CNNの新サービス「CNN+」廃止が決定、スタートからたった1ヶ月――3億ドルと言われる投資額がドブに

ワーナーメディア, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

CNN+がスタートしてわずか1ヶ月で廃止決定

昨日取り上げたフロリダ州におけるディズニーの特権を廃止する法案が、下院議会でも可決されました。あとはデサンティス州知事が署名するだけです。法案が通過した瞬間、民主党の左派議員から悲鳴が上がっています。残された道は裁判ですかね。

さて天下のCNNさんが鳴り物入りで3月29日からスタートさせたネットでのニュース配信定額サービス「CNN+」ですが、応援していた方、期待していた方には残念なお知らせです。

このサービスは4月30日をもって閉鎖されることになりました。わずか1ヶ月の命でございました。

スタッフ「ショックから絶望へ」

すでに契約なさってしまった方、ご安心くださいませ。

お支払いいただいた購読料は、日割り計算によって払い戻しされるとのことでございます。さすがは太っ腹のCNNさんであります。

すでに始まっているCNN+の番組のいくつかは、今後計画されている別のサービスに移行して存続されるか、あるいは既存のTVネットワークに移るかもしれないとのことで、番組ファンの方は期待してお待ちください。

CNN+ですでにお働きになっておられるスタッフの方は、さぞや職を失う不安に駆られていることでございましょう。しかしそれとて、グループ内の他の部署に振り分けを検討し、また90日間は給与と福利厚生が受けられるとのことでございます。

もし他の部署に配属されない場合、最低6ヶ月間分の退職金を受け取ることが出来ると担当責任者のJ・B・ペレットは述べております。

いよっ、これまたCNNさんの太っ腹なご英断でございますねえ。

しかしスタッフの間では、ショックから絶望へと移っていったと言われております。わかりますわかります。そらそうでしょうそうでしょう。新しい企画で希望に燃えていたのが、たったの1ヶ月でどん底ですから。

ちなみにですが、ジェフ・ザッカー前CEOと密接な関係だったCNN+の責任者アンドリュー・モース氏は、会社を去ることになったとのことでございます。

先行投資額は3億ドル

先日も取り上げたように、CNN+は大幅予算削減がウワサされていました。なんでも、初年度200万人の加入者を見込んでいたところ、アクティブ購読者は1万人以下だったという。

この試算をしたのはあのマッキンゼー社と言われております。まさかの見込み違いでしたか。

CNNがついにバイデン支持率の史上最低を認める――新サービスCNN+の加入者が増えず大幅予算削減のウワサ

2022年4月18日

また一説によると、CNN+スタートに当たってマーケティングや宣伝広告に先行投資した額は3億ドルと言われております。

時節がら、いま円がお安うございますから、現在の為替レートで円に換算しますと約385億円ほどドブに捨てたことになります。

この金額で、ウクライナの難民にいかほど支援できたことでしょう。

しかもサービス開始に当たって、FOXニュースから看板キャスターのクリス・ウォレス氏、NBCからケイシー・ハント氏などの優秀な人材を引き抜いたのですから、彼らの今後の身の振り先も気になります。

サブスクリプションの陰り

CNN+に限らず、最近はサブスクリプション型の配信サービスに陰りが見えてきています。

Netflixは加入者数が10年ぶりに減少し、株価が一時30%以上急落しました。

ディズニー+も、冒頭に書いたフロリダ州との児童性志向教育で対立し、ボイコットの声が上がっています。

スポーツ中継に特化したDAZNはこの2月から月額1925円→3,000円に値上げを発表し、批判の声が上がりました。しかもほぼ同時にサッカープレミアリーグの放映権入札に敗れたと報じられ、サッカーファンにはダブルパンチになっています。

左派はネガティブな流れ

ここのところ左派はネガティブな流れになってますね。

ロシアゲート疑惑も、棄却の申立が裁判所から却下されています。

左派を支援してきたSNSの一つであるツイッターも、イーロン・マスク氏が買収の資金465億ドルの調達を確保したと言われていますが、こちらの行方も気になります。


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