元NFLプレーヤー、リシェ・コールドウェル氏が銃撃により死亡――計画的犯行か?

元NFL選手が銃殺

元NFLのワイドレシーバー、リシェ・コールドウェル氏が銃撃されて死亡した。41才だった。

コールドウェル氏はサンディエゴ・チャージャーズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、ワシントン・レッドスキンズ、セントルイス・ラムズなどに在籍。

事件のあらまし

母親によると、コールドウェル氏はガールフレンドとコンサートに行くため自宅に戻って上着を取りに来たという。

そのとき茂みの中で待ち伏せしていた数人が飛び出してきて、コールドウェル氏の足と胸に発砲した、とガールフレンドは語っている。

通報を受けた警察が駆けつけ、すぐに救命措置を施し近くの病院に搬送されたが、死亡が確認された。

警察は無差別の犯行ではなく、ターゲットにされたと見ているようだ。母親も「彼は狙われた」と言っている。

プレーヤーとしてのキャリア

コールドウェル氏はフロリダ州タンパで生まれた。
地元のジェファーソン高校に通い、フットボール・バスケットボール・野球で活躍。フットボールではフロリダ州クラス5Aの年間最優秀選手に選ばれた。

野球では4シーズンを通じて打率.379・二塁打25・三塁打6・盗塁67・打点76で、学校記録を打ち立てている。1998年にドラフトでMLB球団シンシナティ・レッズから指名を受けたが、カレッジフットボールを選び大学進学を決めた。

高校卒業後は奨学金を受けてフロリダ大学に入学、大学のフットボールチーム「ゲイターズ」で3年間レギュラーを務め、1シーズンで1,000ヤード以上のレシーブを記録したチーム史上9人目のレシーバーになっている。

2002年のNFLドラフトでサンディエゴ・チャージャーズから2巡目(全体48番目)で指名され、プロ入り。

その後2006年にニューイングランド・ペイトリオッツに移籍し、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップに進出、クォーターバックのトム・ブレイディのトップレシーバーとして活躍した。

2007年にはワシントン・レッドスキンズでプレーし、2008年にセントルイス・ラムズと契約したものの、すぐに放出されている。

引退後

引退後の2014年1月に、違法ギャンブルの容疑で起訴された。

また同年5月、薬物所持と配布の疑いで逮捕されている。2015年にはMDMAの所持・配布で禁錮27ヶ月・執行猶予3年の判決を受けた。また大麻やエクスタシーなどの薬物容疑でも有罪を認めている。

2019年12月には医療詐欺の共謀罪で起訴されている。よくわからないがNFLの医療費払い戻しプログラムに虚偽の申請をしたとかなんとか。
翌2020年1月に有罪を認め、6月に判決が下る予定だったという。

リシェ・コールドウェル氏

リシェ・コールドウェル氏

このホロスコープ配置からすると、プロ入り後しばらくしてからちょっと流れが悪くなっていたという感じがある。2004年に十字靭帯を断裂していて、その結果復帰してもチャージャーズとの再契約はなかった。

ペイトリオッツではAFCチャンピオンシップに進出したものの、パスを2回ドロップしインディアナ・コルツに38-34で負けている。けっきょく契約延長されず次のシーズン前にリリースされた。同じくNFLプレーヤーだった弟アンドレ氏によると、ペイトリオッツからリリースされた事でコールドウェル氏は傷ついていたという。

いずれにしてもここのところちょっと不穏な配置になっており、宝塚市のボウガンとかどこかの爆破予告とか、今日あたりも八王子で拳銃自殺騒ぎがあったようだが。こうしたバイオレンスな事件は起きやすかったのでは。この図も影響を受けている。

狙われたとしたら、コールドウェル氏にもなにか原因があったのか。一日も早く事件が明らかになるといいが。

R.I.P.


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