Facebookの株価が急落
先ごろMetaに改名したFacebookの株価が、現地2月3日にかけて20%以上も急落し、時価にして2,300億ドル(約26兆円)以上を失いました。(面倒なので以下Facebookに統一します)
これは1日の下落としては米国の株式市場で歴史上最大といわれています。下げ幅だけでNetflix、マクドナルド、モルガンスタンレー、AT&Tあたりの企業価値に匹敵するといいます。
ちなみにマーク・ザッカーバーグCEO個人では、320億ドルを失ったことになるという。
Facebook co-founder and Meta CEO Mark Zuckerberg personally lost nearly $32 billion. Zuckerberg is the largest individual Meta shareholder, with about 12.5% of total shares.https://t.co/NcD0aVrQCR
— USA TODAY (@USATODAY) February 3, 2022
Facebook stock plunges 24% after the company reported its first ever decline in users https://t.co/cy8gC6csCQ
— Daily Mail Online (@MailOnline) February 3, 2022
利益減少、ユーザー数の伸び悩み
Facebookは2月2日に業績報告を行い、メタバースのVR技術や仮想現実技術へ巨額の投資を行ったことで第4四半期の利益が減少したこと、2021年10~12月の最後の3ヶ月における1日当たりのFacebookログイン数が50万人近くも減少したことが報告されました。
特にアフリカとラテンアメリカでそれが顕著だったといい、また米国とヨーロッパでもユーザー数の伸びが停滞していることも示されているようです。
1日当たりのアクティブユーザー数、月間アクティブユーザー数、ユーザー1人あたりの平均収入なども、すべてアナリストの予想を下回ったといわれています。
これらを受けて市場が反応したようです。
TikTokのせい?
これまで米フォーブス誌で世界7番目の億万長者とされていたザッカーバーグ氏は、3日の取引終了時でトップ10から外れてしまったといいます。
ザッカーバーグCEOは4日のリモート社内会議で、TikTokとの戦いに直面していることで収益が弱くなったことが原因だと述べたようです。
それだけじゃない気がしますけどね。
ここのところフランシス・ホーゲン氏やソフィー・チャン氏といったFacebook元スタッフによるリークが立て続けにあったこと、人身売買の対策を怠っていたこと、さらにグループのインスタグラムが10代の未成年に自殺願望などの悪影響を及ぼしていることなど、ネガティブな情報が続いていたのがベースにあったと思います。
そして今回の業績悪化の報告で、引き金が引かれたということではないかと。
ちなみにこの会議に出席したインサイダーによると、ザッカーバーグCEOは目を赤くしてメガネをかけていたといい、株価下落のせいでなく目を掻いたからだと説明していたといいます。
米国の株価市場
これザッカーバーグだけじゃなく、世界中の投資家がどんだけ被害を被ったんですかね。
バンガード・グループ、ブラックロック、キャピタル・リサーチ・アンド・マネジメント、FMR LLCなどは1億株以上保有していたと言われていますが。
今米国のIT系株が低迷してますが、損しないようお気を付けて。
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