水原一平氏が解雇
これまでほぼノースキャンダルだった大谷選手に、大きな報道が出ました。
さすがスポーツ選手の契約世界一とあって、スポーツ紙・一般紙問わずこぞってメディアが取り上げてます。
まずスポーツメディアのESPNが、大谷選手の専属通訳である水原一平氏が”巨額窃盗疑惑で解雇”されたと報じました。
水原氏は南カリフォルニアのブックメーカーにギャンブルの借金を作っており、大谷選手の銀行口座からそのブックメーカーに送金されていたという。当初大谷選手の広報担当者は、水原氏のギャンブルによる借金を肩代わりするためにお金を振り込んだと語っていた。
米国では38州でスポーツベッティングは合法だというが、カリフォルニア州は違法だそう。水原氏はサッカー、NBA、NFL、カレッジフットボールに賭けていたといい、MLBで禁止されている野球には賭けなかったとのこと。
これについてESPNは19日火曜日に水原氏にインタビューを行っています。
「明らかに、彼(大谷)は不満だったようで、二度とこんなことがないように助けてくれると言ってくれました」と水原は言った。「彼は僕のために借りを返してくれることにした。」
「翔平は賭け事にはまったく関与していない。これが違法だとは知らなかったことを知ってほしい。私は厳しい方法で教訓を得た。二度とスポーツベッティングはやらない」
https://www.espn.com/mlb/story/_/id/39768770/dodgers-shohei-ohtani-interpreter-fired-theft
と述べていた。
The Los Angeles Dodgers interpreter for Shohei Ohtani was fired Wednesday afternoon after questions surrounding at least $4.5 million in wire transfers sent from Ohtani's bank account to a bookmaking operation set off a series of events.https://t.co/e05p48sbuy
— ESPN (@espn) March 20, 2024
翌日、主張を一転
しかし水原氏は翌20日水曜日の午後になって「大谷がギャンブルで借金をしたことは知らなかったし、大谷はブックメーカーの仲間に金を振り込んでいなかった」と語り、主張を変えています。
ESPNは銀行情報を確認し、9月と10月に50万ドルづつの支払いに大谷選手の名前があることを確認したとのこと。
その後ロサンゼルス・タイムズなどが、水原氏が「大谷選手の資金を大量に盗んだ」として告発したと伝えました。
ウェストハリウッドの法律事務所バーク・ブレットラーは声明の中で、”最近のメディアからの問い合わせに対応する過程で、翔平が大規模な窃盗の被害に遭っていることが判明し、当局に問題を引き渡している”と述べた。
https://www.latimes.com/california/story/2024-03-20/gambling-story
Representatives of Dodgers two-way star Shohei Ohtani on Wednesday accused his interpreter of engaging in a “massive theft” of the player’s funds to place bets with an allegedly illegal bookmaker who is the target of a federal investigation.
Read more: https://t.co/wX8yazPFAN pic.twitter.com/ybPwNG9sTI
— Los Angeles Times (@latimes) March 20, 2024
直接送金した事が仇に
この水原氏の主張の変化について、最初は正直に述べたが、それだと大谷選手にとって法的にまずいということになり、ストーリーを変えたのだろうとさまざまな人が推測しています。
だとすればおそらく相談を受けた大谷選手は、しょうがねえなあって感じで男気で助け船を出したと考えられます。
しかし自分の名前の口座から直接送金したのはまずかった。
水原氏は19日火曜の段階で、大谷選手が自分のコンピューターにログインし、水原の見ている下で数ヶ月にわたって分割して電信送金をしたと述べていた。
なぜ大谷はボーウィーの仲間に直接金を払わず、彼に金を渡さなかったのかと尋ねられた水原は、大谷は彼に金を任せていなかったと答えた。
「彼は私にギャンブルをさせたくなかったのです」と水原は言った。
ESPNより
つまり水原氏を信用せずに自分で手続きしたということでしょうが、これが記録を残すことになってしまった。今にして思えば専門家に相談するべきだったかもしれない。
水原氏の転落プロセス
ESPNによるとブックメーカーのマシュー・ボウヤーの活動は、ラスベガスでの広範なマネーロンダリングと違法賭博事件を扱う連邦検事局によって捜査されているとのこと。
ボウヤーの自宅は10月に連邦当局の家宅捜索を受け、現金、カジノチップ、銀行書類、金勘定機、複数のコンピューター、ポータブル記憶装置、携帯電話、ブランド品などを押収されているという。
水原一平氏は2021年にサンディエゴのポーカーゲームでボウヤーと知り合い、その年の後半から信用取引で賭け始めたとのこと。
その後2022年末までに損失が100万ドル以上に達し、そこから膨らんでいったという。複数の情報によれば、損失は少なくとも450万ドルに膨れ上がっていたと報じています。
水原氏はギャンブルは一度も勝ったことがなく苦手だといい、「自分で墓穴を掘ってしまい、それがどんどん大きくなって、そこから抜け出すためにはもっと大きく賭けなければならなくなり、負け続けてしまった。雪だるま式にだ。」と述べた。
このパターンはギャンブルで身を潰す人の典型でしょう。
なお年俸は30万~50万ドルだと認めているらしいので、普通のサラリーマンでは稼げないほどの収入をみすみすギャンブルで棒に振ったことになる。
それよりもスキャンダルに巻き込まれた家族や周囲の思いはいかばかりか。下手すれば日本国民から白い目で見られる可能性もあるのでは。
大谷選手のホロスコープの暗示
しかし心配なのは、大谷選手が法的に追求されないかということです。
せっかくメジャーリーグが開幕したばかりだというのに、思わぬ水を差されることになった。
これについては今後の情報を見ていくしかありませんが、The Athleticによれば現在大谷選手は法的追求を受けていないと報じています。
ただ大谷選手のホロスコープには、お金のアクシデントや人間関係のトラブルが暗示されている。
おそらく公私ともにいいパートナーだった水原一平氏との関係がこのように強制シャットダウンされてしまったのは、ホロスコープ通りと言えるのでは。
もちろん原因を作ったのは水原氏なのは言うまでもありませんが、大谷選手はそういうのに巻き込まれる暗示がありました。
までもめげずに頑張ってほしいものです。
https://theathletic.com/5357619/2024/03/20/shohei-ohtani-translator-theft-gambling/
The LA Dodgers have fired Ippei Mizuhara, Shohei Ohtani's interpreter, after Ohtani’s representatives accused Mizuhara of engaging in a “massive theft” using the player’s money to place bets with an allegedly illegal bookmaker under federal investigation.https://t.co/isArW1Y2Kk
— The Athletic (@TheAthletic) March 20, 2024
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