ワシントンポストに異議申す
昨日このブログで、ワシントンポストのスクープを書きました。
ワシントンポストは11月10日、2022年9月に起こったノルドストリーム・パイプライン爆破工作に、ウクライナ軍の幹部が関わっていたとする情報をスクープしました。
しかしこのスクープが出た直後、フリーのジャーナリストのジョーダン・サザー氏が「この説はおかしい」とする反論をSNSに投稿しました。
サザー氏によると、この工作に関わったとされるウクライナ軍のロマン・チェルヴィンスキー大佐は、事件同時は軍から脱走していたはずで、軍の命令を実行することなど出来なかったのでは、との疑問を呈しました。
The Washington Post released a report yesterday claiming a former commander of a Ukrainian special forces unit, Roman Chervinsky, along with a six man team, were responsible for the Nordstream pipeline explosion in Sept 2022.https://t.co/mf2DwgYfXg
Some problems with this.
In…
— Jordan Sather (@Jordan_Sather_) November 12, 2023
タイムラインが合わない
これにはいくつかの問題がある。
2023年4月、ウクライナの通信社は、チェルヴィンスキーが職権乱用の容疑でウクライナ国家保安局の調査を受けていると報じた。彼は8ヶ月間、軍から脱走していたという。
https://en.interfax.com.ua/news/general/905449.html
彼はその後、2023年4月に逮捕された。
https://corruption.com.ua/intelligence-officer-roman-chervinsky-in-prison/
ワシントンポストは、チェルヴィンスキーはノルドストリーム・パイプラインを爆破するよう上層部から命令されて行動していたと主張した。
なぜ、捜査中であり、軍から離脱した役人にそのような仕事をさせるのだろうか?
ワシントンポストはチェルヴィンスキーをノルドストリーム爆発事件の犯人に仕立て上げ、おそらくCIAの指紋を隠蔽しようとしているようだ。
ワシントンポストは関係者の話として、チェルヴィンスキー氏は「軍から命令された」と言っているが、2023年4月に逮捕されており、インターファクスによれば逮捕の8ヶ月前から脱走しており、つまりノルドストリーム爆破の2022年9月には「軍には存在していなかった」ということです。
しかも彼はウクライナ国家保安局(SBU)から刑事起訴されていた。
そんな人物が、軍の命令に従ったというのは辻褄が合わない、と述べています。
このあと、ワシントンポストは何か反論記事を出すのか、それとも無視するのか注目です。
やはりパイプライン爆破の犯人は米国バイデン政権なのか?
その上でチェルヴィンスキー氏はスケープゴートにされ、犯人として仕立てられることによって”本当の真犯人”を隠蔽するつもりだろうと書いている。
そしてサザー氏によれば、その真犯人こそ=CIAつまり「米国」だという。
これは昨日も取り上げた、シーモア・ハーシュ氏の説と一致します。↓
ハーシュ氏の説によれば、パイプライン爆破はジョー・バイデン大統領が指示し、米海軍・CIA・ノルウェー海軍が実行したというものでした。しかも作戦のディテールが実に詳細に書かれています。創作だとしても、ここまで細かく書けるのかというほど具体的な内容です。
またそれにはバイデン大統領の過去発言にも裏付けがありました。(後述)
しかしハーシュ氏がこの説を書いた時、国務省は即座に否定しました。
「まったくもってナンセンスであり、客観的なレンズを通して見る者なら誰もが手放しで否定するものだ」↓
State Dept. Denies Latest Allegations that US Government Blew up Nord Stream
