ツイッター社のジャック・ドーシーCEOが退任、新CEOアグラワル氏のかつてのツイートが物議

ツイッター社ドーシーCEOが退任

米現地11月29日、ツイッターの創始者でCEOのジャック・ドーシー氏が退任を発表しました。CEOについては即日辞任し、取締役は少なくとも来年まではとどまるとしています。

ドーシー氏はツイッターでコメントを発表しました。それによると退任する理由は

1.パラグ・アグラワル氏がCEOになること。
2.ブレット・テイラー氏が取締役会長になること。
3.チームの皆にたくさんの可能性がある。

などを挙げています。

ドーシー氏の退任発表を受けてツイッター社の株価は一時10%以上上昇しましたが、その後すぐ元に戻っています。

以前投資会社と対立していた

ここ最近、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏やAmazonのジェフ・ベゾス氏などビッグテック企業のCEOが辞めており、残っているのは旧Facebook(現Meta)のマーク・ザッカーバーグ氏のみとなっています。

ドーシー氏はヘッジファンドのエリオット・マネジメント社と対立していました。ツイッター社の株を持つエリオット・マネジメント社は、かつてドーシー氏の辞任を求めていたようです。

2020年初頭に、エリオット・マネジメント社がドーシー氏のCEO辞任を求めて圧力をかけていたといわれています。

それによると、ドーシー氏が決済サービスのSquareの経営も兼任しているためツイッターに専念していない事、当時年の大半をアフリカで過ごしていたこと、ツイッター社の幹部の入れ替えが激しく製品開発を何度も失敗してきたこと、などをツッコんでいたようです。

けっきょくエリオット・マネジメント社ともう一つの投資会社シルバーレイク社が、ジェシー・コーン氏をツイッターの取締役会に送り込むことで、ドーシー氏がCEOを続けることに同意していたとのことです。

新CEOアグラワル氏の過去のツイートが物議

一方、新CEOとなるパラグ・アグラワル氏について、過去のツイートが物議になっています。

アグラワル氏は2010年10月に以下のツイートを投稿しています。

もし彼らがイスラム教徒と過激派を区別しないのなら、なぜ私は白人と差別主義者を区別しなければならないのか。

つまり白人=差別主義者と言いたいんでしょうか。まあ一部にはそういう人もいるでしょうし、そうでない人もいるはずです。全部ひとくくりというレッテル貼りが波紋を呼んでます。

ちなみにアグラワル氏はインド系アメリカ人です。

当然このツイートは一部の怒りを呼びました。

言論の自由は保障されない

アグラワル氏は2020年にインタビューで、「我々の役割は憲法修正第一条に縛られることではなく、健全な社会のコミュニケーションに貢献することであり、我々の活動は健全な社会のコミュニケーションにつながると信じていることを反映している」と述べています。

憲法修正第一条は言論の自由を保障してます。それに縛られないと言っていますから、ドーシー路線はこれまで通り引き継がれるということでしょうかね。

かつてツイッター社はトランプ氏のアカウントを永久凍結しています。

またバイデン氏の息子ハンター・バイデン氏のラップトップが流出し、ウクライナの天然資源会社の疑惑にジョー・バイデン氏が関わっていた事を示すメールの存在を報じたニューヨークポストの記事を排除し、ニューヨークポストのアカウントを一時ロックしました。

このあたりを見ても、ツイッターにおいて言論の自由は保障されないということがわかるのでは。

ツイッターは変わらない?

保守派の間ではすでにアグラワルCEOに対して警戒しているといいます。

ドーシー氏辞任の一報でいったん株価が上昇したものの、数時間後には元に戻っている状況からしても、CEOが交代してもツイッターは変わらないだろうという世間の目を表しているのかもしれません。

ではこの辺で失礼します。