大統領選挙関連の最高裁提訴
もしかしたら2020年大統領選挙関連の裁判など「もう意味ないだろ」と思ってる人もいるかもしれないが、まだ現在進行系のものも残っている。
その中のいくつかは連邦最高裁に提訴されたものであり、そのうち5件が審議入りするかどうか米現地2月19日に決定されることになっていた。
【ケース番号:20-574】
原告:ペンシルベニア州共和党議員ジェイク・コーマンほか
被告:ペンシルベニア州民主党ほか
【ケース番号:20-799】
原告:L・リン・ウッド
被告:ジョージア州務長官ブラッド・ラフェンスペルガーほか
【ケース番号:20-815】
原告:ティモシー・キングほか(弁護士シドニー・パウエル)
被告:ミシガン州知事グレッチェン・ホイットマーほか
【ケース番号:20-845】
原告:ドナルド・トランプ Inc.
被告:ペンシルベニア州書記代理ベロニカ・デグラフェンレイドほか
【ケース番号:20-882】
原告:ドナルド・J・トランプほか
被告:ジョセフ・R・バイデンほか
以上の5件。
しかし現地2/19にはまだ判断結果は公表されず、2月22日以降にずれ込むもよう。
最高裁判事9名
ちなみに9名の最高裁判事が、審議入りさせるかどうか決議する(※判決ではなく、あくまで受理するか棄却するかの判断)
【最高裁判事】
- 長官ジョン・ロバーツ(保守?)ブッシュジュニア指名
- クレランス・トーマス(保守)パパブッシュ指名
- スティーブン・ブレイヤー(リベラル)クリントン指名
- サミュエル・アリート(保守)ブッシュジュニア指名
- ソニア・ソトマイヨール(リベラル)オバマ指名
- エレナ・ケイガン(リベラル)オバマ指名
- ニール・ゴーサッチ(保守)トランプ指名
- ブレット・カバノー(保守)トランプ指名
- エイミー・コニー・バレット(保守)トランプ指名
保守系の方が数的に有利だが、大統領選関連に関してはトランプ側(保守側)の訴えは棄却されている。
スタンスとしては検討しての判断というより、初めから介入しませんというようなニュアンスが感じられるものだった。
最後に
リン・ウッド弁護士はこの日テレグラムで、この中で信用できるのはアリート判事とトーマス判事の2名で、他のメンバーには懸念を持っていると言っている。
バレット判事は一番新しくトランプ氏から指名された。これはギンズバーグ判事が死去したことにより、大統領選前に急きょ滑り込ませたものだが、このときミッチ・マコーネル議員が動いたと言われてる。
実際テキサス州が4州を提訴したケースでは、アリート、トーマスの両名は審議入りさせるべきと判断したが、他は反対したとのこと。
このときの密室での審議で、ロバーツ長官が「暴動が起きたら責任が取れるのか」と怒鳴っていたとスタッフからのリークがあったが、実際どうだったか。
いずれにしても来週の動きに注目なのだが・・・。
※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。
詳しくは→こちら