イーロン・マスクがディズニー社を買収するのか?――とウワサが流れてる件

イーロン・マスク/Courtesy Photo, Public domain, via Wikimedia Commons

女優ジーナ・カラーノがディズニーを提訴

いよいよ連邦最高裁でトランプ氏の投票資格について現地2月8日に口頭弁論が行われます。以前から書いているように憲法修正第14条3項が焦点になり、これが大統領候補に用いられるかどうか史上初のケースとなる。どうなるか。

さて「ディズニー+(プラス)」で配信されている『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品『マンダロリアン』に出演していた女優のジーナ・カラーノ氏が、製作したルーカスフィルムの親会社であるディズニーを訴えると発表しました。

ディズニーは2021年に、「ジーナ・カラーノは現在ルーカスフィルムに雇用されておらず、今後雇用される予定もない。とはいえ、文化的・宗教的アイデンティティに基づいて人々を中傷する彼女のSNSへの投稿は、忌まわしく、容認できない」として、カラーノ氏を解雇していました。

イーロン・マスクのバックアップ

これについてカラーノ氏は以下のように反論した。

「私の言葉は一貫してねじ曲げられ、私をオルト右翼の過激派として悪者にし、人間性を失わせた。それは私を黙らせ、破壊し、見せしめにすることを目的としたいじめによる中傷キャンペーンだった。」

そして今回の提訴についてはこう書いています。

「驚いたことに、数カ月前、X(旧ツイッター)に雇われた弁護士からメールが届いた。この数カ月、私が集められる限りの情報を送った結果、今の弁護士とXは私のケースを心から信じ、前進していることがわかった。」

つまり、この訴訟にイーロン・マスク氏とX社がバックアップをしていることが分かっています。

イーロンはディズニーにケンカを売っている

マスク氏は2023年6月に、Xへの投稿や「いいね」が原因で雇用主から不当な扱いを受けた場合、「無制限で訴訟費用を提供する」と申し出ていました。

今回のカラーノ氏のケースはこれに該当するものと思われます。

さらにマスク氏は「ディズニーに対する訴訟に参加されたい方はお知らせください」と、ディズニーから排除されたりイジメに遭った人を募っています。

完全にディズニーと真っ向から対立の様相を呈しています。

イーロンとディズニーの因縁

マスク氏のディズニーに対する反感は昨日今日のことではありません。

ディズニーは以前、マスク氏の反ユダヤ疑惑をきっかけに、2023年11月にツイッターXへの広告を停止しています。

その後のイベントでマスク氏は、ディズニーのボブ・アイガーCEOを名指して「クソ食らえ」といい、「広告を出してほしくない」と発言しました。↓

イーロン・マスク、ボイコットした広告主に「クソ食らえ」発言――その先にある計画とは

2023年12月2日

この「クソ食らえ」発言で、SNS上ではディズニー+の解約報告が相次ぎました。

また最近報じられたところによると、ディズニー+は130万人の解約者が出たという。というのもディズニー+は2023年10月よりサブスク料を10.99ドル→13.99ドルに値上げしており、その影響もあると思われます。

イーロンの謎の行動

最近マスク氏は、ロサンゼルスで行われた小規模なインディーズ映画『Lola』のプレミアに突然現れています。

このような小規模映画のプレミアに、世界の億万長者であり多忙なはずのマスク氏が登場すること自体が異例であり、なぜこんなところに?と疑問の声が上がったようです。

何か理由があるのか?

上の写真で、マスク氏の右にいる白い服の女性が『Lola』に出演する女優ニコラ・ペルツ氏で、左側のメガネをかけた白髪の男性は、その父親のネルソン・ペルツ氏だという。

実はこのネルソン・ペルツ氏がキーマンかもしれない。

レポーターからこのプレミアに参加した理由を聞かれたマスク氏は、以下のように答えています。「ただ友人たちと一緒にいて、買収する会社のことを考えているんだ」↓

ネルソン・ペルツという人物

ネルソン・ペルツ氏は「トライアン・パートナーズ」という投資会社の創業者です。

他にファーストフードのウェンディーズ、総合企業シスコ、マディソン・スクエア・ガーデンなどの非常勤会長も務めている億万長者だそう。

なんでもトライアン社のビジネスモデルは、破綻した企業に入り込んで再生させるのが得意らしく、その手の事業ではかなりの成功を収めているとのこと。

ペルツ氏とトライアン社は、約30億ドル相当のディズニー社の株を取得しています。そのほとんどが元マーベルCEOのアイク・パールマター氏から譲り受けたものだという。ディズニーは方針の違いからパールマター氏を排除しようとした。

そして当ブログで書いてきたように、ディズニー社は昨年フロリダ州とケンカをした結果、株価が急落し7,000人とも言われる人員削減をしました。

トライアン社は経営難に陥っているディズニー経営に加わって、テコ入れをしようとしている。

ロイターによると、彼らは少なくともディズニー取締役会の3議席を求める計画を推進しているという。


ディズニーが人員削減を開始、雇用の凍結、出張制限なども――Woke企業の落日

2022年11月13日

ペルツ氏と手を組むのか

いずれにしても現在ディズニーの時価総額は約1,800億ドルと言われており、ツイッター社を買収した時の440億ドルとは比較になりません。

ただマスク氏が、何らかの形でディズニーに反撃しようとしているのは提訴の件からも明らかでしょう。

さらにマスク氏はディズニーのDEI戦略について非難しています。

「匿名の情報源から、ディズニーのこんなものが送られてきた。これは強制的で、制度化された人種差別と性差別だ!」↓

ディズニーは作品にDEIを持ち込んだことで、ファン離れが進んだのは言うまでもありません。

そしてマスク氏が、ディズニーの取締役会に食い込もうとしているペルツ氏と手を組むことで、さらに対立を助長させる可能性はあるかもしれない。

そんな中でマスク氏がディズニー買収か?という憶測が出てきたという話。

今後どのような展開になるのか分かりませんが、ディズニーの株主総会は4月3日に予定されているという。


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