その日まで、明らかに小池百合子氏は衆議院総選挙における台風の目だったと思う。
民進党と組むことが発表され、与党は動揺を隠せなかった。小池氏自身にとっても、政治家としてまさに千載一遇のチャンスだったと言っていい。明らかに追い風が吹いていた。少なくともあの発言までは。
一瞬の逆転
しかし、そのたったひとつの発言によって運命は変わることになる。
2017年9月29日の記者会見の場において、ジャーナリスト横田一氏の質問に対し、小池氏の答えた「排除いたします」発言は大きく報道された。そして後に、それが取り返しのつかない運命へと導く原因となった。
いきなり話は飛ぶが、衆議院選挙のちょうど1週間ほど前に私の主催する占星術講座があって、そこで「今回、自民党が勝つと思う」みたいなことを言った。それは「排除いたします」発言後のタイミングではあったが、仮にその発言がなかったにしても、自民党は勝っていたと思う――もちろん天体配置という裏付けがあってのことだ。まあ「どうせ後付けだろ」とか言われるかもしれないが(笑)、一応、木星蠍座入りの記事でもそんなような事を匂わせて書いた。
そもそも今回の総選挙は「大義なき選挙」「モリカケ隠し」と言われたが、このドタバタでそんなこともすっかり忘れ去られた。その意味でも与党の完全勝利だろう。相手が勝手に自滅してくれたのだから。
そもそものキャラはどうなのか
その「排除いたします」発言もそうだけど、小池氏自身が出馬しなかったこと、小泉進次郎氏への上から発言、希望の党への合流希望者に義務付けたという政策協定書の流出、などがことごとく有権者の反感を買うハメになった。そうやって小池氏が批判されればされるほど、自民党が正当化される。つまりすっかり悪役を背負わされたかっこうだが、それは元々彼女の持っている資質が引き出した結果かもしれないと思う。
もちろん、これまで触れてきた1952年生まれというのもあるだろう。また、手前ミソになるかもしれないけど、旧ブログで小池氏を取り上げた時に、私はすでに彼女のホロスコープについて疑問を投げかけている。
【参照】新東京都知事・小池百合子氏のホロスコープに見る疑問点
都知事選の時、大きな期待をして小池氏に投票した東京都民は、果たして今頃どう思っているのだろうか。
運命を変えた「排除いたします」発言の日
小池氏の「排除いたします」発言があった2017年9月29日、太陽は天秤座6度にあった。これは「鷹から守る女性」の度数で、反動が大きい。何かをするとそれに対する反発が起こるのだ。しかもこの太陽には他の天体とのアスペクトがなく、孤立している状態だった。これは「サポートがない」と捉えてもいい。
恒星を見ても、この日はベラトリックスが火星や土星にパランしているが、オリオン座のベラトリックスは内側にデーモン(魔物)を持つとされる。
さらに言葉の水星には大犬座のシリウスがパランしており、この日の発言は大きな影響・広がりをみせることになるが、彼女にとってはそれはネガティブな意味での広がりということになってしまった。
ちなみに小池氏自身の天体を見ると、土星にパランしている恒星が多い。ファシーズ・ヴェガ・シリウス・シェダル・アルヘナなどだが、これらはそれぞれ強烈な性質なため、いい意味でも悪い意味でも、現在の小池氏の姿を表わしているかのようだ。しかし一方で、これらの恒星はひとクセあるものばかりで、一つ間違えば足元をすくわれることにもなるだろう。
世の中の流れは天体が作る
衆議院総選挙当日、小池氏はパリ出張で日本にいなかったこともネガティブに働いたと思うが、すでにあの時点では結果も出ていて、たとえ日本にいたとしてもムダだったろう。つまりもう彼女の流れというものは過ぎ去っていた。
その出張先のパリで、テレビ東京の池上彰氏の選挙特番で「私自身におごりがあった」と答えた。
――時すでに遅し。万事休すだ。
つくづく世の中は流れだ。その流れを作っているのは太陽系の天体だろう。
それに気付かない人は一生気付かないが、気付いた人にのみ「自己防衛」や「未来予想」という特典が与えられるのではないか。
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