米政府はツイッターユーザーのDMさえ監視していた――イーロン・マスクが暴露

米政府、ツイッターDMを監視していた

イーロン・マスク氏によると、米国政府はツイッターユーザーのDMでさえ監視していたという。

マスク氏はFOXニュースで週明けに放映される予定のタッカー・カールソン氏とのインタビューで、米国政府がツイッターユーザーのプライベートなメッセージにアクセスできたと主張しているとのことです。

マスク氏はツイッター社に入るまでこの事実を知らず、政府がSNSを監視できるレベルに驚愕し、ショックを受けたという。

フルアクセスできることに驚かされた

マスク氏は「事実上、政府機関がTwitter上で起こっているすべてのことにフルアクセスできる度合いに、私は驚かされた。私はそのことに気付いていなかった。」と述べました。

MCのカールソン氏が「それは、人々のDMも含まれるのか?」と尋ねると、マスク氏は「ああ、イエスだ」と答えました。

米政府がいつからそこまでのアクセス権を持っていたかは不明ですが、マスク氏の発言は、多くのユーザーが考えていたよりもはるかに検閲が広範囲に及んでいたことを示しています。

これはアメリカ合衆国憲法修正第4条(=プライバシー権利の保障)の違反にあたる可能性があると指摘されています。

この暴露は、NSA(国家安全保障局)がPRISMというシステムを使って、全てのメールや通話を傍受していた事を暴露したエドワード・スノーデン氏に続くものという気がしますね。

AIについても

またマスク氏は、AIと呼ばれる最新の人工知能について懸念を示しており、AIには文明を破壊する可能性があると信じていると語っています。

「AIは、航空機の設計や生産管理の不手際、あるいは自動車の不良生産よりも、潜在的な可能性–その可能性をどんなに小さく見積もっても、それは些細なことではない–文明を破壊する可能性を持っているという意味で危険だ」と述べました。

現在マスク氏は独自のAIプロジェクトを進めていると言われており、そのプロジェクト用に1000個のGPUを購入したと報道されています。

大型AIモデル用のGPUは、Nvidiaが市場の95%を占めていると言われていますが、価格は10,000ドルするという。マスク氏はこれに何千万ドルも投じた可能性が高いと報じられました。

ツイッターの関係者の話として、この新しいユニットは残り2つのデータセンターのうちの、おそらくアトランタにあるデータセンターで運用される予定だという。もう1つのデータセンターはオレゴン州にあるようです。

またマスク氏はAI開発用の人材も引っ張ってきたと言われており、Googleを運営するアルファベット社のAI研究子会社DeepMindから、エンジニアのイゴール・バブシュキン氏とマニュエル・クロイス氏を雇用したという。

米政府は権限を持っていたのか?

FOXのマスク氏インタビューは現地4月17日月曜と18日火曜の2日連続で放送されるようで、詳しい内容が後日出てくるかも知れません。

いずれにしても米政府は、ツイッターユーザーのプライベートDMにアクセスできる権限(裁判所命令とか)を持っていたんでしょうかね?

もし勝手にやっていたとしたら問題なのでは。

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