プーチン大統領は、ウクライナに降伏条件を提示する用意がある(ロシア国営放送)――その条件とは?

ウクライナは孤立している

ロシアの攻撃は、ヨーロッパにおいて第二次世界大戦以来の規模と言われてますね。

米国の治安当局によると、ウクライナの首都キエフは96時間以内に陥落すると予想しており、ウクライナ政府は1週間以内に倒れるとしているようです。

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月24日の動画演説で、ロシアの攻撃により亡くなったウクライナ人を「英雄」と呼んで称える一方、国家が孤立していることを訴えています。

「我々は国家を守るために孤立して残された」「誰が我々と一緒に戦う準備ができているのか?誰もいないように見える」

「誰がウクライナにNATO加盟の保証を与える用意があるのか?皆が恐れている」

ロシアは降伏条件を提示する用意がある

そんな中、ロシアがウクライナに降伏条件を提示する用意があると報じられています。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が、ウラジミール・プーチン大統領はゼレンスキー大統領と降伏交渉を行う準備がある事を表明した、とロシアの国営放送RT(Russia Today)が報じました。

ペスコフ報道官によると、交渉の条件は

  • ウクライナの非軍事化を実現する
  • ロシアが国家や国民の脅威と見なされている事を排除する

としています。

そして交渉のタイミングはプーチン大統領が決めるとのこと。

ゼレンスキー「第三者の保証が必要だ」

ゼレンスキー大統領は25日の演説で、話し合う事に前向きな姿勢を見せましたが、それには第三者の保証が必要だと述べています。

「我々はロシアを恐れてはいない。我々はロシアと話し合う事を恐れてはいない。我が国の安全保障と中立的立場について、全て話す。」

「しかし我々は今、NATOに加盟していない。何の保証があるのか?どこの国がそれを与えてくれるのか?」


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