中国、コロナ発生前からPPEを買い占めていた?
中国が、コロナウィルス発生の数ヶ月前から感染防護具(PPE)の備蓄を始め、輸出を厳しく制限していた疑いが出ています。
テレグラフによると、中国から米国へのPPE輸出は、2019年8月から9月にかけて約50%減少していたという。
また同時期に中国はヨーロッパ、オーストラリア、アメリカなどからPPEを買い占めていたとも言われています。
原因不明のウィルス性肺炎は、2019年12月8日に中国の武漢市の保健機関より報告され、12月31日にWHO(世界保健機関)に報告されました。
翌2020年1月9日にWHOが「新型コロナウィルス」によるものだとする声明を発表しています。
🇨🇳 China began severely restricting the export of personal protective equipment (PPE), such as gowns and masks, months before notifying the world of the outbreak of Covid-19, it has emerged https://t.co/OEoVs4j1vq
— The Telegraph (@Telegraph) October 8, 2022
DHSは調査せず
この疑惑は国土安全保障省(DHS)の上級健康顧問トム・マクギン博士、食品保護・防衛研究所の上級研究員ジョン・ホフマン大佐などによって主張されました。
この2名は、ウィルスが武漢の生鮮市場から発生したという説明を信じず、別の説を調査し始めました。
輸出入品の追跡をする税関・国境警備局のデータベースを調べたところ、中国はコロナが発生する以前からPPEを買い占めていたことがわかったという。
そこで過去3年間分のデータをさかのぼってみたら、通常の動きとは違うことがわかり、この情報をDHS(米国土安全保障省)の大量破壊兵器対策室に報告したものの、調査が見送られたという。
2019年9月下旬にバックオーダーを抱えていた
そこでホフマン大佐は、211の病院と約2,000の診療所を運営する米国最大の医療システム「HCAヘルスケア」に連絡を取りました。
すると2019年9月下旬に手術着とドレープが不足し、バックオーダーを抱えていたことが明らかになったという。
そこでHCAのスタッフに最近このようなケースがあったのか尋ねたところ、答えはノーで、これほど大量のバックオーダーは見たことがないとの答え。
さらに元国務省職員のデビッド・アッシャー氏によると、中国政府が米国、ヨーロッパ、オーストラリアなど世界中のPPEの在庫を買い占めようとしたことも、不足の原因だったと言っているという。
奇妙なタイミング
奇妙なことに、この問題が起こったのは武漢ウイルス研究所(WIV)がコウモリのウイルス遺伝子配列のデータベースを削除したタイミングと被るという。
マクギン博士とホフマン大佐は、エコヘルス・アライアンスの上級科学者にも相談したところ、匿名を条件に「パンデミックが武漢の生鮮市場から始まったはずはない」と言っていたとのこと。
この件について、DHSはコメントをしていないようです。
事実なら、何かが隠されているんですかね。
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