元ツイッター幹部、ハンター・バイデンのラップトップ記事をブロックしたのは「間違いだった」と認める

イーロン・マスク、Appleのティム・クックCEOと会談

連日イーロン・マスク氏のTwitterをめぐる話題がヒートアップしてます。

昨日当ブログで、ツイッターアプリがAppストアから締め出される懸念があり、マスク氏がApple社とバチバチになっている件を書きましたが、マスク氏がAppleのティム・クックCEOと直接面会したようです。

マスク氏はツイッターでApple本社を訪れた動画を投稿し、クックCEOと会談したと述べました。

「良い会談だった。特にTwitterがAppストアから削除される可能性があるという誤解を解くことができた。ティムは、Appleがそのようなことを考えたことはないと明言した。」

個人的にはマスク氏に独自スマホ作ってもらいたかったんだけど笑。

ハンターの記事を検閲したのは間違いだった

そんな中ツイッターの元信任・安全責任者のヨエル・ロス氏が、ハンター・バイデンのラップトップ記事を検閲したのは間違いだったと認めました。

マスク氏による買収後、ツイッター社を辞めたロス氏は11月29日にジャーナリストのカラ・スウィッシャー氏のインタビューに答え、「検閲したのは間違いだったのか?」との質問に、ロス氏は「私の意見ではそうだ」と答えています。

ただし、ラップトップ記事をブロックしたのがロス氏自身であるというウワサは否定しました。

「私がハンター・バイデンの記事の検閲を指示したと広く報道されている。それは事実ではない。それは絶対に、明白に、事実ではないのです」

また「何を信じていいのか分からなかった。何が真実なのか分からなかった。煙が立ち込めていた」と述べています。

そんな曖昧でブロックしていいの?って感じですが。しかもそのあとすぐにツイッターはニューヨークポストの公式アカウントを凍結してます。

ツイッターは「選挙に干渉した」と認める

マスク氏は以前、ハンター・バイデンのラップトップを報じたニューヨークポストの公式アカウントを凍結したのは、「明らかに不適切だった」と述べています。

ハンター・バイデンの記事は2020年大統領選挙の直前に報じられ、明らかにジョー・バイデン陣営に不利になるオクトーバーサプライズとなり得るものでしたが、ツイッターをはじめとするSNSが大規模な検閲を行い、結果的にバイデン氏にダメージにはなりませんでした。

こうしたことも含め、マスク氏はツイッターが「選挙に干渉した」と認めました。

あるユーザーが「Twitterは過去10年間、安全でないことを自ら示し、ユーザーの信頼を失ってきた。過去の”信頼と安全”のチームは恥ずべきもので、今行われていることを判断する権利はない。チャンスはあったのに、企業に魂を売ってしまったんだ」とのツイートにマスク氏は

「その通りだ。長年ユーザーが知っているように、Twitterは非常に長い間、信頼性と安全性で失敗し、選挙に干渉してきたという明白な現実がある」とした上で、次世代バージョンのTwitter2.0ははるかに効果的で、透明で、公平なものになると述べました。

イーロンを悪役にするのはフェアじゃない

ロス氏は、イーロン・マスクに「悪役」のレッテルを貼るのはフェアじゃないと述べています。

「特にイーロンにとって厄介な事は、人々が彼を物語の悪役にしたがっていることだ。そして、彼が明らかに間違えていて、悪者であり、彼の言うことはすべて二枚舌であってほしい、と願っているんだ。」

ロス氏はツイッター社を去る前、数日間マスク氏と一緒に過ごしたといい、その間マスク氏は悪質な決定を下す機会が何度もあったものの、それらを拒否したという。

「彼はこの物語の明らかな悪役ではないし、彼がそうだと示すことは、彼やその歴史に対して不公平だと思う」

EUが警告

かと思いきや今度は、EUがマスク氏に警告してきました。

ヨーロッパ連合(EU)のティエリー・ブルトン委員は11月30日にマスク氏とリモート会談し、コンテンツモデレーション(検閲)に関する規則を守らなければ、ツイッターを禁止すると警告したという。

「Twitterは透明性のあるユーザーポリシーの実施、コンテンツモデレーションの大幅な強化と言論の自由の保護、偽情報への断固とした取り組み、ターゲット広告の制限など、まだまだ大きな仕事が待っている」と発言したようです。

これに違反した場合、ヨーロッパ全域での利用禁止、もしくは世界売上高の最大6%の罰金に直面すると警告しています。

一難去ってまた一難って感じですか。


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