方法を考えていたと述べています。
「呼ばれないように、違う場所に隠れようとしたんです。私たちはだいたいメインエリアに座っていた。大きなプールのような、メインの席があった。大きなテーブルがあった。そこに座って、テーブルの上でアートのようなことをして、いつも周りにいなければならなかった。」
またエプスタインとマックスウェルから、体重を56kg(約123ポンド)以下にするよう要求されたため、島から逃げようとしたとも語りました。
「島から泳いで逃げようとした。体重を減らさなければ、経済的に私を切り捨てるからです。」
エプスタインのパイロット、ナディア・マルチンコ
ランサム氏は、エプスタインのプライベートジェットのパイロットだったナディア・マルチンコ氏についても語っています。
スロバキア出身のマルチンコ氏は、ナディア・マンチコワとかナダ・マンチコワとかいろいろな呼ばれ方があります。エプスタイン・スキャンダルの後にマルチンコと改名したとも言われています。
Model-turned-pilot, alleged Epstein accomplice pleaded the Fifth when asked about Bill Clinton: court docs https://t.co/zUktTwDfCo pic.twitter.com/fqscGEX1Hy
— New York Post (@nypost) January 6, 2024
マルチンコ氏の経歴はよく分かっていません。
10代の頃にアメリカに渡り、エプスタインと知り合ったとされています。エプスタインの援助によってパイロットの免許を取り、以後エプスタインのアシスタント兼パイロットとして働いていたという。
そしてマックスウェルやサラ・ケレン氏らと共にエプスタインの少女虐待に共謀したと言われていますが、マルチンコ氏側は否定し、自分は被害者だと主張しています。
しかしエプスタインが最初に有罪で軟禁された時、70回以上も面会したと言われています。
ランサム氏はエプスタインのプライベートジェットで飛行中、エプスタインとマルチンコ氏が平然とセックスしているのを見たことがあると語っています。
「他の乗客は眠っており、私は寝たふりをした。ジェフリーはその後、飛行機のベッドでナディアと公開セックスをして、みんなに見せびらかしていました。」
「ナディアはかなりの時間、ジェフリーにまたがっていた。私は二人がお互いにイクのを見た。二人はかなりいい時間を過ごしていた。」
マルチンコ氏は行方不明
しかしニューヨークポストによるとマルチンコ氏は、1月3日に最初のエプスタイン文書が公開されたとほぼ同時に、消息不明になっているという。
現在マルチンコ氏は、民間パイロットや飛行教官を勤める傍ら、航空ウェブサイトAviloopのCEOになっているとのこと。
彼女は、エプスタインの弟マーク・エプスタイン氏が所有するニューヨークのビルに長年住んでおり、Aviloopの住所もそこにある。
ところがここ何日も、その姿を現していないという。
Mysterious model-turned-pilot Nadia Marcinko — Epstein’s ‘Global Girl’ —hasn’t been seen since document reveal https://t.co/6DkcXktLgA pic.twitter.com/yXYOCdVagu
— New York Post (@nypost) January 7, 2024
※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。
詳しくは→こちら