Sy Hersh charges the US military was behind the explosion. Ned Price dismisses claims despite US government statements. Says administration abides by WPR:
Full video:https://t.co/1B7IQnPUXQ
Clip: pic.twitter.com/hy8JnzZzxQ
— Sam Husseini (@samhusseini) February 9, 2023
それどころか、このとき左派メディアのニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストは、ハーシュ氏のパイプライン疑惑に関する記事を一言も掲載せず、無視しました。
「どちらの新聞も、現時点ではパイプラインの記事については一言も掲載しておらず、ホワイトハウスが私の報道を否定したことを引用することさえない。同様に、ロシアと中国の政府高官によるパイプラインに関する全面的な調査の要請も、アメリカのメディアは無視している。」とハーシュ氏は述べています。
もちろん何か意図があっての事でしょうけど。
シーモア・ハーシュ氏の見立て
ハーシュ氏は元ニューヨークタイムズの記者で、1969年にベトナム戦争における米軍の「ミライ族大虐殺」を報じ、ピューリッツァー賞を受賞しました。この頃のニューヨークタイムズは、権力に屈しないというメディアとしての気概があったといえるかもしれない。
そしてハーシュ氏は、米軍の陰謀と隠蔽を告発する事を厭わない、ジャーナリスト魂を持つ人物である可能性が高い。また長年のベテランとして、それなりの人脈と情報源を持っているのではないか。
ハーシュ氏はパイプライン爆破について、続報を書いています。
「バイデン政権はパイプラインを爆破したが、この行動はウクライナでの戦争に勝ったり、戦争を止めたりすることとはほとんど関係がなかった。」
「それは、ドイツが揺らいでロシアのガスの流れに逆らってしまうのではないか、経済的な理由からドイツ、そしてNATOが、ロシアとその広範で安価な天然資源の支配下に落ちてしまうのではないかというホワイトハウスの懸念から生じたものだった。こうして、アメリカが西ヨーロッパにおける長年の優位性を失うという究極の恐怖が生まれたのである。」
「ドイツは知っていた」
また2022年1月27日、ビクトリア・ヌーランド国務次官は「プーチンがウクライナに侵攻すれば、ノルトストリーム2は、いずれにせよ前進しない」と強く警告した一方で、「ドイツの同盟国とは非常に強く明確な対話を続けている」と述べているという。
さらに2022年2月7日、ドイツのオラフ・ショルツ首相がワシントンを訪問した際、ジョー・バイデンは「もしロシアが侵攻すれば、ノルドストリーム2はなくなる」「我々はそれを終わらせる」と警告しました。
このときショルツ首相はバイデンの発言に動じる様子はなく「我々は共に行動している。我々は絶対に団結しており、異なる措置を取るつもりはない。我々は同じステップを踏み、ロシアにとって非常に厳しいものになるだろう」と語ったという。
そしてハーシュ氏は、
「(パイプライン)攻撃を計画していたCIAチームにとって、これはドイツのオラフ・ショルツ首相が”パイプライン破壊の秘密計画を完全に認識していた”ことを示すものであった。」
ウクライナを取り巻く煙
私は昨日の記事で、ワシントンポストは「他の同類メディアとともに左翼イデオロギーを推進することに躍起だ」と書きました。
今回の記事も、その上塗りをしただけだったのでしょうか。
そしてもう一つ、相変わらずウクライナは胡散臭いということです。もちろん「ウクライナ=悪者」と言ってるわけではありませんが、少なくとも疑わしい。
そのウクライナの疑わしさは、今年に入って国防大臣が汚職で解任され、そのすぐ後に国防副大臣が6人も解任されたことからもわかります。しかしゼレンスキー大統領は、支援金の汚職じゃないと言い張っている。なぜなら支援を打ち切られたくないからでは?
