勘違いか嘘か?英BBCがバイデンの会見発言をファクトチェック、トランプ氏はラリーでバイデンを非難

BBCがバイデン大統領の会見発言をファクトチェック

アフガニスタンの米軍撤退におけるバイデン大統領の判断が大きな波紋を呼んでおり、バイデン政権に対する批判の声が高まっています。

BBCがバイデン大統領の金曜の会見での発言内容について、ファクトチェックしていますね。

  • バイデン「我々は約30万人の強力なアフガン軍を訓練し、配備した」

    →ファクトチェック:
    この数字は実際に配備されていない人員182,071人と、警察官118,628人を合わせたものだとしています。

  • バイデン「あの国を統合するのに、何千もの米国人を怪我や死で失い続けるのだ?」

    →ファクトチェック:
    記録によると、アフガニスタンで最後に米国人が戦死したのは2020年2月とのこと。2015年以降では米軍死亡者は94人、2001年10月以後の合計では1,897人が戦闘により死亡、その他の原因で415人が死亡しているもよう。負傷者は2万以上のようです。

  • バイデン「アフガニスタンでの米国の使命は、国家樹立ではなかったはずだ」

    →ファクトチェック:
    バイデンが上院議員だった2001年当時の発言「我々の望みは、アフガニスタンに安定した政府を樹立し、それが将来の再建の基盤になることだ」

  • バイデン「アフガニスタンの政治リーダー達は放棄して国から逃げた」

    →ファクトチェック:
    BBCによるとガニ大統領は何度も残ると主張したようです。タリバンが首都カブールに侵攻する直前に国を出たとのこと。これは他の政治家達も公言していたと伝えています。
    そのほかハミド・カルザイ元大統領、アムルラ・サレハ初代副大統領なども国内に残っているようです。

  • バイデン「アフガン軍が崩壊したのは、時として戦おうとしなかったからだ」

    →ファクトチェック:
    最後の数週間でアフガン軍が崩壊状態だったのは事実のようです。ただし、支援した国際軍がほぼ協力せずに撤退していることを考えなければならないとしています。
    バイデン政権が4月に米軍撤退を発表したとき、8,000人の同盟軍と、後方支援の18,000人の請負業者も撤退したといいます。
    アフガニスタン軍やアフガニスタン警察の犠牲は、過去20年間で約7万人とのことです。

トランプ声明

この前に、トランプ氏は米軍撤退の方法についての声明を出しています。

・まず全ての米国民を連れ出す
・次に全ての装備を持ち出す
・次に基地を木っ端みじんに爆破する
・そして次に軍を撤退させる
・バイデンや意識高い系の将軍達がやったように、順序を逆にしてはダメだ。混乱もなく、死者もなく、我々が去ったことさえわからないだろう。

アラバマ州ラリーで演説

また現地8月21日土曜日にトランプ元大統領がアラバマ州カルマンでラリー(集会)を行いました。このラリーはアラバマ州の共和党が主催しており、アラバマ共和党の夏季大会と同時開催で行われたようです。

バイデン大統領への風当たりが強い中、トランプ支持者にとってこんな絶妙なタイミングはなく、案の定ものすごい人数が集まったもよう。

演説はRSBNが動画プラットフォーム「rumble」でライブ配信し、現時点で500万人以上の視聴数がカウントされています。

目覚めたら、すべてがクソだ

集会では得意のトランプ節でバイデン政権のアフガニスタン撤退を非難しています。

これは史上最大の軍事的敗北の一つとして語り継がれるでしょう。そんなことになる必要はなかったのです。これは理由もなき完全降伏です。

彼(バイデン)は我々の空軍基地を明け渡し、我々の武器を明け渡し、我々の大使館を明け渡したのです。

これは起こるべくして起こったと思います。(バイデンが)しなければならなかったのは、国民・武器など全部が引き上げるまで兵士を残し、そして基地を爆破して”バイバイ”を言うことでした。

意識高い系の人たち、すべてがクソになった。

ではこの辺で失礼します。

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