トランプに追い風? ライバル候補ヘイリーに2人との不倫疑惑――ヘイリーの大統領資格にも疑問か

ニッキー・ヘイリー/South Carolina Governor Nikki R. Haley, Public domain, via Wikimedia Commons

共和党代表候補ニッキー・ヘイリーに不倫疑惑

自民党の3派閥が解散したのはただのごまかしだと言われてますが、分離独立は水瓶座時代のキーワードですからね。まあ以前書いた「1月中旬以降は大きな事が起こる」と予想したのがある意味当たったかもしれません。

さて先ごろアイオワ州を皮切りに2024年大統領選挙の戦いがスタートした中、共和党のドナルド・トランプ候補のライバルの一人であるニッキー・ヘイリー氏に、過去の不倫疑惑が再燃しています。

デイリーメールは、過去にヘイリー氏との不倫疑惑が持ち上がった2人の男性が「ヘイリー氏と性的関係を持った」と証言した供述書を報じました。

元サウスカロライナ州知事のヘイリー氏は、同州の下院議員だった当時、

・ウィル・フォルクス氏
・ラリー・マーチャント氏

という2人の男性と不倫関係にあったという疑惑が報じられましたが、当時ヘイリー氏はその疑惑を否定しました。その後州知事選挙に勝利しています。

しかしこのたび報じられたところによると、2人ともヘイリー氏との性的関係を認める宣誓供述書に署名しているという。

不倫相手その1:ウィル・フォルクス氏

ニッキー・ヘイリー氏は1996年9月7日、軍人だったマイケル・ヘイリー氏と結婚し、2人の子供、レナ(1998年生まれ)とナリン(2001年生まれ)をもうけています。

不倫相手の一人とされるウィル・フォルクス氏は2007年当時、ヘイリー下院議員のコミュニケーション・コンサルタントを務めていたという。

フォルクス氏は2010年10月の宣誓供述書で、2007年初めにヘイリー氏と初めてキスをし、その後定期的に密会していたと書かれている。アパートや車の中、州議会の事務所などで逢瀬を重ねていたとか。

「ファーストキスの後、ヘイリー議員は私たちをエミリー・ダグラス・パークの近隣センター裏の駐車場まで送ってくれ、そこで約45分間駐車した。」

「そこで彼女のキャデラックSUVのシートを後ろにずらし、ヘイリー議員が私の上に乗れるようにした」

不倫は2007年春まで続いたとのことですが、別の女性と交際を始めた時に別れたと記述している。

不倫相手その2:ラリー・マーチャント氏

コロンビアのロビイストで、ヘイリー氏の前任マーク・サンフォード元州知事の報道官だったラリー・マーチャント・ジュニア氏は、2008年6月にソルトレイクシティの会議でヘイリー氏と性的関係を持ったと証言しています。

2人は2008年6月14日~15日に会議に出席し、ソルトレイク・マリオット・ダウンタウンというホテルに滞在していたという。

他の参加者達と夕食をした後ホテルに戻り、ヘイリー氏の部屋で性関係をもったとのこと。マーチャント氏が部屋を出たのは朝6時頃だったという。

これが事実であればW不倫で、マーチャント氏は2013年に妻と離婚し、妻側は裁判書類でヘイリーとの不倫疑惑を引き合いに出しているとか。

州知事選挙に影響なしだった

サウスカロライナの政界内では当時、ヘイリー氏の不倫は有名だったようで、夜オフィスで2人で酒をよく飲んでいたとか、またフォルクス氏の自宅の前でヘイリー氏の車をよく見かけたとも言われている。

ヘイリー氏はこれらの疑惑を否定し、「私は13年間の結婚生活を通して夫に100%忠実でした」と声明で述べています。

結局、これらの不倫疑惑は州知事選挙に影響を及ぼしませんでした。

ヘイリー氏は2010年6月に行われた選挙で民主党候補を破ってサウスカロライナ州知事に就任し、2017年まで務めました。

その後トランプ政権で国連大使に任命されています。

ちなみにヘイリー氏は、トランプ氏ともエア・フォース・ワン内で不倫したと書かれたこともあるようです。

報じたデイリーメールは出禁に

ヘイリー氏はこの不倫疑惑を報じたデイリーメールを出禁にしました。

同紙によると、ヘイリー氏とその陣営はコメントの要請に応じなかったという。

また1月19日にニューハンプシャーで行われたヘイリー氏との面会から追い出され、今後一切ヘイリー氏を取材することを禁じられたという。

「デイリーメールはこれ以上のイベントには参加できません。丁重にお引き取り願いたい」とヘイリー広報担当のチェイニー・デントンは言い、ドアを指差した。

これは選挙戦の残りの期間も有効なのかと尋ねられ、デントン氏は「イエスだ」と答えた。

その後、デントン氏はデイリーメールの編集者に、このメディアは「嘘を報じた」として禁止されたと語った。

ヘイリーに大統領の資格はあるのか?

