テッド・クルーズ上院議員、立ち上がる
いよいよ1月6日の選挙人投票開票日が迫る中、共和党の大物テッド・クルーズ上院議員が異議申し立てのために立ち上がったみたいだ。
11 Senate Republicans say they will object to Electoral College results on Wednesday https://t.co/5yvMpCLf7u pic.twitter.com/vx2qnJ95RK
— The Hill (@thehill) January 3, 2021
クルーズ議員を含む11名の共和党上院議員が、1月6日の上下院合同会議で行われる選挙人投票の結果に、反対票を投じると発表した。
テッド・クルーズ(テキサス州)、ロン・ジョンソン(ウィスコンシン州)、ジェームズ・ランクフォード(オクラホマ州)、スティーブ・デインズ(モンタナ州)、ジョン・ケネディ(ルイジアナ州)、 マーシャ・ブラックバーン(テネシー州)、マイク・ブラウン(インディアナ州)※新たに上院議員選出=シンシア・ルミス (ワイオミング州)、ロジャー・マーシャル(カンザス州)、ビル・ハーガティ(テネシー州)、トミー・タベルヴィル(アラバマ州)
この他にも先に宣言したジョシュ・ハウリー上院議員(ミズーリ州)がいる。
また下院議員は100名以上が異議申し立てに参加すると見られているし、トランプ陣営はこれまで出していなかった爆弾証拠をブチ込むと言っているので、どんな展開が待っているのか。
声明を発表
クルーズ議員は2016年大統領予備選で、トランプ氏らと共和党候補を争った実力者。
記憶に新しいところでは昨年、FB・Twitter・Googleの各CEOを呼んで行われたセクション230の公聴会で、ドーシーCEOらをガンガン責めたのがこの人。大学時代はディベート大会で全米チャンピオンになった筋金入りで、よく将来の大統領候補に名前が挙がる一人。
クルーズ議員は声明の中で
「アメリカは共和国であり、そのリーダーは民主的な選挙で選出される。同様に、これらの選挙は、憲法・連邦法および州法に従わなければならない。」
「2020年の選挙は、2016年の選挙と同様に激戦となり、多くのスイングステートでは僅かな差で決まった。しかし2020年の選挙では、有権者の不正・選挙法の違反や取り締まりの緩さ・その他の投票の不正行為など、前例のない申し立てが行われた。」
「理想的には、裁判所が証拠を見聞し、これらの深刻な選挙不正の主張を解決することができるだろう。最高裁はニ度、その機会があったが、二度とも却下した。」
「1月6日は、2020年の選挙結果を承認するかどうかの投票が議会に義務付けられている。この投票は、複数のゆゆしき投票者不正の申し立てを検討し、強制的に解決する唯一の憲法上の権限である。」
(※クルーズ議員のFacebookより抜粋)
我々は1月6日の投票で拒否するつもりだ
またクルーズ議員は1969年、2001年、2005年、2017年に民主党議員が意義を申し立てた前例を挙げ、そのうち1969年と2005年には両院の投票が行われたことに言及。
さらに1877年ヘイズ対チルデン大統領選で3つの州で不正疑惑があり、最終的に上院議員5名・下院議員5名・最高裁判事5名の選挙管理委員会が任命され、解決した例を挙げ、
「我々はその前例に従うべきだ。すなわち、議会はすみやかに選挙管理委員会を任命し、完全な調査と事実検証の権限を与え、争点となっている州の選挙結果について10日間の緊急監査をおこなうべきだ。」
「ゆえに10日間の緊急監査が完了しない限り、紛争中の州の選挙人について『正式に決定したものではない』『合法的なものではない』として、我々は1月6日の投票で拒否するつもりだ。」
「これは議会にかけるべき問題であり、我々に託されている。我々はこの行動を軽々しく行うわけではない。民主的なプロセスを妨害するわけではなく、むしろ我々はそれを守るためにやるのだ。」
「憲法に基づいて合法的に選挙が行われたことを確認し、民主主義の信頼を回復するために、我々全員が協力し、できる限りのことを行う必要がある。」
付随情報
さらに1月6日に議長を務めるペンス副大統領が、これらの議員の異議申し立てを歓迎してると伝えられているね。ただ本人の言葉は今のところないみたいだが。
また梅さんが大統領就任パレードをキャンセルしたとの情報も出ている。一応スクープとして伝えられているが、一方で疫病対策のためとの説もあるようで、情報が錯綜している。
ただ梅さんはウクライナ疑惑が表に出ちゃったので、大統領になったとしてもその後追求が待っているのでは?。
さまざまな話が
それといま、過去の不穏な情報がいろいろ流れていて、これってひょっとしてバー前司法長官が辞任して、機密情報アクセス権が他に開示されたことが原因しているのかな。
中でもFBIが4年間も沈黙していたセス・リッチ氏の殺害事件を、実は調査していたこと、リッチ氏のノートPCをFBIが確保していることなどが暴露されている。この件のFBIの調査書類は2万ページに上るという。これって当然ヒラリーメール絡みだろうが、久々に○○スタの名前が見られちゃったりするのかな。
またイギリスで起訴されているウィキリークスのジュリアン・アサンジ氏の身柄が、1月4日にアメリカに引き渡されるかどうか判断されるという。
これでもし引き渡しが決定したら、実にタイミングがバッチリというか、トランプ大統領がウルトラCで恩赦でも与えようものなら、どんな展開になるのか興味深い。
最後に
ともかく我々はいま、歴史の1ページに直面していると言っても過言ではないと思う。
また個人的にだけど、今回どちらに大統領が決定しようが、そのまますんなり決着するとは思えない。どっちが勝ったにしても紛糾するのは間違いなさそうなので。
もちろん間違いなく抗議活動が起こるだろうし、最悪アメリカの分断が進むかもしれないし。
それと忘れられかけているが、ラトクリフ国家情報長官のレポートがまだ発表されておらず、大統領令の行方がどうなるのか。
前から言ってるアメリカ変革はここから始まっていくので、長い道のりになるのでは。
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