ツイッターファイル第11弾・第12弾が公開――「ツイッターとFBIのヘソ」

ツイッターファイル第11弾・第12弾

年明け一発目のツイッターファイルがマット・タイビ氏のアカウント(@mtaibbi)で公開されました。

この日タイビ氏は連続で2発ブチ込んできました。番号で言えば11回目と12回目という感じですが、もはや番号はどうでもいいかもしれません。

個人的にはファウチ博士の爆弾ファイルを期待しているのですが、それは週末に公開されると言われています。

ともあれまず今回の一発目は「ツイッターはいかにして情報機関を取り込んだか」というタイトルで、ツイッターが米国の情報機関にどのように取り囲まれていたかを説明しています。

続く2発目は「ツイッターとFBIのヘソ」というテーマで書かれました。政府機関から検閲の催促が殺到したため、最終的にFBIがそのパイプ役=ヘソになることになった経緯が掘り下げられました。

当記事では第12弾について取り上げます。

直接メディアにコンタクトする機関

2020年までにツイッターは、公的機関や民間機関がツイッターをスルーして、疑わしいアカウントのリストを直接メディアに流すという問題に悩まされていた、とタイビ氏は書いています。

2020年2月にコロナが発生したとき、国務省の分析・情報部門であるグローバル・エンゲージメント・センター(GEC)は、「コロナウイルスの懸念を利用するロシアの偽情報」というレポートをメディアに発表しました。

トランプ政権時に立ち上げられたGECは「中国のプロパガンダと偽情報を増幅する」と主張する5500のアカウントのリストと共に、約25万件のリストを一般に公開しようとし、その中には中国の外交官をフォローしているアカウント、カナダ政府関係者、CNNのアカウントも含まれていました。

GECの参加

こうしたGECのやり方に対し、ツイッターの信頼&安全責任者だったヨエル・ロス氏は苛立ちを募らせていたという。

ロス氏はこのようなGECの動きを、Twitter、Facebook、FBI、DHSなどの検閲グループに、GECが他の機関の情報を使って「自分たちも割り込もう」としていた、とタイビ氏は書いています。

この検閲グループにGECが参加したいとFBIを通じて伝えてきたとき、ツイッターのリーダーは渋々応じました。

しかしFacebook、Google、Twitterの幹部は、GECの参加に反対します。

ロス氏はDHS(米国国土安全保障省)やFBIは「非政治的」だが、GECは「政治的」であり、党派的なものに見えると認識していたという。

ある元国防総省職員は、「FBIの方がトランプ的でないと思ったのだろう」と語っているという。

「ヘソ」としての役割

FBIは、他の政府機関もグループの会話に参加できるが、FBIとDHSが唯一の「パイプ役」として機能するという妥協案を示しました。

それでもロス氏はGECを受け入れることに懸念を示し、「信頼の輪」グループを小さいままにしておくよう、エルビス・チャンFBI捜査官に申し入れています。

チャン捜査官は、我々はFBIや情報機関が見ているものを全部提供できる「ヘソ」だと説明しました。

最終的に、Signalを使ってコミュニケーションをすることになったという。(Signalは暗号化メッセージアプリです)

禁止要請が殺到

ツイッターは財務省、NSA、ほぼすべての州、保健省、FBI、DHSなどあらゆる機関から要請を受け、どんどんエスカレートしていったという。

中には個人的に気に入らないなどの要請も受けるようになっていた。民主党のアダム・シフ下院情報委員長の事務所は、ジャーナリストのポール・スペリー氏を禁止するようTwitterに要請しています。

ツイッターはこの要請を拒否しましたが、その後スペリー氏のアカウントは停止されました。

またウクライナのブリスマ社の汚職を捜査していたヴィクトル・ショーキン検事長の本を宣伝する投稿も警告されました。

ツイッターは混乱状態

2020年の大統領選挙前には、ツイッターはさまざまな要請が集まって来たために混乱状態になり、スタッフはいちいちFBIに聞かなければならなくなっていたという。

「お忙しいところすいません」と全国のFBI局から、毎日、毎時間、依頼が殺到していました。ツイッターが迅速に対応しないと、「あれどうなった?」「何か動きは?」と質問が来るという。

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実際に下請け業者だった

最後にタイビ氏は、ツイッターがFBIから340万ドルを受け取ったのは、実際に下請け業者だったからだ、と書いています。

それだけでなく、仕事量に対して低賃金だったと述べました。

まあこれまでのツイッターファイルと同じような流れでしたが、政府機関といえどトランプ政権が立ち上げたGECの参加には否定的だったことで、SNSと政府の検閲グループがいかに左に傾いていたかがわかるようになっています。


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