またFBIの嘘が大々的に証明された――ロシアゲート捜査はまったくの茶番だった

コネチカット州連邦検事局, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ダーラム特別検察官が最終報告

2016年の大統領選挙で、トランプ氏とロシアが共謀して選挙に影響を与えようとしたという、いわゆるロシアゲートの実態について調査をしている特別検察官ジョン・ダーラム氏の最終報告が、現地5月15日に提出されました。

ダーラム検察官は3年以上にわたる調査の結果、300ページ以上に及ぶ報告書を提出し、FBIは「検証された情報や証拠を持っていなかった」とし、一方で政治的なバイアスがあったことを示しました。

「米国の法執行機関も情報機関も、クロスファイア・ハリケーンの捜査開始時に、保有する共謀の実際の証拠を保有していなかったようだ」とダーラム検察官は報告しています。

またFBIが「法律に厳格に忠実であるという重要な使命を守らなかった」と結論付けています。

つまり証拠もないまま、税金を使ったでっち上げの捜査をしていたということでしょう。そして簡単に言えば、トランプ氏を貶めるためのものだったということです。

ただしダーラム特別検察官は、この件で新たな刑事責任を問わないように勧告しています。

事の経緯

2016年の大統領選挙で、ドナルド・トランプ候補を勝利させるためにロシアが共謀して、対抗のヒラリー・クリントン候補を貶めようとしたという選挙干渉疑惑が出ました。米国の、しかも大統領選挙に外国が影響を与えたとなれば、これは重大な不正です。

この疑惑は「ロシアゲート」と呼ばれ、当時大問題になりました。一方トランプ氏とロシアはこの疑惑を否定しています。

【参照】2016年アメリカ合衆国大統領選挙におけるロシアの干渉 /Wikipedia

FBIは実際にロシアによる選挙干渉があったかどうか、2016年7月31日に捜査をスタートしました。この捜査は「クロスファイア・ハリケーン」という、ちょっとガキっぽいコードネームが付けられましたが、実際はトランプ氏を有罪にしようとする陰謀だったのです。

このクロスファイア・ハリケーン、ひいてはロシアゲートの全容を調査するため、2019年5月にコネチカット州の連邦検事だったジョン・ダーラム氏が特別検察官に任命され、すべての調査の権限が与えられました。

FBIはヒラリーに贔屓していた

3年以上にわたる調査の結果、ダーラム氏は、捜査権を悪用したFBIによって、ドナルド・トランプ氏が不当に扱われてきたと主張しました。

それによると、クロスファイア・ハリケーンのスタート時にFBIは、共謀の実際の証拠を持っていなかったという。

その上でFBIの上級幹部は、受け取った情報、特に政治的に関連する人物や団体から受け取った情報に対して、厳密な検証をしなかったと述べました。

それどころか、「自分たちの理論とは矛盾する捜査上の手がかりを追求しなかった」といい、重要な証拠となる情報を排除したと述べています。

また「特に反トランプ勢から提供された捜査の手がかりに大きく依存している」と述べています。そしてこれらの手がかりを十分に精査していない、とも付け加えました。

加えてFBIが、ヒラリー陣営に対して調査をしなかったことを指摘し、司法のダブルスタンダードを指摘しています。

「FBIは、裏付けのない情報に基づいて、トランプ陣営のメンバーに対して全面的な調査を開始したのとは異なり、ヒラリー陣営にはいかなる調査もせず、いかなる任務も与えず、いかなる分析担当者も配置せず、いかなる分析結果も作らなかった」として、ヒラリー陣営に優位な捜査をしていたと主張しています。

さらにロシアの共謀デマに、最初からクリントン夫妻の関わりが示唆されていたが「FBIはまたもやそれを無視した」と述べました。

スティール文書、イゴール・ダンチェンコ

また当時クロスファイア・ハリケーンの調査チームを率いていたピーター・ストルゾックFBI捜査官が、不倫関係にあったFBI顧問のリサ・ペイジ弁護士と協力して上層部に働きかけ、当時のFBI副長官アンドリュー・マッケイブ氏の承認を得て捜査を続行した証拠を提示しました。

