「ツイッターファイル・ブラジル」――ブラジルは徹底的な言論弾圧を行っているとイーロン・マスクが暴露

ツイッターファイル・ブラジルの暴露

2022年10月にイーロン・マスク氏がツイッター社を買収して2ヶ月後、同社がバイデン政権やディープ・ステートの圧力に屈してユーザーの投稿を検閲し、BANしていたことを暴露するツイッターファイルを公開しました。

一部のユーザーはバイデン政権のやり方に異論を唱えたため、言論を封じられてアカウントをBANされました。その中にはドナルド・トランプ氏や反ワクチン科学者たちもいます。

マスク氏はその内容を詳細に記した内部文書をフリーのジャーナリストたちに渡し、公開させたのがツイッターファイルです。

ツイッターファイルを公開した1人マイケル・シェレンバーガー氏は、マスク氏からさらに別の内部文書を渡されたという。シェレンバーガー氏はデイヴィッド・アガペ氏、エリ・ヴィエイラ氏と共にこの文書を公開しました。

それが「ツイッターファイル・ブラジル」です。

それによるとブラジルは、アレクサンドル・デ・モラエスという最高裁判事によって、言論の自由に対する徹底的な弾圧を行なっているという。

このたび初めて公開されたツイッターファイル・ブラジルは、デ・モラエスと彼が支配する高等選挙裁判所が、ブラジルの民主主義を弱体化させる試みを行っていたことを明らかにしています。

イーロン・マスク「ブラジルの閉鎖アカウントを解除する」

イーロン・マスク氏は4月6日にXで、ブラジルのアカウントに対するすべての制限を解除することを決定したと発表しました。

どうやらブラジルの最高裁が命令を下し、国民のアカウントをBANしていたようです。このたびマスク氏はこれらの制限を解除したという。

それによってブラジルのXの事務所が閉鎖に追い込まれるのを覚悟していると述べています。

我々はすべての制限を解除する。この裁判官は巨額の罰金を科し、従業員を逮捕すると脅し、ブラジルのへのアクセスを遮断した。

その結果、私たちはおそらくブラジルでの収益をすべて失い、オフィスを閉鎖せざるを得なくなるでしょう。

しかし、原則は利益よりも重要です。

デ・モラエス最高裁判事による権力乱用

シェレンバーガー氏によるとデ・モラエス最高裁判事は、SNSに投稿したことを理由に、裁判なしで人々を刑務所に入れていたという。

さらにSNSのプラットフォームからユーザーを排除することを要求し、そしてユーザーに不服申し立ての権利や、彼らに不利な証拠を見る権利すら与えずに、特定の投稿の検閲を要求してきたとのこと。

  • デ・モラエス氏が気に入らないハッシュタグを使用したユーザーの個人情報をツイッター社に開示するよう違法に要求した
  • ツイッターのポリシーに違反して、ツイッターの内部データへのアクセスを要求した
  • ブラジルの現職国会議員のツイッターへの投稿を一方的に検閲しようとした
  • ジャイル・ボルソナロ大統領(当時)の支持者に対して、ツイッターの検閲ポリシーを武器にしようとした

そしてシェレンバーガー氏はこれらの調査結果をデ・モラエス本人、ブラジル最高裁判所(STF)、高等選挙裁判所(TSE)に提出したというが、誰も応じなかったとのこと。

検察がユーザーデータを渡すよう要求

ツイッターのブラジルにおける法律顧問であったラファエル・バティスタ氏の社内メールによると、2020年2月14日、ブラジル議会のメンバーがツイッター社に対し、いわゆる「偽情報」の拡散に関して、一部のユーザーのダイレクトメッセージ(DM)とログイン記録を公開するよう求めたという。

いつも書いているように「偽情報」や「誤情報」は、政府に反する意見を勝手にそのように言っているだけです。

バティスタ氏によると、これはブラジルの個人情報保護法では違法にあたるため、当時ツイッター社はこの要求に反発していたという。

2021年1月27日、バティスタ氏は同僚に対し、ツイッターのユーザーデータをサンパウロ州検察庁に引き渡すことを拒否したため、警察による捜査が開始されたことを告げた。

検察はツイッターの立場は「孤立している」と主張したという。「Google、Facebook、Uber、WhatsApp、インスタグラムといった他の大手IT企業はすべて、裁判所の命令なしに登録データや電話番号を提供しているからだ」と主張した。

しかし、「ツイッター社は登録データを収集する肯定的な義務はない」とバティスタ氏は検察官に反論したという。

Googleが前例を作ってしまう

2021年5月31日、バティスタ氏は同僚にメールを送り、YouTubeがブラジル政府機関にデータを渡す決定を下したことで、ブラジル人ユーザーのプライバシーを擁護する立場が弱くなっていると訴えています。

「Googleは、COVID-19関連コンテンツに関する上院の調査に関して、連邦政府関係者によってYouTubeから削除された少なくとも200ギガの動画をブラジル上院に引き渡した。」と嘆いている。

バティスタ氏は、「Googleの行動は非常に気になる前例だ・・・基本的な登録情報やIPSに関わることでさえ、議会委員会からの要請には常に反発してきたのだから、プライバシーに対する我々の姿勢と矛盾し、弱体化させるものだ」と述べた。

