亡くなる直前に
8月28日に43才で大腸がんで亡くなった米俳優チャドウィック・ボーズマン氏が、亡くなる直前に結婚していたと報じられている。
While most of their relationship was kept private, Chadwick Boseman's family revealed in a statement Friday that he and Taylor Simone Ledward were actually married before his passing. ❤️https://t.co/yCW9lLE9eK pic.twitter.com/ctCRs78ZOK
— E! News (@enews) August 29, 2020
極秘に結婚していた
相手はテイラー・シモーネ・レッドワード氏という歌手で、ボーズマン氏とは長い付き合いだったもよう。2019年1月にロサンゼルスで行われた第25回映画俳優組合賞にはカップルでに参加していた。
2015年にはロサンゼルス空港でパパラッチされていたようだ。
二人が最後に公の場で目撃されたのは、2020年2月にシカゴでNBAのオールスターゲームを観戦していたときで、お互い笑ったり仲良さそうな雰囲気だったという。
二人は2019年10月に婚約し、プライベートで結婚式を挙げたという。
キャリア
ボーズマン氏は2013年の映画『42 〜世界を変えた男〜』で主役のジャッキー・ロビンソン役、翌2014年には『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』でジェームス・ブラウン役、2017年の『マーシャル 法廷を変えた男』でもサーグッド・マーシャル役など、実在した人物を演じることで知られていた。
ハワード大学の学生時代には、演技を学ぶためイギリスのオックスフォードのアカデミーでの交換留学を女優フィリシア・ラシャドから勧められたが、当時ボーズマン氏にはお金がなかった。ところが俳優のデンゼル・ワシントン氏が費用を援助してくれたため、留学することが出来たという。
2018年のマーベル映画『ブラックパンサー』のヒットで一躍脚光を浴びたが、すでに病魔と闘っていた。
闘病
2016年映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に出演してまもなく、大腸がん(結腸がん)のステージ3と診断されて以後も、映画出演は途切れることがなかった。
闘病しながらも、戦いのシーン撮影や鍛えられた体型を作るためにカポエイラ、ボクシング、空手、カンフー、柔術などを学んでいたという。また撮影時も、数え切れないほどの手術と化学療法を受けていたようだ。
撮影がない時はセントジュード子供病院を訪れ、癌に苦しむ子どもたちを元気づけていたという。
ボーズマン氏は最後まで自分の病気について公表しなかったが、今年アフリカ系アメリカ人をケアしている病院に保護具など420万ドル分の寄付をした時、あまりに激ヤセした姿にファンが気付き、心配の声が上がっていたようだ。
ジャッキー・ロビンソン・デーの訃報
1947年4月15日は黒人として初のメジャーリーグ選手になったジャッキー・ロビンソン氏のデビュー日で、それを記念して毎年4月15日にはジャッキー・ロビンソン・デーが開催されていたが、今年はコロナ禍の影響で8月28日にずれていた。
その偶然ずれた8月28日に、伝説のジャッキー・ロビンソン役を演じたチャドウィック・ボーズマン氏の訃報が流れたのは、偶然とはいえ不思議な縁だった。
One of the most powerful scenes from 42. Chadwick Boseman was an incredible actor. pic.twitter.com/cXGT40bL81
— Joe Giglio (@JoeGiglioSports) August 29, 2020
映画『42』での最もパワフルなシーンの一つ。チャドウィック・ボーズマンは驚くべき俳優だ。
最後までアカデミー賞の演技部門にノミネートされることはなかったのが残念。
病気と診断され治療を続けながらも彼が仕事を続けたのが理解できるホロスコープだね。
R.I.P.
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