イギリスのヘンリー王子が、かねてから噂のあった米女優メーガン・マークル氏と婚約した。来年2018年春頃に結婚式が行われるとのことだ。メーガン・マークル氏といえば、これまで身内からも英王室からも叩かれていた存在だったが、果たしてそのあたりどうなのだろうか。
母親を亡くしたことのダメージ
ヘンリー王子(ヘンリー・オブ・ウェールズ王子)と言えば、もちろんチャールズ皇太子とダイアナ妃との間に生まれた次男だ。母ダイアナ妃はイギリス皇太子妃という立場ながら、公務を制限してまで、ベビーシッターなどに任せず母乳育児で二人の王子を育てた。これは彼女が結婚前、幼稚園に勤務していたというのもあっただろうが、それよりも古くからある英王室のしきたりには従わず、母親としての強い意志を貫いたという点で(実際、王室内部から批判も浴びたが)、以前の記事で書いたダイアナ妃のホロスコープを表すようなエピソードだと思ってる。
ただダイアナ妃によれば、ヘンリー王子が生まれた頃にはすでにダイアナ妃に対するチャールズ皇太子の心は離れていたようで、その反動もあったのかもしれないが、さすがにそこまではわからない。
いずれにしても、それほど愛情を注いでくれた母親を12歳の時に亡くすというのは、ヘンリー王子のメンタルにとってどれほどの影を落としたのだろう――ちょうどその頃、射手座初期にあったトランジットの冥王星が、王子の水星を90度で直撃している。年令も水星の年齢域、また神経を表す水星、に対するこれ以上ない深刻なダメージだった。
それと王子は月が4ハウスなので、家にいる母親像っていうのが大事だっただけに、母親の死は余計ダイレクトに響いたと察するに余りある。
その結果かどうか、ヘンリー王子は14歳の時にはすでにアルコール依存症になっている。その後も18才前後にマリファナ騒動を起こすなど、お騒がせ王子っぷりが続くことになるが、このあたりはwikipediaのヘンリー王子のページのスキャンダルの項をご覧いただければ、いかにこの王子がスキャンダラスだったかが分かる。
ただそんなお騒がせをふりまく存在だったにしては、ヘンリー王子というのは国民に妙に人気があったようで、その裏表のなさそうなキャラが支持を得たのか、若者の間ではファンサイトまで出来るほどだったという。このあたりは9ハウス天秤座の金星が何をか言わんや、だろうが。
「プリンセス狙い」と叩かれ――メーガン・マークル氏
一方、叩かれつつも晴れて婚約をゲットしたメーガン・マークル氏だが、女優としてはTVドラマシリーズ以外、さして特筆すべきキャリアがあるわけではない。しかも父親は白人ながらも母親がアフリカ系アメリカ人(つまり黒人)のハーフであり、すでにバツイチ、ヘンリー王子より年上、兄に逮捕歴あり、父と母は破産宣告したが彼女は一切援助していない、それも含めて母代わりだった姉が暴露本出版、となかなかのフルコースで、このあたりをあのプライド高き英王室がよく許したな、と若干驚きを覚えないでもない。
ただ報道によれば、一応エリザベス女王には報告済みで、女王も祝福のコメントを出しているようだ。
二人は昨年6月に出会い、ヘンリー王子の一目惚れだったと報道されているが、一方で実は王子はもともと彼女の大ファンだったという情報もある。先ごろイギリスのTV局が放映したメーガン・マークル氏のドキュメンタリー番組によると、王子は彼女の出演したドラマ「SUITS/スーツ」が大好きで、中でもメーガン・マークル氏演ずるレイチェル・ゼインが理想の女性像だったようだ。そして共通の友人マーカス・アンダーソン氏に「メーガンを紹介して欲しい」と頼み、晴れて望みが叶えられたという。
・・・ま正直どっちでもいい話だが、友人の個人名が出ているだけに後者の情報は無視できない。
【出典元】メーガン・マークルのドキュメンタリーで明らかになった10のこと/ELLE online
ともあれ二人の交際の情報が流れて以来というもの、彼女は叩かれ続けてきた。たいていは「プリンセスのイス目当てだ」みたいなものだと思うが、なにせヘンリー王子は上述したように国民に人気だし、ネガティブな情報にはやっかみもあるのではないか。
で実際メーガン・マークル氏ってどうなの?って話だけど
メーガン・マークル氏のホロスコープを見ると、Ascが蟹座でそのルーラーが3ハウス天秤座の月って言う時点で、まあコミュ力・相手に対する気遣い抜群といった感じではないか?――その辺のフレンドリーさにヘンリー王子が惹かれたとしてもおかしくはない。
しかもこの月は木星・土星と一緒にあるので、ある程度節度があって、単なる「しゃべくり女子」とはわけが違うんだろうと思う。
しかし太陽が獅子座で2ハウス(に近い)っていうことが、「プリンセス狙い」の疑念を払拭できないポイントであることは否定できないんだな。しかもこの太陽は獅子座11度の「芝生パーティー」の度数で、ここは見栄っ張りだしそのために自分をアピールするというのがテーマ。
もう一つあって、3ハウスの金星だけど、これも彼女のコミュ力とか魅力に直結すると思うけど、この金星は乙女座13度の「家系図」のシンボルで、これもプライドがお高くて「自分は違うのよ」ってしたい。そのための人脈を作るっていう度数なので、かなりグレーなのは否めない。
ただこの人は4ハウスに冥王星があるので、「普通じゃないファミリー」っていうのは暗示されてる。まあこれが王室を示していたとしてもおかしくはないし、そもそも血筋を考えた時に黒人と白人のミックスというのもそうしたイメージはあるわけで。
もちろんすでに書いたように姉が暴露本を書いたとか、兄が逮捕されてるとか、父や母を助けないみたいのはやっぱり普通じゃないファミリー、っていう風にはなるけど。しかもこの人は4,8,12ハウスあたりが風のサインなので、そもそもそこにあまり情や絆はないようにも思える。
面食いヘンリー王子にお似合いの美女って感じ
ちなみに二人の相性も見てみたが、どこが一目惚れなのかよく分からなかった。
出会いが去年6月っていうことは、その頃って土星・海王星スクエアの真っ只中だったし、お互いそれに影響受けてるしで、冷静な判断だったかというと首を傾げる部分もある。
ただヘンリー王子はホロスコープを見る限り思いっきり面食いだし、それにフィットしたのが彼女っていうことではないのかな?まあ彼女は間違いなく美人だしセンスもあるだろうし。
しかもイギリス王室という極めて保守的な血筋ながら、王子は彼女のような特殊な血筋(若干マイノリティな)にこだわりはないし、むしろ好きそうなのが暗示されてる。そういう立場の人に肩入れしてしまうしね。
ただ個人的にはこのタイミングでの婚約はどうなの?って思ってて、お世辞にもヘンリー王子にとっておめでたいタイミングとは言えないような・・・まあ婚約とか結婚なんて、都合よくいいタイミングっていう例も少ないけど。
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