ボルソナロ大統領支持者への検閲

ブラジルは2022年10月30日に行われた選挙で、現職だった保守派のジャイル・ボルソナロ氏を破って極左のルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領が誕生しています。

ダ・シルバ大統領は世界経済フォーラム(WEF)のメンバーです。
https://www.weforum.org/people/luiz-inacio-lula-da-silva/

2021年8月18日、ブラジルのディープ・ステートは保守派のジャイル・ボルソナロ大統領とその支持者を狙い始めたという。

バティスタ氏はメールの中で、ブラジル高等裁判所(TSE)は最高裁判所と上級選挙裁判所のメンバーに対する組織的な攻撃に関与している「ボルソナロ大統領の重厚な支持者」のアカウントを削除するよう要求したと述べました。

「この義務は当初は我々には関係ないとしても、裁判所は

  • ツイッター、YouTube、Twitch TV、インスタグラム、Facebook、これらのユーザーアカウントに関連して、選挙制度(選挙の正当性)を貶める政治的内容のプロフィールや動画をアルゴリズムで示唆することを控えること
  • 特定のコンテンツの出所を特定すること

を決定した。」

ツイッター社の弁護団長であるディエゴ・デ・リマ・グアルダ氏は、「この捜査には強い政治的要素があり、裁判所はコンプライアンスに圧力をかけようとしている」と反論した。

さらにTSEはツイッター社に対し、選挙制度に批判的な特定のハッシュタグを使用した匿名ユーザーの身元を明らかにするよう要求したという。

バティスタ氏は、「ボルソナロ大統領自身とその支持者数名が、この手続きで調査を受けている(これまでに15のツイッターアカウントのハンドルネームが提供されている)」と述べた。

このやり方は、2020年選挙におけるドナルド・トランプ支持者に対する検閲とそっくりな構図です。左派の手法はマニュアル化されたように同じです。

ツイッターに罰金を科してムリヤリ屈服させる

デ・モラエス判事がTSEのトップに就任した翌日の2022年3月30日、TSEはツイッター社に対し1週間以内に、1日あたり5万BRL(1万ドル)の罰金を科すことを条件に、「#VotoImpressoNAO(「PrinteVoteNo」)」と「#VotoDemocraticoAuditavel(「DemocraticAuditableVote」)」といったハッシュタグの月間トレンド統計データを提供するよう命じた。
(※BRL=ブラジル通貨)

TSEはツイッターに対し、「偽情報」を広めたとされる2人の選出下院議員を含む複数のアカウントを、重い罰金を科すという脅しのもとで検閲するよう強要したという。

ツイッター社はこれらの要求に反発し命令を不服として控訴したが、重い罰則のプレッシャーから、結局いくつかの要求に応じたとのこと。

シェレンバーガー氏は、「ブラジルの高等裁判所とツイッターは、政治的言論を削除し、政策について議論したユーザーにペナルティを科した。このように、裁判所は主要な大統領選挙に介入したように見える。 」と述べています。

ブラジルは検閲法案を通すよう要求している

ブラジルの弁護士で法学者のフーゴ・フレイタス氏は、ツイッターファイル・ブラジルで明らかになったことについて、「TSEの要求は明らかに虐待的だ」と述べたという。

「法改正を促進するためにハッシュタグを投稿することは、民主主義国家にとって完全に適切なことであり、ブラジルの法律で予見される犯罪ではない」と付け加えました。

シェレンバーガー氏は、ブラジルの検閲産業複合体は、議会に「フェイクニュース検閲法案」を通すよう要求していると述べた。

「この法案は、SNS企業が曖昧な検閲要件に従わなければ、人質となる。法案は”フェイクニュース”や”偽情報”とは何かを定義していない。」

「TSEの検閲は民主的プロセスに対する攻撃である。国民が選挙法、選挙制度、選挙結果について議論し、疑問を呈することができる場合にのみ、選挙は自由で公正であり続けることができる。もしブラジルで不正選挙があったとしても、デ・モラエスの思い通りになれば、誰もそれについて語ることは許されないだろう」

「デ・モラエスはこのような言論を違法とし、検閲しないSNSプラットフォームを罰したいと考えているのだ」

現政権はボルソナロ前大統領を起訴

この一連のツイッターファイル・ブラジルが公開された後、イーロン・マスク氏はモラエス最高裁判事に「なぜブラジルはこれほど検閲を要求するのか?」と投稿しました。

先ごろ現ダ・シルバ政権は、ボルソナロ前大統領を起訴しました。訴因は「COVID-19ワクチン記録を改ざんした」というものです。

ボルソナロ氏の弁護士は「ばかばかしい」とコメントしているし、本人も「私がワクチンを接種していないのは世界中が知っていることだ」と述べている。

いわれのない罪で前大統領を起訴する・・・アメリカのバイデン政権とまったく同じやり方です。

国民に人気なのは?

ダ・シルバ現大統領は就任後、生後6ヶ月の子供にCOVID-19ワクチン接種を義務づけるなど、左派政治を行っています。さすが世界経済フォーラムのメンバーだけのことはある。

一方、ボルソナロ前大統領に人気がないとは思えない。2月にボルソナロ支持者たちが大規模集会を開いており、本人が登場すると大熱狂に包まれた。

しかしメディアは報じません――これもトランプ氏とまったく同じです。

世界は極左に牛耳られてしまうのか。

証拠動画↓

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2023年4月1日
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