さらに報告書では、ロシアゲートの元となった「スティール文書」に、ヒラリー陣営が関係していると示唆しています。

スティール文書とは、元イギリスのMI6エージェントであるクリストファー・スティール氏が、トランプ氏とロシアの共謀をでっち上げた文書で、これが元となりロシアゲート疑惑が浮上しました。しかしこのスティール文書は、ほぼ嘘っぱちだったことがバレています。

他にもFBIは、スティール文書と関連する情報源だったイゴール・ダンチェンコ氏が嘘をついていたことを知った後にも、お金を提供しようとしていたことを明らかにしています。

ダンチェンコ氏は情報提供者として22万ドルの報酬を得ていたという。

一方スティール氏に対してFBIは、100万ドルを提供しています。嘘の文書に1億円以上が使われたのです。もちろん税金です。

実際のダーラム報告書(pdf)

FBIは認める声明

ダーラム特別検察官の最終報告を受け、FBIは不手際を認める声明を出しました。

ダーラム特別検察官が調査した2016年と2017年の行為は、現在のFBI指導部がすでに数十の是正措置を実施した理由になっています。

それらの改革が2016年に実施されていれば、報告書で確認された誤捜査は防げたかもしれません。

この報告書は、FBIがアメリカ国民に相応しく、当然期待する厳格さ、客観性、プロフェッショナリズムをもって仕事をし続けることの重要性を補強しています。

・・・ものはいいようですね。現在のFBIは是正されているとでもいいたいのでしょうか。

いずれにしてもFBIは、ダーラム氏の報告書で明らかになった疑わしい行為は、前の指導部の下で発生したものであり、クロスファイアハリケーンの調査を監督するすべての上級幹部は、解雇、辞職、退職の結果、FBIを去っていると述べました。

辞めればいいってもんでもないと思いますが、関わったすべての上級幹部が辞めるというのは、この問題が尋常じゃないものだということです。

トランプがコメント

ダーラム特別検察官の最終報告を受け、トランプ氏がFOXニュースにコメントしました。

「私は、そしてもっと重要なことは、アメリカ国民は、民主党が始めた(=コミーが始めた)この長期にわたる反逆的な茶番劇の犠牲者である。」

そらそうですね、大ウソに大量の税金が使われたわけですから。

ちなみにコミーとは、当時のFBI長官だったジェームズ・コミー氏の事です。コミー氏はトランプ大統領によって解任されました。

我々の国をこんな目に遭わせたことには、重い代償が必要だ。

ジョン・ダーラムは非常に徹底した調査官であるため、この報告書は長い時間を要した。しかし結果は明白であり、正義という面では絶対的な大惨事である。

彼らが行ったことの国家安全保障上の意味は非常に重大だ。巨大で非常に危険なデマであることが判明した。

FBIは司法機関として成り立っていない

FBIが認めているので事実でしょうが、この報告はどう見てもFBIや民主党(ヒラリー陣営)を擁護する余地はありません。

個人的には、FBIはもうアメリカ国家の司法機関として正常に機能しているとは思えません。

そもそもロシアゲート自体がでっち上げだったことはすでに証明されていましたが、その後のFBI捜査がこれだけ腐敗していたというのは予想していたものの、実際に公表されたことの意味は大きいと思います。

現在でもFBIは、怪しいバイデンファミリーの海外送金をスルーしていたり、あれだけ証拠の出ているハンター・バイデン氏を未だに起訴していなかったり、バイデンの機密文書持ち出しにも何もしなかったり、一方でトランプ氏に対しては不当で強引な捜査をゴリ押しするなど、あまりに政治的に偏りすぎていて、法に対して公正な姿勢を持っているとはまったくもって言い難い。

まるでどこかの独裁国家です。

ダーラム特別検察官は裁判では、左派による裁判によって負けましたが、この最終報告書で最後のカウンターパンチをかませたかもしれません。

トランプ氏は大統領時代、最後の最後までダーラム報告を待っていたんですよね。しかしそれは間に合わなかった。ようやく今になって出てきました。

藤島ジュリー景子社長がコメントしたジャニーズ事務所の件もそうですが、水瓶座時代到来の音が聞こえています。

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