そして最近では、軍トップのザルジニー司令官の補佐官チャスチャコフ少佐が、誕生日プレゼントの手榴弾で死亡している。この真偽は不明ですが暗殺の噂がある。
ウクライナと米国の関係
ロシア/ウクライナ戦争が始まった時、メディアや欧米はやたらとロシアを悪者に仕立て上げ、ウクライナを「全面被害者」扱いして擁護しました。ウクライナを擁護するのは理由がある。
というのも、以前書いたように、歴史を見ればウクライナに関わってきたのは米国であり、オバマ/バイデン政権でした。彼らはウクライナを親ロシアから反ロシアに変えるためのクーデター(マイダン革命)を画策した。
そして何よりウクライナには、米国がジャブジャブ金をつぎ込んで作った生物学研究所が、数十カ所もある。
これを働きかけたのは当時まだ上院議員だったバラク・オバマです。これもワシントンポストが報じています。↓
U.S. to Aid Ukraine in Countering Bioweapons /Washington Post
ロシアはその生物学研究所を抑え、内部文書を公開した。そして米国も認めた。
いったいなんのためのウィルス研究所なのか。その目的は?
パンデミックとは関係ないのか?
メディアの影響
まあこういうのはちょっと調べればわかることですが(G検索じゃムリかもしれないけど)、みんなは主流メディアを信用して扇動されてしまうんですね。そしてそれを後押しするヤフコメなどのネット支援隊の人たちがいる。
それは「メディアは正しいことを報じている」という幻想があるからです。
そして大手検索エンジンは、政府や左派イデオロギーに反する記事を検閲し、検索結果から排除した。そういうアルゴリズムを組んでいる可能性がある。当ブログの記事などもアクセス解析を見れば明らかです。
そうやって反対意見を目に触れさせないようにしてきた。
しかしメディアはもう信用できないことを念頭に入れておかなければならない。かつてのアベ忖度メディアは信用できましたか?
山羊座時代のまっただ中では、主流メディアだけが重宝され、週刊誌や小規模な独立系メディアはバカにされた。「どうせ週刊誌だろ」「○○の記事かよ」などとレッテルを貼って上から目線だった。
それは山羊座の性質だからで、しかしその時代はもう終わりが近づいている。
おそらく次の水瓶座時代は独立系メディアや個人ジャーナリストが台頭する時代です。すでにYoutubeなどでその兆候は見られ始めています。
ジョージ・フロイドの死因は窒息じゃなかった
そういえば最近になって、BLM運動の元となったジョージ・フロイドの死因が書かれた裁判文書が公開されたのはご存じでしょうか。
白人警官デレク・ショービンにクビを膝で押さえつけられ「息ができない」と言って亡くなったあのジョージ・フロイドです。
この死により全米各地で「黒人の命は大切だー」とBLMの暴動が起こり、暴れ放題してショップは強奪され、街は破壊され、あちこちに火が放たれました。特にシアトルやポートランドなど極左の街はひどかった。
これを後押ししたのは民主党であり、主流メディアでした。CNNなどは大活躍だった。今じゃCNNは凋落がひどいけど。
しかしこのたび公開された裁判文書によると、フロイドの死因は「窒息」でも「絞殺」でもなかったことが明らかになっている。
実際の死因は、薬物使用と致死濃度のフェンタニルを含む要因が大きく寄与しており、フロイドの死は殺人ではなく「不注意による過剰摂取」に改められていたのです。
主流メディアはこれを報じたのか。
「デレク・ショービンはジョージ・フロイドを殺していない」↓
Derek Chauvin did not murder George Floyd pic.twitter.com/aZj4yDrfuG
— Jack Poso 🇺🇸 (@JackPosobiec) October 20, 2023
嘘と詐欺
私は過去にこのブログで「山羊座の冥王星と魚座の海王星がずっと60度」だと書いています。この意味を知っているのと知らないのでは、違いが出てきます。
もしその理解があれば、メディアを鵜呑みにすることもなかったかもしれない。
さらに詐欺などに遭いにくいかもしれない。「頂き女子りりちゃん」には引っかからなかったかもしれないし、ビッグモーターにも引っかからなかったかもしれない。
だから「情報のアンテナを磨け(=真実を見る目を持て)」と言ってきたのです。情報が嘘とイデオロギーにまみれているからです。
それを作ったのは山羊座時代です。
昔ながらの占星術の理解にはこういうものがあります→「山羊座はおとなしい」
・・・え?どこが?
だって活動サインですよね?
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