安室奈美恵氏の突然の引退宣言の余波がまだ続いている。もちろん彼女のキャリアが輝かしいものなのは疑う余地もないわけだし、まだまだその人気と実力はキープできただろうが、40才の誕生日という節目での唐突な発表に“引き際の潔さ”を称える声が後を絶たない。
これってそんなポジティブな話か?という疑問
かく言う筆者も、このニュースを目にして「すげえなこの人」と、一瞬思った。なにせ引退発表の日が「ソーラーリターンで新月」っていうのからして相当ドラマチックだし。一生でもなかなかないでしょ、っていうタイミング。
狙ったんじゃないの?くらいな話。
――しかし、その感想は一瞬で消えることになる。
もちろん彼女のホロスコープの状態を見たからだが。
「ん?」・・・いつもの疑問が湧いてきた。
これってそんなポジティブな話か?という疑念が払拭できない。
それはおいおい書ていく。
安室奈美恵氏のホロスコープの月
彼女のホロスコープについては、以前事務所の独立騒動があったときにも書いた。それはいいとして、ネットで拾える情報によると、安室奈美恵氏は夕方18:30の生まれらしい。しかしソース元については不明のようだ。したがって、その情報自体、信用できるものなのかはわからない。
出生時間の信用度がイマイチ、と思う理由の一つに、この図でどうしても目についてしまう「MCにピタリと重なっている月」がある。いやここまでタイトなのは、捏造だとしたらやりすぎじゃないのか?と思わずにいられない。
しかし一方で、彼女のこれまでの活動や実績を考えた時、「月がカルミネート」は十分ありえる、というのもある。それにしたって、ビタビタ過ぎるのだけど。
とりあえずこの生まれ時間を採用するとして、この月は射手座の29度なのでアピール度があるし、カリスマ性さえ備える度数だ。そうした性質と実際の彼女を照らし合わせた時、わりと符合している部分はあるような気もする。この月でもって、彼女は「安室奈美恵」という立場を作っていった、というストーリーはありえるかもしれない。
月にパランする恒星
さらにこの月について、もう少し掘り下げる。
この月が天頂にある時、天底にはオリオン座のベテルギウスがあった。ベテルギウスはオリオン座のα星であり、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンと共に「冬の大三角」を成す超巨星だ。
ベテルギウスは容易に人生の成功をもたらす。しかもそれはオモテ的で派手なものであり、まさに彼女のようなスター的なものといってもいいかもしれない。このようなベテルギウスの影響を無意識に受け取った月が、こんにちの彼女の成功を作り上げた要因の一つでもあるだろう。
一方で、生まれた時ゾスマがセッティングにあった。
ゾスマは獅子座のデルタ星だが、これにパランした天体は犠牲を被ることが暗示される。この辺は今回のキーポイントになるのかもしれない。
ジャスト火星の年令
話を基本のホロスコープに戻す。
彼女はちょうど40才で、火星の年令になっている。
このホロスコープでは火星が厳しい状態なのは明らかだ。
その論証として、以前の事務所独立のドタバタが思い出される。あの時は確か「待遇に不満がある」として、彼女が長年育ててもらった事務所から独立を画策したとかいう話題だった。
それが真実かどうかは知る由もないわけだが、結果的に彼女が事務所から独立したのだけは確かで、その念願の独立から、たった2年しか経過していないタイミングでの引退宣言は、どうも不思議に思えてしまう。
この出生時間によると火星は4ハウスだが、7ハウスの冥王星から90度になっている。天秤座の7ハウスなのでダイレクトに人からの影響と考えられ、つまり火星の年令、あるいは火星に関する出来事で、人からガツンと方向性を捻じ曲げられる、とストレートに読めばそうなる。
4ハウスの火星はホームに関することだから、ホームつまり居場所=所属する集団、という答えが導き出される。実際この火星は蟹座なのでホーム以外の何ものでもない。
すなわち、所属する集団において、なんらか対人的なプレッシャーはこのホロスコープから予想されることだ。
または、4ハウスということでホントの「家の事情」ということも考えられるが。
ハーモニクス39
まだ気になるポイントがあるのだが、あまりダラダラと書いてもしょうがないのでそろそろまとめようかと思う。
彼女はちょうど40才になった瞬間に引退を発表したわけだが、それを決めたのはとうぜん誕生日前、つまり39才だろうというのは疑う余地もない。
出生時間を信じて、ハーモニクス39の図を作ってみた。
実に2つものアクションポイントがある。
双子座、そして魚座にも強烈に暗示が示される。
特に注目したのは魚座で、これは出生図で言えば12ハウスになる。ここに金星と冥王星が合になり、つまり「もう看板下ろします」みたい意思表示に思えてしまうわけだ。実際魚座のこの辺りのレンジというのは、表面的な活動からは離れるようなイメージだ。
しかし残像としては強烈な印象を残し、安室奈美恵氏のカリスマ性はメディアやイメージの中に生き続ける、という風になるかもしれない。
ただ、このまま永久に姿を消すのかな。
彼女の土星、6ハウスなんだが。しかも獅子座。
(出生時間が正確ならば、だけど)
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