ファウチ博士の財務情報が開示、2020年の収入は2億円――しかし2021~22年度は未だ隠蔽

ファウチ博士の財務情報が開示

NIAID(米国立アレルギー感染病研究所)所長のアンソニー・ファウチ博士の財務情報が公開されました。

これはロジャー・マーシャル上院議員の事務所が明らかにしたもので、それによるとファウチ家の純資産は1,040万ドル(約11億円)を超えており、政府からの給与の他に、投資口座や連邦給付金などからも収入を得ていることが明らかになっています。

マーシャル議員は「ファウチ博士は、機能獲得研究のために中国の武漢に資金を送ったこと、マスクや検査について米国民を欺いたのと同様に、自分の財務情報を公開することについてもまったく不誠実でした」と述べています。

議会で暴言をつぶやいたのがそのままマイクに乗ってしまう

新型コロナウィルスのパンデミックが起こったここ何年かにおける、ファウチ博士の財務情報はこれまで公開されていませんでした。

そこでマーシャル議員は米現地1月11日に行われた上院の公聴会で、ファウチ博士の財務情報開示や、投資についてなど多くの疑問について質問をぶつけました。

武漢ウィルス研究所の機能獲得研究への資金提供の関与など、マーシャル議員の一連の質問に対して明らかに動揺の色を見せたファウチ博士は、答弁の終わり間際に

「what a moron」-なんたる能なしか
「Jesus Christ」-くそったれめ

とマイクがオンになっているにもかかわらず、つぶやいたのがそのまま流れてしまいました。

この場面はネットで拡散されてます。

2020年ファウチ家の世帯収入=2億円

2020年の新型コロナウィルスのパンデミックの年のファウチ家の世帯収入は178万ドル(約2億円)あり、その内訳は政府からの収入が約86万ドル、印税や出張によるものが約12万ドル、投資口座は約79万ドル増えています。

投資口座の総額は約840万ドル(約9億円)あり、株式・債権・市場ポートフォリオなどにより利益を得ているほか、妻のクリスティン・グレイディ博士(NIH)が210万ドル相当の投資を別に行っているもよう。

しかしNIH(国立衛生研究所)は、ファウチ博士の2021年度・2022年度(2021年10月1日~)の給与の公開を拒否しています。

中国への投資?

なぜファウチ博士は財務情報を隠したがったのか。

それは今のところ不明ですが、投資先の中に中国関連のものがあることが分かっています。

ファウチ博士の投資の中には、マシューズ・パシフィック・タイガー・ファンドへの出資があり、このファンドはテンセント、アリババ、AIAグループ、香港証券取引所など中国関連の株式を保有し、またWuxi Biologics Caymanという製薬会社の株式も保有しているとのこと。

Wuxi Biologics Caymanは中国に本社がある製薬会社で、2024年以降、中国、アイルランド、米国、ドイツ、シンガポールで取引されるバイオ医薬品の総量は43万リットルを超える予定だとしています。

ファウチ博士がこうした中国企業に直接投資をしているわけではないにせよ、少なくともこのファンドの投資戦略を知っていた可能性はあるかもしれません。

1月はいろいろ問題が出てきます。