女子プロゴルフ開幕戦アース・モンダミンカップで渡邉彩香選手が5年ぶり復活優勝

どん底から5年ぶり優勝

コロナ禍で開催が見送られていたJLPGA女子プロゴルフツアーだが、事実上の開幕戦として先週アース・モンダミンカップが無観客で開催された。

日曜日に行われる予定だった決勝ラウンド最終日が、悪天候のため月曜に順延になる中で、渡邉彩香選手が5年ぶりの復活優勝を果たした。

アース製薬の株価が上昇

ちなみにこの大会のスポンサーであるアース製薬の株価が、最終日が行われた週明けに一気に上がっている。

今回のアース・モンダミンカップは

  • 無観客
  • プロアマイベントなし
  • TV中継なし(ネット配信のみ)
  • コース及びクラブハウスに入れる関係者を必要最低限に制限(コーチも入れない)
  • マスコミはリモート取材のみ
  • PCR検査全員実施(JLPGAでなくアース製薬が全額負担)
などの感染対策を施し、なんとか開催にこぎつけた経緯がある。(これ以外のツアー大会の開催は今のところまだ未定)

今シーズン、コロナ禍の影響で大会主催企業が続々中止を決定する中、ほかでもない製薬会社という、本来なら人の安全を保全するための企業が、こうした決断を下したことに「よくぞやった」と投資家の称賛が集まった形かもしれない。それとゴルフファンは富裕層が多い、という要素もあるかと思う。

私どもは首尾一貫して開催したいと思っていました。(開幕戦の)ダイキンさんが中止になり、そこからドミノ式で大会の中止が決まっていきました。ツアー順に開催中止の発表がされ、当社の順番が来たのですが、当社を通り越して資生堂さんやニッポンハムさん、大東建託さんが中止発表となりました。

アース・モンダミンカップは興行収入や宣伝が目的ではなく、ゴルフ界の発展のため、社会貢献のために開催しています。安心・安全を確保するために、プロアマ戦でお客さんを呼べなくなったことや、無観客となったことは残念ですが、トーナメント実施そのものが一番の目的ですので、開催に向けて準備をしてきました。
【出典元】「やりたい思いは首尾一貫」 女子ゴルフ“開幕戦”決意にアース製薬会長/GDO

またYoutubeを使ってのネット中継も、完全生中継・CM入らない・4ch使ってのマルチ中継など概ね好評だった。ここのところ女子プロゴルフのTV放映にファンから不満の声があった中で、もしかしたら今回のYoutube中継は新しいゴルフ中継スタイルのサンプルケースになったかもしれない。

これまで

渡邉彩香選手は高校卒業後2012年プロデビュー、翌2013年には賞金ランク46位になりシード権を獲得。2014年にツアー初優勝を飾り賞金ランク11位になっている。

2015年には優勝1回、獲得賞金1億円を超えランク6位で日本人の中では最上位だった。

2016年リオ五輪に日本代表出場が有望視されていたが、惜しくも出場を逃した。これが不振のきっかけになったという。実際これを境に、成績がズルズルと下がっていくことに。最後の優勝は2015年の「樋口久子 Pontaレディス」で、それ以来勝っていなかった。

【年度別獲得賞金(ランク)】
2015年 1億86万円(6位)
2016年 6277万円(12位)
2017年 3451万円(36位)
2018年 2080万円(55位)シード権失う
2019年 348万円(115位)〃

「リオ五輪に行けなかったことで、自分に足りないことばかりが浮かんでしまって。もっと『あれをしたい』、『これもやりたい』というなかで、(持ち球の)フェードボールの幅を狭めて、ストレートっぽくしようみたいな迷いも生じてしまって…」
【出典元】不振の原因は“リオ五輪落選” 渡邉彩香がはまった迷路「足りないことばかり浮かんできて…」/ALBA

渡邉彩香選手

渡邉彩香選手

これまでの不調がそのままホロスコープに現れてる感じだけど。

1993年生まれなので厳しいこともあったと思うが、それは徐々に時の経過が解決する。こういう人は、その間にどれだけの努力をしたかが、その後の結果の大きさの違いになっていくのかもしれない。

フィジカルエリート

彼女の魅力は、なんと言っても170cmを超える身長を生かした平均270ヤードと言われる男子並みのドライバーの飛距離。もちろんゴルフは飛べばいいというものではないが、遠くに飛ばす才能はピッチャーの球の速さと同じく、練習では補えない持って生まれた身体能力。

どんなに勝利数が多く防御率が高いピッチャーがいたとしても、160km/hの剛速球で三振を取れるピッチャーへの畏敬は別モノだ。なぜなら鍛えても出来ないことが分かってるから。飛ばすゴルファーに対するそれも同じこと。

不調にあえいでいた昨年、彼女はドライバーを外して試合に臨むこともあったという。しかし「自分からドライバーを取ったら何が残るんだ」との葛藤があった。

「もう勝てないかなと思った時期も正直あった」――そんな不調の時でも、応援していたファンは渡邉彩香選手のドライバーショットを忘れなかった。

それは、心から「すげえ」と思えるからだと思う。

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