不倫問題とは別に、ヘイリー氏には出自の問題が出ています。つまりアメリカの大統領になる資格があるのか?という根本的な問題。

合衆国憲法第2条第1項で定められている、大統領になれる条件は以下の3つです。

・35歳以上
・14年以上アメリカ在住
・出生によるアメリカ合衆国市民権保持者

3番目については、「アメリカ国内で生まれている」「国籍を取得している」「(海外で生まれても)両親がアメリカ人」いずれかを満たしていることが条件になります。

ニッキー・ヘイリー氏は1972年にインド系移民の両親の元で生まれていますが、出生時に両親はどちらとも米国籍を持っていなかったという。

調査ジャーナリストのローラ・ルーマー氏によると、ヘイリー氏の両親がアメリカ市民になったのは彼女が生まれた1972年以降だったと言っている。

父親のアジット・ランダワ氏は1978年に米国に帰化しており、母親のラジ・ランダワは、ヘイリー氏がサウスカロライナ州下院の議席を獲得する1年前の2003年に米国市民になった。

また報告書によれば、ヘイリー氏の両親が実際に帰化手続きをして正式に市民権を得たかどうかは、確認できないと書かれているという。

トランプは「ニマラタ」と呼ぶ

そうなると、両親は「不法滞在者」だった可能性が出てくる。ヘイリー氏は自分の出自を証明する説明責任が求められるかもしれません。

Nikki Haley Is An Anchor Baby Who Is Unqualified To Be US President /LOOMERED

トランプ氏が最近、ヘイリー氏のことを「ニマラタ」と呼んだのはこれに由来します。ヘイリー氏の出生名はニマラタ・ニッキー・ランダワで、結婚後に夫のラストネーム「ヘイリー」を使っている。

つまり差別でも何でもなく、ただ単に名前で呼んだだけです。ところがCNNのような左派メディアは、いつもこういうことをネガティブなニュアンスで報じ、トランプ氏のイメージを傷つけようとするのが常套手段です。

まあトランプ氏はいつも発言が粗暴なのは確かですが、言ってることは大体が正しい事が多い。

ライバル達が勝手に落ち目になっていく

いずれにしても、不倫関係のことが大統領選挙に影響するかと言われれば、それはどうかなとも思いますが。

というのもトランプ氏も過去にいろいろ疑惑が出ましたが結局大統領になってますし、クリントン氏もホワイトハウスの研修生と不倫した。

ただ民主党支持者達は、なんとしてでもトランプ氏を当選させたくないため、一時的にヘイリー氏に献金をしたり、支持政党を変えてでもヘイリー氏に投票していると言われています。

しかしそんな努力もむなしく、アイオワ州では歴然とした差が出てしまった。その上に今回の不倫疑惑の再燃が出た。

なのでここ最近の流れとしては、トランプ氏のライバル達が勝手に落ち目になってると思えなくもない。ロン・デサンティス候補もそうだし、もっといえばジョー・バイデン氏も支持を失っている。

それでいえば、ドナルド・トランプ氏のホロスコープにおけるネガティブな暗示も「そろそろ解ける」と前に書いたんですけど、その通りの流れになってきているような気がします。

2023年11月6日の投稿↓

ただ以前このブログで書いてますが、トランプ氏はそろそろホロスコープの悪影響から抜け出しつつあるのです。

トランプ支持率が上昇、左派メディアのバイデン叩きが始まる――さて民主党側の対策とは?

トランプの潮目が変わりつつある

トランプ氏はここ数年、このホロスコープのネガティブな影響をずっと受け続けてきました。

それはショートレンジのものではなく、数年単位というロングレンジのものだった。だからロシアゲートのような疑いをかけられたり、起訴されたり、四面楚歌になったりと散々な目に遭ったのは、私に言わせれば彼のホロスコープ通りです。

それが分かっていたので、「どうせ流れは変わる」と冷静に状況を見てきました。

トランプ氏が興味深いのは、そうしたネガティブな逆風にさいなまれても、決してめげることなく戦い続ける「タフさ」があることです。まあ普通の人だったら、あそこまで起訴されたり叩かれたりしたら、諦めるかメンタルやられてくじけるかでしょう。

こういう鋼メンタルのタフさは、外交における交渉とか、政治運営でも発揮されると思われる。個人的に女性候補だからどうのこうの言うつもりはないが、こうしたメンタルタフネスがあるかは国のトップの資質としてポイントになるでしょう。かつての英首相マーガレット・サッチャーがそうだったように。

実際、黒人だから女性だからと、副大統領に選ばれたカマラ・マリス氏の体たらくはいかがなものか。政治的実力もなしに、単なるDEIによる選択ではなかったのか。

トランプ支持が増加

いずれにしてもトランプ氏は、上に書いたようにそろそろネガティブな流れから脱却しつつあります。

アイオワ州での大勝利はそれを示しているし、ここ数日は政治家や識者達がこぞってトランプ支持を表明している。JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは「トランプは正しかった」と、左派を諫めた。

そして、かつてのライバル達も続々とトランプ支持を打ち出している。↓

だからといってトランプ氏が大統領に再選されるかはわかりません。それは彼一人の事じゃないからです。相手の流れもある。

ところで占星術をやっている人は、トランプ氏は保守なのになぜ水瓶座時代で?という思いがあるでしょう。しかし私はそう見ていません。ちゃんとした理屈があります。

山羊座と水瓶座の性質を理解し、今の状況を見ていなければならない。だからヨーロッパや中南米で保守派が息を吹き返しているのです。


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2023年4月1日
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